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知事記者会見録・令和2年12月28日実施分

ページ番号:0013138 更新日:2021年1月5日更新

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日時 令和2年(2020年)12月28日(月曜日)
15時30分~15時44分
場所 県庁2階 記者会見室

発表項目

知事

 このたび、周南市におきまして、24名の方によるゴルフ、カラオケ等の一連の行動を通じて、グループ内で感染が広がり、行動を共にされた方のうち、現時点、9名の陽性者が確認をされました。
 今回のケースは、5名以上の規模となる感染者集団で、今後、二次感染の拡大も懸念されることから、県内で9例目となる、クラスター(感染者集団)の発生を確認したところです。
 患者の概要につきましては、先ほど、担当課長から説明をしていますので、詳細につきましては、割愛をさせていただきます。
 現在、陽性患者の家族や職場関係など、濃厚接触者等の調査を進めつつ、接触が確認された方々については、順次PCR検査(遺伝子検査)を実施し、感染拡大の防止に取り組んでいるところです。
 このたびの事例は、大人数の方が、ゴルフを行った後、8時間もの長時間にわたりまして、マスクの着用を徹底しない中で、3密となる可能性が高いカラオケボックスでのカラオケや、お酒を伴う飲食店での飲食を行ったことが、感染拡大の原因と考えられます。
 こうした大人数や長時間におよぶ飲食、また3密となる場でのマスクなしでの行動は、感染リスクが特に高まりますので、厳に慎んでいただきたいと考えています。
 全国的にも、会食の際の飛沫(ひまつ)による感染やクラスターの発生が、多発しているところです。
 深酒や大騒ぎは避けて、会食の場でも会話時はマスクを着用するほか、「少人数」、「短時間」、「斜め向かい席」などの工夫を行い、ガイドラインを遵守したお店を選ぶなど、感染リスクに十分に注意をしていただきますようにお願いいたします。
 県民の皆さまには、改めて、「新しい生活様式」を実践し、3密を避ける、「マスクの着用」、「手洗い」、感染リスクが高まる、これですね、「5つの場面」、従来から示されていますけれども、感染リスクが高まる「5つの場面」、ぜひですね、こうしたところでの感染が目立っておりますので、ぜひ、こうした場面での行動を特に気を付けていただきたい、この「5つの場面」をぜひ避けていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それから、日頃から検温をするなど、体調管理に努めていただき、体調がすぐれない場合には、外出等の行動を自粛をしてください。
 なお、発熱や咳など感染を疑う症状が出た場合には、速やかに「受診・相談センター」「#7700(シャープナナセンナナヒャク)」、何度か申し上げているところでありますけれども、この「#7700」また、市町の特別相談窓口に連絡をしていただいて、医療機関を受診をしていただきますようにお願いいたします。
 最後に、重ねてお願いですけれども、この年末年始、第3波の真っただ中でございます。
 ご家族や「いつもの人たち」と、ぜひ、静かな年末年始を、静かに過ごしていただきますように、よろしくお願いいたします。
 そして、特に、今、全国もそうですけれども、県内も12月に入って、徐々に感染が増えてきております。そして、今日このたび、また、クラスターが発生をしたというところでありますけれども、ぜひ、この年末年始において、県内の感染拡大、これをしっかりと抑え込んでいく、私たちの心掛けによって、年末年始による感染の拡大を抑え込んでいく、このことをぜひ皆さま方に改めて、お願いをしたいというふうに思います。
 私からは以上です。

NHK

 繰り返しになって大変恐縮なんですけれども、このタイミングで、知事の会見を開かれたというのは、やはり改めて、年末年始、ちゃんとしてほしいと言いますか、そういったことをやはり伝えたいというところで、よろしいでしょうか。

知事

 そうですね。全国的に感染が増えている中でですね、山口県の場合は11月に感染が増えてましたが、12月はもちろん件数は出ておりますけれども、1日数件というところで推移をしておりました。
 これが年末に向かって、だんだん増えてきている状態にあるわけです。そうした中で、今回クラスターが発生をしたということで、マスクをあまりしていない状態で、長時間、カラオケやお酒を伴う飲食を続けたということがですね、原因となって、クラスターが発生をしたということです。年末年始ですから、いろんな会食なり、会う機会というのは増えていく時期ですけれども、これまでも、この会見でも何度も皆さま方にお願いをして、ぜひ、今回の年末年始、特に感染が増えている中で、感染防止対策を徹底していただきたい、そうした行動を心掛けていただきたい、と思っておりましたところですね、こうしてクラスターが発生をしたというところであります。
 これから、休みに入ってまいります。ぜひ、先ほど繰り返し言いましたように、ご家族、また「いつもの人たち」と静かな年末年始を過ごしていただいて、この年末年始が感染を広げるんじゃなくて、感染をですね、抑え込む、そうした年末年始になるように、私たち一人一人の心掛け、これを改めて強くしていかなければいけないと思っておりますので、そのことをぜひ、重ねて県民の皆さまにお願いしたいと思います。

読売新聞

 静かな年末というのは、具体的にどのようなものを想定されていますか。

知事

 今回のクラスターもそうですけれども、大人数で、3密が起こりやすいような状況、大人数で、長時間わいわいやるということは、これはぜひ、厳に避けていただきたいというふうに思います。日頃から会っている方、ご家族ですとか、そうした中で、ぜひ、ご自身の感染対策もしっかりとしながら過ごしていただきたい、静かに過ごしていただきたいというふうに思います。

毎日新聞

 陽性確定日というところに記していただいていますが、陽性を判定する時の検査方法、通常ですと、ほとんどの場合がPCRかと思いますが、今回の530、531、532、533、534、535、536のクラスター関連の方の大半が、抗原定量検査になっている、この辺の経過を教えていただけるとありがたいです。

健康増進課長

 これにつきましては、精度の高い検査としましては、抗原検査、抗原定量ということがあります。ケースバイケースで実施したということで、この二つどちらも、いずれも精度の高い検査ということで理解をいただければと思います。

毎日新聞

 保健所の方で、という理解で。

健康増進課長

 そうですね。保健所の方で連携してやっております。

毎日新聞

 分かりました。

中国新聞

 他の件も含めてのことなんですけれど、今、下関市でもクラスター2件が発生して、連日多くの感染発表が出ている状況なんですけれど、年末年始、行動を厳に慎んでほしいと知事おっしゃいましたけれど、特に不要不急の外出をしないようにとか、長時間の飲食以外で、特に知事として、県民の皆さんに要請したいこととかないでしょうか。

知事

 そうですね。外出自粛、外出そのものが感染を広げるというよりは、そこで多くの人と会うとか、あるいは飛沫(ひまつ)の飛ぶ状況で長時間いるということが、感染を広げてしまう、そのリスクが高いと思いますので、移動される場合には、例えば、ご家族とか、いつも近しい方々と行動を共にするですとか、行った先で密にならないようにですね、気を付けるですとか、そうしたことを心掛けていただきたいと思います。初詣がまずありますけども、これも従来からお話をしているとおり、県の方で混雑状況についてお示しをしていますので、できるだけ人が多いところを避けるっていうことをしてもらうことによって、感染が広がる、ご自身を守ることにもつながってくるというふうに思いますので、外に出る場合にはそうした点にも特に注意をしていただきたいと思います。

中国新聞

 分かりました。

読売新聞

 明日から帰省のラッシュが始まってピークを迎えると思うんですけど、改めて、その帰省に対する県民の方ですとか、県内に帰省されてこられる方に対して、どのような行動をとっていただきたいかメッセージをよろしくお願いします。

知事

 はい、これも以前にお話をしたところですけれども、帰られる、ご自宅なりですね、とよく相談をしていただきたいと思いますし、もし、ご自身、体調が悪いときには、帰省を控えるとか、そうしたことを判断をしていただきたいというふうに思います。そしてまた戻られてからですね、また、昔の仲間とか会いたい人はたくさんいらっしゃるかもしれませんけれども、できるだけこの年末年始は避けていただいてですね、できるだけ、ご家族ですとか、そうしたところで対策をしっかり取りながら、静かに送っていただきたいと思います。

読売新聞

 今年はコロナの感染が全国的に広まって初めて迎えるお正月ということで、いまだ、この、そういう事態に世界中誰も遭遇したことがないわけで、改めて、この事態を知事がどのようにお考えでしょうか。難しいでしょうが。

知事

 そうですね。これが第1波、第2波、第3波と、だんだんこの波の高さが上がってきているところを大変懸念しております。しかも、この3波が上がっているところは、季節的な要因もあるのかもしれないです。ここは専門家でないし、専門的な分析は専門家の方に委ねざるを得ませんけども、例年ですね、インフルエンザ等もはやるシーズンでありますから、こうした感染拡大しやすい状況にあるんだろうと思います。これに向けまして、検査体制あるいは医療提供体制も整えてきておりますけれども、この波がどこまで本当に高くなるのか分からないところがあります。ぜひ年末年始は、会社とかいろいろな人と仕事上で会うことは少ないでしょうから、本当に身近に会っている方、日頃に会っている方とだけ過ごすっていうことを基本にしてもらって、この年末年始にできれば、感染がぐっと収まるように、ぜひ山口県もそうですけれども、全国的にもそういうふうな形で感染が抑えられるということが実現ができればというふうに願ってます。またこれから先、下がってもまた増えるかもしれませんけれども、いったん、この時期にむしろ広げるのを抑えるのもそうですけれども、減らすということを、ぜひ心掛けていくことが重要だろうと思います。

読売新聞

 ありがとうございます。

防府日報

 知事、この場で、会食時のマスク着用ですとか、長時間とか、大人数での会食をしないというようなことを再三にわたって訴えられてきましたけれども、今回、残念ながら、こういった事例が発生したということについての率直な受け止めっていうのはいかがですか。

知事

 そうですね。この感染が今、全国的にも広がっている中で、感染拡大のリスクが非常に高まっている中で、対策を十分にせずに、長時間、カラオケや飲食をするということが、こうしてクラスターという形で、それが出てきたっていうことは残念に思っております。
 ぜひ、これ従来から申し上げておりますけれども、マスク等の対策をしない中で、長時間に飲食をするですとか、大人数でカラオケするですとか、そうしたことは大変リスクが高い行動でありますので、これは厳に、これは謹んで、控えていただきたいと思います。

防府日報

 あと、もう1点。これは確認ですけれども、年末年始に向けて、医療とか検査体制ですね、これからまた、県でいろいろ増えていく可能性もあるわけですけれども、その点については、特に問題なく進められるというふうに思ってよろしいでしょうか。

知事

 そうですね。相談については、各市町の方でも窓口設けていますし、県でも24時間対応の相談ダイヤルを設けておりますので、そこでしっかりと相談を受けて、必要な期間に備えていきたいと思います。
 休日・夜間のセンターも県内各地域に設けていますので、そちらで必要な診療、また、検査っていうのはスムーズに行えるようにしていくことに、そういう体制を取っております。

防府日報

 はい、ありがとうございました。

毎日新聞

 今日から、「Go To トラベル」が停止かと思いまして、改めて、この時期に「Go To」止めることで、感染を防ぐ効果が期待できるだろうかということと、「Go To」が感染を広げてしまったんではないかという見方があるかと思いますが、そのことに関して、またこちらも改めて、今、知事はどのように思ってらっしゃるか、お伺いできますでしょうか。

知事

 そうですね。全国一斉に止めるというところは、個別の感染を防ぐという効果も、もちろんある面はあると思います。
 山口県内において、「Go To」なり、キャンペーンがあって、感染拡大しているという認識は、県内についてはないですけれども、全国的には、いろんな事例はあるんだろうと思いますので、そういう中で、全国で止めるということをですね、これが感染拡大を抑えていくことにつながればというふうに思います。で、特にメッセージという意味で、とても強い全国としての停止というところだと思います。
 これによって、大変な、観光業界等、関連する事業者の方々にも影響が出ておりますけれども、これは、国が一斉に止めるということで、やむを得ざるところがあると思いますけれども、ぜひ、その分しっかりと、これによって皆さんの意識も変わって、感染を何とか、拡大を防がなきゃいけない、そうした行動につながることによって、全国的な感染の拡大が抑えられる、そうした結果につながればというふうに期待してます。

作成:山口県総合企画部広報広聴課

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