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消費生活相談・未公開株の勧誘に注意

ページ番号:0014582 更新日:2021年11月1日更新

相談

 某企業の未公開株が近々上場するので、必ず儲かるから購入しないかと電話で再三勧誘を受ける。大丈夫だろうか。

ポイント

 未公開株とは、証券取引所や店頭に上場されていない株のことをいいます。上場直後の株は、初値が公募・売出価格を大きく上回る場合もあることから、個人投資家を中心に人気が出ていますが、株式上場の予定がない企業の株式を詐欺まがいの勧誘で販売する事業者もあります。

 未公開株は、譲渡制限がある場合が多く、一般に株券が出回ることはほとんどありません。この譲渡制限のある株を取得しても、当該未公開会社の取締役会で承認されない限り名義変更をすることはできず、株主とは認められません。

対処方法

 未公開株を営業として販売することができるのは、未公開株の発行会社か、証券業の登録を受けた証券会社(金融庁のホームページで確認することができます)に限られています。勧誘を受けた場合は、購入を検討する前に、これらの事実を電話やホームページで必ず確認しましょう。

 仮に上場決定されていたとしても、株価等はさまざまな要因により変動するものですので、将来の動きを正確に予測することは不可能です。このため、「上場間近で、値上がり確実」といった説明をうのみにして未公開株を購入することは非常に危険です。うまい話に惑わされず、慎重に判断しましょう。

 少しでも不審な点があったり、取引内容が理解できないときは、きっぱり断ることが何より大切です。

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