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教育長の部屋

ページ番号:0026172 更新日:2025年4月1日更新

ようこそ教育長の部屋へ

令和7年(2025年)4月1日メッセージ

 新年度がスタートしました。保護者の皆様をはじめ、地域や教育関係者の皆様には、平素より本県教育行政の推進に御理解と御協力を賜り、心より感謝申し上げます。

 さて、県教委では、令和5年10月に策定した「山口県教育振興基本計画」に基づき、本県の教育課題に対応した諸施策を総合的・計画的に推進しているところです。

 こうした中、計画期間及び私の教育長としての任期3年の中間点となる令和7年度は、計画の実現に見通しをつけるなど、本県教育の振興に確かな道筋をつけていく年と位置付け、これまでの取組を着実に進めるとともに、その中でも、本県教育が直面する重要課題に対応するため、特に重点的に取り組む5つの重点施策を掲げ、積極果敢に挑戦していくこととしています。

 1つめの重点施策は、「文理横断的・探究的な学びの推進」です。

 社会が大きく変化し、多様な課題が生じている今日、学校教育においては、文系・理系といった枠にとらわれず、様々な情報を活用しながら、課題の発見・解決や社会的な価値の創造に結び付けていく資質能力の育成が求められています。

 このため、今年4月、県立高校6校に探究的・発展的・先進的な学習活動や文理横断的な学びを推進する文理探究科を設置したところであり、今後は、この6校の取組を充実させるとともに、その成果を他の高校はもとより、小・中学校にも広げ、学校全体での教育活動として展開することで、文理横断的・探究的な学びを県内全域において推進していきます。

 2つめの重点施策は、「いじめ・不登校等対策の一層の強化」です。

 コロナ禍の影響や社会構造の変化等を背景に、いじめの重大事態の発生件数や、不登校児童生徒数が過去最多を更新するなど、いじめ・不登校等への対応は、本県にとって喫緊の課題です。

 このため、県教委では、これまでの対策を抜本的に見直し、未然防止・早期発見・早期対応に向けた取組を充実させるとともに、不登校児童生徒に対し、多様な教育機会を提供するなど、様々な困難を抱える子どもたちが、安心して学ぶことのできる、誰一人取り残されない学校づくりを推進します。

 3つめの重点施策は、「『やまぐちスマートスクール構想2.0』の推進」です。

 県教委では、コロナ禍の中、全国に先駆け整備したICT環境を効果的に活用し、コロナ禍における学びの保障や、教育活動の充実を図る「やまぐちスマートスクール構想」を推進してきましたが、近年のデジタル技術の急速な進展等に的確に対応するため、このたび「やまぐちスマートスクール構想2.0」としてアップデートしました。

 この構想の下、デジタル学習基盤の充実・強化とさらなる活用促進により、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実や、誰一人取り残されない学びの保障、教員が子どもと向き合う時間を確保するための働き方改革の推進など、デジタルを活用してリアルな学びを充実させ、子どもたちの可能性を広げる取組を推進していきます。

 なお、更新時期を迎える県立高校等の1人1台端末については、生徒が自分のものとして学びや関心に沿って使いこなし、専門性の高い学習や社会と連携・協働した学びに生かせるよう、令和8年度入学生から、順次、BYAD(県教委が指定した端末を保護者に購入していただき、学校や家庭で活用する方式)に移行することとしました。

 また、端末の個人所有への移行にあたっては、購入費の一部補助や低所得者支援などを実施するとともに、県教委指定業者による専用ウェブサイトから購入する仕組みを構築するなど、保護者の皆様の負担軽減と手続きの簡素化に取り組むこととしていますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

 4つめの重点施策は、「教員確保と学校における働き方改革の推進」です。

 「教育は人なり」と言われるように、子どもたちの学びを支える教員は、公教育の要であり、子どもたちの人生に大きな影響を与え、子どもたちの成長を直接感じることができる素晴らしい職業です。しかしながら、近年、全国と同様、本県の教員志願倍率は減少傾向にあり、教育の質の確保・向上の観点からも大変憂慮すべき状況です。

 このため、教員採用試験日程の早期化や、第一次試験における大学3年生受験制度の導入など、教員採用試験の改善を図るとともに、いわゆるぺーパーティーチャー等に向けたセミナーの充実や、教職の魅力ややりがいを伝える動画の配信などを通じた志願者の掘り起こしに取り組みます。

 また、教員確保に向けては、就労環境を改善し、教員という職業の魅力をさらに向上させることが何より重要であることから、教員の事務的業務をサポートする教員業務支援員の配置や、校務DXの推進、公立高校入学者選抜におけるWEB出願システムの導入など、業務の見直しや校務の効率化、勤務体制の改善なども進めていきます。

 5つめの重点施策は、「魅力ある教育環境づくりの推進」です。

 県立学校施設等の長寿命化・老朽化対策を計画的に実施するとともに、県立高校の再編整備等に対応するために必要な施設の整備や、県立学校等のトイレの洋式化、照明のLED化などに取り組むことで、質の高い魅力ある教育環境づくりを推進します。

 この5つの重点施策に加え、県政の最重要課題である人口減少の克服に向けて、県教委においても、高校生の主体的な進路選択による県内進学・県内就職の促進や、地域連携教育の推進など、ふるさとに誇りと愛着をもち、地域の産業・社会を支える人材の育成に取り組んでまいります。

 さらに、今後も中学校卒業者数の継続的かつ急激な減少が見込まれる中、これから高校に入学する子どもたちに質の高い教育を提供していくためには、県立高校の再編整備は避けては通れません。私は、この現実に目を背けることなく、自ら先頭に立って、県立高校の再編整備や特色ある学校づくりを進めていきたいと考えています。

 また今年7月には、平成28年度以来9年ぶりの開催となる、高校生最大のスポーツの祭典「全国高等学校総合体育大会(通称インターハイ)」が中国5県を中心に開催され、本県では、新体操やバドミントンなど6競技を下関市など5市で実施することとしています。

 この大会が高校生アスリートにとって輝ける最高の舞台となるとともに、競技に出場する選手だけでなく、地元の高校生も積極的に大会に関わることで、高校生同士の親睦が深まり有意義なものとなるよう、高体連や関係団体等としっかり連携し、万全の準備をしていきますので、多くの皆様の御声援よろしくお願いいたします。

 県教委としましては、今年度も引き続き、学校・家庭・地域をはじめ、市町教委等関係機関とも緊密に連携して、本県教育の一層の充実・発展に尽力してまいりますので、皆様方の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

山口県教育委員会教育長 繁吉 健志  

繁吉健志教育長  

≪参考≫山口県教育委員会HP

令和7年度教育委員会当初予算の概要

https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/site/kyouiku/291283.html  

当初予算QRコード

やまぐちスマートスクール構想2.0の推進

https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/244/291097.html     

やまぐちスマートスクール構想QRコード

 

山口県公立学校教員採用候補者選考試験

https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/178/26366.html     

教員採用QRコード

 

令和7年度全国高等学校総合体育大会

https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/site/ih2025tyugoku/       

高校総体QRコード

 

 

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