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教育長の部屋・平成30年（2019年）10月26日メッセージ
教育長メッセージ（平成30年10月26日）
山口県教育委員会では、この度、平成25年度に策定した前計画を改定し、今後5年間の本県教育の指針となる、新たな「山口県教育振興基本計画」を策定しました。
これからの社会は、人生100年時代の到来や、超スマート社会の実現に向けた技術革新の一層の進展など、大きく、また急速に変化していくと予想されています。
策定に当たりましては、このような本県教育を取り巻く社会状況の変化や本県の子どもの状況、本年6月に第3期教育振興基本計画を閣議決定した国の動きなども的確にとらえた上で、学校関係者はもとより、多くの県民の皆様からの御意見も踏まえながら、検討を進めてきたところです。
新たな計画の内容につきましては、まず教育目標について、これからの複雑で予測が困難な時代に生きる子どもたちが、社会の変化に対応しながら主体的に未来を切り拓く力を育むことができるよう、「生きる力」の育成をめざした前計画の目標「未来を拓くたくましい「やまぐちっ子」の育成」を継承することとしたところです。
また、「学校・家庭・地域が連携・協働した教育の推進」など、4つの柱のもとに29の施策を体系化し、それぞれの施策について本県教育の現状と課題を踏まえた今後の方向性や主な取組、目標とする指標を示し、積極的な推進を図ることとしております。
さらに、7つの「緊急・重点プロジェクト」を掲げ、本県が全国に先駆けて導入を進めているコミュニティ・スクールを核とした「地域教育力日本一」を目指す取組や、教育を通じた地方創生の実現、教職員の人材育成など、本県教育の特色を生かした取組や、緊急課題に対応する施策に取り組んでまいります。
山口県教育委員会といたしましては、新たな教育振興基本計画のもと、学校・家庭・地域をはじめ、市町教委や関係機関等とも連携した、本県らしい特色ある教育を推進していく所存であります。
県民の皆様方のなお一層の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
