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教育長の部屋・平成30年(2019年)4月1日メッセージ
教育長メッセージ(平成30年4月1日)
このたび、山口県教育委員会の教育長に再任され、引き続き、山口県教育行政に携わる機会をいただくこととなりました。
これまで、「未来を拓くたくましい「やまぐちっ子」の育成」をめざし、「知・徳・体の調和のとれた教育の推進」「質の高い教育環境づくりの推進」「生涯にわたる県民総参加の教育の推進」の3つの柱に沿って、本県の教育施策を総合的に推進してまいりました。
そうした中にあって、学校関係者はもちろんのこと、教育に対する期待が年々高まってきていることを実感しております。改めまして、新しい時代を担う子どもたちの育成に全力で取り組んでまいります。
さて、本年度は、これまでの取組の充実と新たな課題への対応の両面から諸施策を展開してまいります。
主なものを紹介しますと、まず、持続可能な学校の指導・運営体制の構築と、教職員のワーク・ライフ・バランスの実現を図るため、学校業務支援員や部活動指導員を配置するとともに、県立高校等に統合型校務支援システムを導入するなど、長時間勤務の是正等に向けた「学校における働き方改革」に取り組み、教員が児童生徒と向き合う時間を十分に確保することで、教育環境の充実を図ってまいります。
次に、社会総がかりによる教育を更に推進するため、地域連携教育エキスパートや地域連携教育アドバイザー、地域連携活動支援員を配置し「やまぐち型地域連携教育」の推進体制を強化するとともに、県立高校と総合支援学校へのコミュニティ・スクールの導入を拡充し、学校・学科の特色や地域の多様な資源を生かした魅力ある教育活動を実施します。
また、明治150年プロジェクトの記念イベントとして、10月20日と21日の2日間、「山口ゆめ花博」の会場等で開催する全国産業教育フェア山口大会「さんフェアやまぐち2018」では、作品展示や各種コンテスト等を通じ、専門高校等の特色ある教育活動や魅力を県内外に発信します。多くの皆様の御来場をお待ちしております。
さらに、新たな山口県教育振興基本計画については、国の第3期教育振興基本計画を参酌して、早期に策定していかなければなりません。
本県の子どもたちが自信をもって人生を切り拓き、よりよい社会を創り上げていけるよう、これまでの経験を活かし、本県教育の充実・発展に一層努めてまいりますので、皆様の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。