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やまぐち生物多様性センター
「やまぐち生物多様性センター」について
1 目的
生物多様性地域連携促進法(平成22年法律第72号)第13条に基づき、生物多様性保全に関する連携・協力の斡旋、必要な情報の提供や助言などを行うことを目的として、令和6年3月15日に設置しました。
2 業務
センターは次の業務を行います。
(1)生物多様性に関する情報の収集、提供、地域や民間に対する連携の斡旋
(2)前号に掲げるもののほか、その他生物多様性の保全を推進するために必要と認められる業務
「自然共生サイト」について
令和5年3月、国は生物多様性国家戦略を改定し、2030年までに陸と海の30%以上を保全する目標である30by30達成のため、令和5年度から民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を「自然共生サイト」として認定を開始しました。
山口県では、民間企業や団体、県民、専門家等の多様な主体と協働・連携した生物多様性の保全を通じて、「自然共生サイト」の登録促進が図られるよう、認定に向けた地域の取組を支援します。
「30by30」とは
「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」とは、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させる(ネイチャーポジティブ)というゴールに向け、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標です。
2022年12月に新たな生物多様性に関する世界目標である、「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、2030年までに生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ(自然再興)」の実現、2050年までに「自然と共生する社会」の実現を目指し、30by30目標などが設定されました。
環境省「30by30」のページ<外部リンク>
「自然共生サイト」とは
「自然共生サイト」とは、30by30目標達成のため、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する区域のことです。
認定区域は、保護地域との重複を除き、国際データベースに登録されます。
生物多様性の価値を有し、事業者、民間団体・個人、地方公共団体による様々な取組によって、(本来の目的に関わらず)生物多様性の保全が図られている区域が、「自然共生サイト」の対象となります。
環境省「自然共生サイト」のページ<外部リンク>
令和6年度の主な活動内容(予定)
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企業等向けセミナーの開催
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保全等に積極的に取り組む企業・団体の登録(生物多様性応援宣言企業・団体)
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自然共生サイト登録や保全に参加した企業の認証(生物多様性パートナー企業)
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人的・経済的支援が必要な団体と企業等のマッチング
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希少野生動植物種保護支援員の登録・育成及び自然共生サイト認定(候補)地での保全活動の実施 等
希少野生動植物種保護支援員について
県では、生物の多様性が確保された良好な自然環境を保全するために、平成17年度から希少野生動植物種保護支援員の制度を創設し、野生動植物種の保護や生物多様性の 普及啓発にご協力いただける支援員を募集してい ます。野生動植物の保護や生物多様性に関心のある方ならどなたでも応募できますので、どんどん応募してください。(資格、経験等は必要ありません。小学生は保護者と一緒に申し込んでください。)