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次代を担う子どもの文化芸術体験事業(巡回公演事業)
平成25年度
実施団体
京都フィルハーモニー室内合奏団
アーツ・カンパニー
東京演劇アンサンブル
人形劇団むすび座
江戸糸あやつり人形 結城座
東京演劇集団 風
大蔵流 千五郎家 茂山狂言会
志多ら
舞踊集団 菊の会
実施学校
・岩国市(・岩国市立小瀬小学校・岩国市立錦中学校・岩国市立岩国西中学校・岩国市立由宇中学校・岩国市立由宇小学校・岩国市立通津小学校・岩国市立修成小学校)
・柳井市(・柳井市立柳北小学校)
・周防大島町(・周防大島町立久賀中学校)
・周南市(・周南市立福川南小学校・周南市立大津島中学校・周南市立櫛浜小学校・周南市立岐山小学校・周南市立久米小学校・周南市立沼城小学校・周南市立桜木小学校・周南市立富田東小学校・周南市立勝間小学校)
・下松市(・下松市立米川小学校)
・光市(・光市立島田小学校)
・山口市(・山口市立陶小学校・山口市立秋穂小学校・山口市立大歳小学校・山口市立平川小学校・山口市立宮野中学校)
・防府市(・防府市立佐波中学校)
・美祢市(・美祢市立伊佐中学校・美祢市立厚保小学校・美祢市立下郷小学校)
・宇部市(・宇部市立万倉小学校)
・下関市(・下関市立一の宮小学校)
・長門市(・長門市立深川中学校・長門市立神田小学校)
・県立学校等(・県立豊浦総合支援学校・山口大学教育学部附属山口中学校)
京都フィルハーモニー室内合奏団(防府市立佐波中学校、岩国市立小瀬小学校、岩国市立錦中学校、周南市立福川南小学校)
感想
フルオーケストラの演奏を直接聴くことができて感動的でした。特に本校の校歌を演奏していただいたことはありがたかったです。ワークショップから当日の会場準備、撤去に渡る仕事ぶりも生徒の勉強になりました。
アーツ・カンパニー(県立豊浦総合支援学校、美祢市立厚保小学校、柳井市立柳北小学校)
感想
日頃なかなか観ることができない本格的な音楽劇(オペラ)を間近で観ることができ、出演した児童はもとより、観劇した児童・保護者・地域の方々も満足されていた。舞台装置や音楽、衣装や芝居も本格的で素晴らしい臨場感であった。また6年生だけであったが一緒に出演することができ、小学校生活のよい思い出となった。
東京演劇アンサンブル(長門市立深川中学校、周南市立大津島中学校、周南市立櫛浜小学校、長門市立神田小学校、山口大学教育学部附属山口中学校)
感想
ケンタウルス祭のうた、銀河鉄道のうた、ともに、音がとりづらい曲で、大きな声で歌うことが難しかったようだが、練習を重ねるうちに、自然に口ずさんでいる生徒を多く見かけるようになった。振り付けもあり、思春期の中学生にはハードルが高いかと思われたが、生徒なりに楽しんでいたように感じた。普段、体育の授業や部活動などで使用している体育館が本格的な舞台に様変わりしたことに驚きと興奮を覚え、また、舞台設営や撤収の様子も興味深く見ることができた。
人形劇団むすび座(下関市立一の宮小学校、美祢市立下郷小学校、岩国市立修成小学校、周南市立富田東小学校、山口市立陶小学校)
感想
人形劇という舞台を初めて鑑賞し、人形の動きにとても引きつけられた。また、会場全体を使った演出にあっという間の90分であった。このような舞台芸術をこれからも子どもたちに鑑賞させたいと心から思った。子どもたちは、優れた舞台芸術を鑑賞することで、一流の役者の声のすばらしさや使用する用具の精密さを知ることができ、この体験が学習発表会への意欲や発表の技能の上達につながるのではないかと考えている。
江戸糸あやつり人形 結城座(岩国市立岩国西中学校、山口市立秋穂小学校、周南市立岐山小学校、下松市立米川小学校)
感想
日本の伝統文化に直接ふれる経験は、児童に大変有意義であった。日頃経験することが少ない舞台芸術であるので大変よいきっかけとなった。ワークショップで実際に人形を操作することで関心が高まった。実際の公演では児童が引き込まれていったことが印象に残っている。代表児童が出演したことで、より関心が高まった。
東京演劇集団 風(山口市立平川小学校、美祢市立伊佐中学校、山口市立大歳小学校、岩国市立由宇中学校、岩国市立由宇小学校)
感想
生徒たちにとって本格的な舞台芸術にふれるまたとない機会となった。間近で見るプロの演技に感動するとともに、実際に舞台の上に立ち、一緒に出演するという参加型だったことで、自分たちも舞台を作っている一員だと実感することができた。特に卒業が迫っている3年生は、歌った歌詞に思いを重ね、忘れられない思い出になったようである。内容についても、生徒それぞれがそれぞれの見方で考えることができた。また、舞台セットや舞台裏、音響、照明といった、普段はふれることのできないものにもふれることができ、新しい目を開くきっかけにもなった。劇団の方々もたいへん親切であり、生徒達の求めに応じて見学させていただいたり、実際に機材を操作させてもらったり、裏方のスタッフの方に話をしていただいたりと、生徒にとってはとても満足できるものであった。我々教職員にとっても、参加をさせていただいたり、色々な話を伺うことができたりと、楽しい時間を過ごすことができた。
大蔵流 千五郎家 茂山狂言会(宇部市立万倉小学校、山口市立宮野中学校)
感想
地方では、鑑賞の機会が滅多にない公演を体験することができ、とてもありがたい。生徒たちは、日本の伝統文化に触れ、日本のよさを改めて知っただけでなく、こうした職業もあることを知ることができた。これは、キャリア教育においても視野を広げるよい機会になったと考える。全校生徒が笑う時間を共有できたことはとてもよかった。
志多ら(周南市立久米小学校、周防大島町立久賀中学校、周南市立勝間小学校)
感想
いろいろな太鼓や篠笛、尺八などの日本独特の楽器による多様な演奏を聴いたり、実際に太鼓をたたいたり踊ったりすることで、和楽器の響きや日本独特の曲調、息づかいといったものを体感することができた。
株式会社 舞踊集団 菊の会(岩国市立通津小学校、光市立島田小学校、周南市立沼城小学校、周南市立桜木小学校)
感想
児童の身のまわりに音楽があふれている昨今であるが、歌舞伎や狂言、神楽など、古くからの日本古来の音楽や踊りに接することは少ない。今回、そういった日本の伝統的な文化に触れることができ、児童は日本人としてのアイデンティティを強く感じたのではないか。西洋の音楽とはまた違う音階や節回し、太鼓の音や竹のささらの音色など、初めて聞くけれども、懐かしいような感じを受けたのではないかと思う。日本の各地域の伝統的な踊りも知ることもでき、たいへん良かった。