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教育長の部屋・令和元年(2019年)9月2日メッセージ
ようこそ教育長の部屋へ
教育長メッセージ(令和元年9月2日)
夏休みも終わり、学校に子ども達の元気な声が戻ってきました。
9月以降は、運動会や文化祭などを実施する学校も多く、保護者や地域の方々も学校にいらっしゃる機会が増えますので、皆様と一緒に、子ども達の成長を見守って参りたいと思います。
この夏、県立山口博物館で開催した特別展「どきどき!ドローン・ワールド」には、約1万8千人を超える来館者があり、盛況のうちに終えることができました。御協力いただきました山口大学や県内企業等の方々に改めて感謝申し上げます。
この特別展では、様々な分野での活躍が期待されるドローンを中心に、無線技術の歴史やIoTやAIなどの最先端技術をわかりやすく紹介しました。
現在、国の教育再生実行会議においても、これらIoTやAIなどの技術の進展に応じた教育の革新が議論されたところですが、その中でも、新時代に対応した高等学校改革について提言がなされています。
ここで、本県の高校教育の更なる魅力向上を図る取組として実施する「やまぐちで学ぶ!高校教育魅力向上事業」について御紹介します。
まず、この夏休みから、希望する県内高校生が一堂に集まり、大学教授等による講演やディスカッション等を実施し、社会で必要とされる課題発見・解決能力を育成する「ニューフロンティアセミナー」が始まりました。
9月からは、テレビ会議システムを活用して、県内7つの高校を結び、言語能力や数学的思考能力等を育成する講座を実施する「ドリカムゼミ」が始まります。
さらに、11月には、最先端の研究に触れ、高い目標意識を醸成するための大学訪問「アウトリーチ」を実施します。
また、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて、高校教員を対象とした「アクティブ・ラーナー研修プログラム」にも取り組んでいます。
山口県教育委員会といたしましては、この事業を通して、従来の学校における学びに加え、学校や学年にとらわれない多様な学びを提供することにより、これからの予測困難な社会の中で主体性をもって生きていく力を育成していき、本県高校教育の更なる魅力向上を図ってまいりたいと考えています。
県民の皆様方のなお一層の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。