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再生可能エネルギー・分散型エネルギー
山口県の分散型エネルギー活用に向けた取組について
「分散型エネルギー」とは
比較的小規模で、かつ様々な地域に分散しているエネルギーの総称であり、太陽光発電などの再生可能エネルギーの他、コージェネレーションシステム、熱源機、エネルギーマネジメントシステム、蓄エネルギー機器など様々な形態があります。
このような分散型エネルギーの活用は、再生可能エネルギーの導入による低炭素化、地域の防災・減災、エネルギーの地産地消による地域経済の活性化など、様々なメリットがあると言われています。
山口県の取組
令和2年度に、地域の太陽光発電、蓄電池、電気自動車といったいわゆる「分散型エネルギー」を活用し、地域の様々な課題解決に繋がる取組を検討するため、産学公で構成される「山口県分散型エネルギー活用検討会」を設置しました。
検討会では、各主体の取組事例及び課題の共有、他県事例の紹介、県の分散型エネルギーの状況に関する調査・検討等を行いました。
第1回検討会 令和2年8月27日(木曜日)
第2回検討会 令和2年11月24日(火曜日)
第3回検討会 令和3年2月15日(月曜日)
第4回検討会 令和3年11月22日(火曜日)
令和3年度から令和4年度にかけての取組
令和3年度からは、再生可能エネルギーの有効活用を目指すため、県岩国総合庁舎にEV及びEV充放電設備を導入し、検討会のメンバーから成るプロジェクトチームが、EVや既存の定置型蓄電池の充電・放電をIoTで制御する実証試験を開始しました。
1 期間
令和4(2022)年2月~令和5年(2023)年3月
2 実施場所
山口県岩国総合庁舎(岩国市三笠町一丁目1-1)
山口県立岩国高等学校(岩国市川西四丁目6-1)
3 実施主体
分散型エネルギー活用実証プロジェクトチーム
(代表者:山口大学大学院技術経営研究科 福代和宏教授)
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委員・組織 |
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学識者 |
山口大学福代教授、山口東京理科大学貴島教授 |
事業者 |
中国電力株式会社、長州産業株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社、日産自動車株式会社 |
行政 |
山口県環境政策課 |
4 試験内容
○EVおよび蓄電池のマルチユースの検討
・再エネの有効活用
・エネルギーマネジメント
・需給調整市場への活用
・非常用電源としての利用法
○EVの導入拡大後の水平展開に向けた検討
5 設備概要
岩国総合庁舎 | 岩国高校 | |
新規設備 | EV(日産リーフ40kWh) EV充放電設備(V2H) |
- |
既存設備 | 太陽光発電設備(10kWh) 定置型蓄電池(15kWh) |
太陽光発電設備(10kWh) 定置型蓄電池(22kWh) |
6 試験結果
●令和3年度(2021年度)
第1回プロジェクトチーム会議 令和3年4月28日(水曜日)
第2回プロジェクトチーム会議 令和3年7月30日(金曜日)
第3回プロジェクトチーム会議 令和3年10月6日(水曜日)
令和3年度分散型エネルギー活用実証試験報告書 (PDF:1.74MB)
●令和4年度(2022年度)
第4回プロジェクトチーム会議 令和4年7月20日(水曜日)
第5回プロジェクトチーム会議 令和4年11月9日(水曜日)
第6回プロジェクトチーム会議 令和5年2月28日(火曜日)