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特集1
広がる教室 深まる学びやまぐちスマートスクール構想 推進中
近年、児童生徒1人1台のタブレット端末や電子黒板・無線LAN環境などICT(情報通信技術)を活用した、新しい学習のスタイルが普及しつつあります。
県では、教育におけるICTの活用を進めるため、「やまぐちスマートスクール構想」を策定し、子どもたちの可能性を広げる学校づくりを推進しています。
ICTでできること
●さまざまな情報を収集・整理・分析・蓄積などができる
●距離・時間に関わりなく情報をやり取りすることができる など
やまぐちスマートスクール構想
令和2年度に全国に先駆けて全ての県立学校に1人1台タブレット端末などのICT環境を整備しました。
これまでの教育活動にこうしたICT環境を取り入れることで、個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実させます。
子どもたち一人一人が自分の良さや可能性を認識し、多様な人々と協働しながらさまざまな社会の変化を乗り越え、主体的に未来を切り開いていく力の育成を目指します。
取り組みの紹介やまぐちスマートスクール構想の実現に向けて、三つの視点の学校づくりを推進しています。
1
一人ひとりに合った学びで力を引き出す学校!
児童生徒一人一人の教育的ニーズや理解度・習熟度に応じた個別最適な学習やきめ細かな指導、多様な意見に触れる協働的な学習を充実させます。
デジタル人材の育成
- ICTの活用促進やスキル向上などを図るため、優れたICT活用アイデアや、アート、プログラミングの技術などを競うコンテストを開催
- デジタル人材を育成するため、データ分析やAIの基礎を学ぶ「高校生データサイエンティスト育成講座」を開催
統合型校務支援システムの導入
- 児童生徒の状況を適切に把握して指導に生かすため、出欠管理や成績処理などのデータを一元管理できる統合型校務支援システムを、県立高校に続き特別支援学校などにも導入予定
2
海外・地域・他校とつながる学校!
ICTを活用して、海外の学校などとの交流や全県合同の課外授業などの推進により、新たな学びの機会を創出します。
新たな学びの機会の創出
- 英語のコミュニケーション能力の向上などを図るため、海外との遠隔授業を実施
- ハイレベルな知識・技能を育成するため、全県合同の課外授業を実施
3
安心・安全で一人ひとりを大切にする学校!
障害や入院などで通学できない児童生徒の学びや、不登校などに係る相談・カウンセリングをオンラインで実施できる体制を整備します。
オンライン授業の実施
- 障害や疾病などにより通学が困難な児童生徒に遠隔授業による学びの機会を設けるため、分身ロボット(OriHime(おりひめ))などを活用
\教員・児童生徒の声/ 1人1台タブレット端末を使うことで良くなったことは?
教員
- 生徒自身が主体的に課題に取り組み、自分で問題解決しようと探究する姿勢を培うことができる。
- 人前で話すことが苦手な生徒も自分の意見を発信しやすくなる。
- 生徒同士で教え合う機会が増えたため、生徒間のコミュニケーションが促進された。
児童生徒
- わからないこと・知りたいことがすぐに調べられ、いろいろな情報を得ることができる。
- 配信された学習資料を何度も確認することができるため、復習がしやすい。
- 楽しく自分で学ぶことができるため、積極的に学習できる。
今後の展望
ICTの活用がより一層進むことで、児童生徒の「学び方」だけではなく、教職員の「教え方」「働き方」の改革も進みます。
県では、これまで蓄積してきた学校現場の教育実践とICTなどの最先端の技術を最適に組み合わせて、新たな時代を見据えた教育の充実に取り組みます。
出展作品を募集しています!
《期間》 11月1日(火曜日)から12月4日(日曜日)まで