本文
知事記者会見録・令和2年7月23日実施分
日時 令和2年(2020年)7月23日(木曜日)
11時00分~11時46分
場所 県庁2階 記者会見室
発表項目
知事
このたび、本県において、新たに、新型コロナウイルス感染症患者として、第44例目、それから第45例目の2名の感染が確認をされました。
概要ですが、まず、44例目の方は、防府市にお住まいの20代の女性、職業は会社員で、症状は発熱や味覚障害があります。昨日、感染症指定医療機関に入院されました。
次に、第45例目の方は、山陽小野田市にお住まいの30代の男性、職業は会社員で、症状は発熱があります。同じく、昨日、感染症指定医療機関に入院されました。
7月16日の第38例目以降、1週間で立て続けに8件の事例が発生をしております。感染のさらなる拡大の兆しを感じております。危機感を感じているところでございます。
それで、ぜひ、今、東京だけじゃなくて、大阪、それから愛知、福岡、昨日はですね、第1波も含めて過去最高の感染者数が確認をされています。特に大都市部においてですね、感染が急増しているという状況でございますし、今回の件も含めて、最近の感染の事例も大阪、愛知、福岡を受けて感染をしたとみられるものが出てきています。
ですので、こうした状況を踏まえて、今後については、慎重に検討いただいた上で、訪問される際には、基本的なことですが、マスクですとか、手洗い、消毒、しっかりと自身を守る対策をとっていただきたいと思います。そして感染防止対策が不十分な飲食店、ナイトクラブ、こうした所の利用は控えていただきたい、避けていただきたいと思います。
ご自身を感染から守る行動、そういった場所を避けるということをぜひ徹底していただきたいと思います。改めて、県民の皆さまへご協力のほどよろしくお願いしたいと思います。
私からの説明は以上です。
健康増進課長
続きまして、発表資料に基きまして、今回の感染患者の発生についてご説明申し上げます。まず第44例目についてでございます。20歳代女性、防府市居住、職業は会社員です。症状及び行動歴ですが、7月17日会社に出勤、18日は土曜日ということで自宅、19日出勤、帰宅後発熱、39度、また下痢症状があった※ようです。
※その後の調査で18日に37度3分の熱、また下痢症状があったということが判明したため、会見当日19時からの記者レクにおいて訂正しました。
その翌日20日に医療機関Aを受診。この医療機関は適切に感染対策をとっています。21日には味覚障害を自覚されております、22日、ご本人が医療機関Aに電話相談をいたしました。医療機関Aが本人から相談が入って、その症状を聞き、ドクターの方から帰国者・接触者相談センターに相談がありました。保健所の方で判断し必要性があることから、PCR検査(遺伝子検査)につなげ、陽性が確定。昨夜のうちに感染症指定医療機関に入院となりました。本日の状況を、この説明前に確認しました。今日は、熱は下がっており、36度7分、味覚障害の他、嗅覚障害も少しあるということですが、軽症であります。
続きまして、第45例目についてです。30歳代男性、山陽小野田市在住の方です。職業は会社員です。行動歴等です。7月の16日から20日まで、愛知県の名古屋市に出張しております。この間、公共交通機関ではなく、車で移動です。この方のほか、2名同乗しております。21日に、山口に戻られた後、37度5分の発熱、倦怠(けんたい)感、咽頭感、咳などの症状が出ています。7月22日、名古屋市で会食した知人から、本人に連絡があって、名古屋市でクラスター(集団感染)など患者が多く出ているというような情報があり、自分も熱、症状があるということから不安になり、ご本人が相談されてまいりました。その必要性を判断し、PCR検査につながり、陽性が確定し、昨夜のうちに、県内の感染症指定医療機関に入院されております。今日の症状は熱が38度4分、また、咳が残っているということです。いずれも軽症でございます。
県の対応のところですが、管轄の保健所が本人の行動歴、および濃厚接触者等について、引き続き調査を進めているところでございます。
説明は以上です。
NHK
まずは44例目の方なんですけど、この方は1人暮らしですか。
健康増進課長
この方は、構成は言えませんけれども、ご家族がいらっしゃいます。
NHK
家族がいらっしゃる。ご家族は濃厚接触者に当たるかどうかは調査中ですか。
健康増進課長
最終的には保健所が判断しますので、決定したわけではありませんが、一般論として、家族の方は濃厚接触者になることが多いと思います。
NHK
ご家族は、構成は言えないとのことですが、人数は言えますか。
健康増進課長
人数も、今回は、ちょっとまだ了解を頂いておりません。
NHK
同居の方は、いるという理解で。同居ということでご家族と。
健康増進課長
濃厚接触者調査の対象になる方がいらっしゃると思いますが、人数等はちょっと差し控えたいと思います。
NHK
感染が確認される前の期間なんですけれども、知人の方に会ったりとか、そういった行動とかはありますか。7月17日以降、この症状が出る直前からの。
健康増進課長
現在、保健所が行動歴について追っているところでございます。現在、調査中というところで、はっきりした情報についてはまだ把握しておりません。
NHK
県外に出たということはないのですか。
健康増進課長
県外に出ているという情報については、現在把握しておりません。ただ、行動歴については今も調査中とのことで、現時点では把握していません。
NHK
45例目の方なんですけれども、車で移動、同乗者2人とありますが、これは同僚の方ですか。
健康増進課長
2人の内容については、説明は差し控えたいのですけれども、保健所の方も、患者についての接触度合いということを加味して、必要に応じて、接触者に位置付けるというふうになると思われます。
NHK
これは、会社のほうは了解を得られていない。
健康増進課長
そうですね。これは、詳細について、お伝えするという必要性、また、お伝えすることについての同意については得られていません。こういうところでございます。
NHK
車で移動というのは、山口県から名古屋市まで移動ということでいいですか。
健康増進課長
そのとおりでございます。
NHK
愛知県内は、名古屋市以外は特に出られたという話はないですか。
健康増進課長
この行程の詳細については、今調査中だと思いますが、他に今お伝えする情報というのは持ち合わせておりません。
NHK
分かりました。念のための確認ですが、44例目も45例目も「へずまりゅう」さんとは全く関係がないということでしょうか。
健康増進課長
今のところ、「へずまりゅう」さんとの関係を思わせるようなエピソードは全くありません。また、44例目と45例目についても、関係はございません。
NHK
分かりました。知事にお伺いしたいんですが、今日から4連休ということで、「Go To キャンペーン」が始まりまして、結構人の移動があるということで、先ほども改めて喚起されていましたけれども、今日からまた連休が続いて休みが続いていくことに対して知事の危機感みたいなものはいかがですか。
知事
そうですね、4連休の今日初日ということですから、ここに書いてますが、始まるタイミングで、昨日、大都市部で過去最大、第1波の時を超える感染者が大阪、愛知、そして福岡で同時に生じています。われわれの感染者も、こうした大阪、愛知、福岡に行って、感染したとみられるケースが現実に出てきております。日常生活を維持しながら、感染対策をしっかりとっていくと、ぜひ皆さんお一人お一人の意識を高く持って、改めてそうした行動をお願いしたいと思っています。
移動することそのものではなくて、そこから先の行動だったりとか、ご自身の予防措置そうしたものによって感染のリスクのコントロールができます。つまり、しっかり対策をして感染のリスクが高いところを避ける、また自身の行動を気を付けることによって、感染のリスクというものはかなりの部分抑えることができますので、ぜひそうしたことを意識して、行動をとっていただきたいということを改めて、この4連休の初日にあたって、県民の皆さまにお願いしたいと思います。
NHK
44例目の方なんですけれども、現時点では県外に行ったという情報もないということで、あくまでまだ可能性の段階かもしれないんですけれども、やはり市中感染の可能性は拭えないのかなと、まだ現段階で判断つかないのかなと思うんですけれども、その辺りの危機感みたいなものはいかがでしょうか。
知事
今のところ、感染経路不明なものが、不明な感染が県内あちこちで出ているという状態ではありませんので、県内にウイルスがまん延しているということではないんだろうと思います。ただ、この44例目の方ですね、今のところ県外に行っているエピソードはありませんので、まずは周りにいらっしゃる方を調べて感染の有無を確認し、その方の行動歴、初めに確認した人が最初の感染ではなくて、近い誰かからうつって、その人に何らかのエピソードがあるということがきっとあるんじゃないかと思っておりますので、そういったところをしっかりと調査を迅速に行っていきたいと思います。
NHK
そうすると、現段階では、どなたかが県内に持ち込んで、そこからまたうつっているという、いわゆる二次感染という、そういう可能性は視野に調べていかなければならないと。
知事
そうですね。まずこの方の行動歴についても詳細に確認していくのと、同時に周りの方のPCR検査を早速行って、それで陽性が出ればその方の行動歴を速やかに調べていくということによって、そのルートを突き止めていきたいと思います。
毎日新聞
45例目の方の家族構成は伺えますでしょうか。
健康増進課長
同居家族が居ることはご承諾いただいておりますが、内容についてはご本人の承諾を得られておりませんので、公表は差し控えたいと思います。
毎日新聞
記していただいている44例目の方であれば7月17日、45例目の方であれば7月16日から、それ以前は通常どおり出勤していたということでしょうか。
健康増進課長
おっしゃられましたように、発熱してから2週間のところまでさかのぼって保健所は調査していきます。まだ、調査進行中ということで、現時点では、これだけを載せておりますが、今後保健所の方が、詳細な情報はないか調べていくことになります。
山口新聞
44例目の方は、県外に出られたエピソードがないということなんですが、2週間以内に、ということでいいんですか。
健康増進課長
はい。まだ断片的なところもございますので、今の時点ではないと言い切るのは差し控えさせていただきたいと思いますが、保健所が今も調査を進めております。2週間さかのぼるところまでは、調査の対象範囲になりますので、今後情報が得られるかどうかというところは、情報はまだ途中のところですので、断言は避けたいと思います。
山口新聞
45例目の方なんですけれども、名古屋で会食した知人から「クラスターが発生している」という情報があったので、ということでしたけれど、実際にクラスターが発生したような所で会食したというような情報があるんでしょうか。
健康増進課長
現在聞いております範囲では、クラスターの中で直接、ということではないと聞いております。
山口新聞
知事にお伺いしたいのですけれども、大都市部への訪問については慎重に検討、という呼び掛けなんですけれども、県民の皆さまが戸惑われることがあると思うんですけれど、どういった観点で検討するようにというメッセージなんでしょうか。
知事
そうですね、感染拡大しているという状況については、常に状況を確認していただきたいと思いますし、行くことそのものについて、いったんはですね、慎重に、立ち止まって検討していただきたいと思います。
それぞれ必要があったりとか、あるいは今観光とか、そういった部分もですね、不要不急を控えるとなりますと、観光とかも一切難しくなるということになりますので、そうしたことを求めているわけではなくて、あくまでもわれわれは、日常も観光も含めて、日常生活の維持しながら、それはしかし感染防止対策もしっかり組み込まれた形で、新しい日常をつくっていくことを目指していきたいと思いますので、行かれる場合には慎重に検討いただいた上で、行かれる場合には、ご自身の感染リスクの拡大を最小限に抑えるということを常に意識して行動していただきたいというふうに思います。
行くことそのものではなくて行った先の行動の部分が極めて重要ですので、そこについての、改めてのお願いでございます。
毎日新聞
この連休中、近県や県内から観光に訪れるということに関しては歓迎するというお考えで変わりないでしょうか。
知事
そうですね。4連休もありますし、これから夏の観光のシーズンということでございます。そのこと自体を止めようということはもちろんございません。ですが、感染が県内に広がることは避けなければいけませんので、来られた皆さま方にも、もちろん旅のエチケット、今政府が出しておりますけれども、そのことはしっかり守っていただいて、マスクを着用するですとか、会話に気を付けるとか、そうしたことは基本的なこととしてぜひ行っていただきたいと思いますし、それぞれ旅館・ホテルの方でも感染防止の対策が講じられていますので、その趣旨をしっかり受け止めて、それぞれ一つ一つの行動をとっていただきたいというふうに思います。
毎日新聞
緊急事態宣言の解除だとか、観光キャンペーンを始める時期だとか、ここ1週間くらいの感染状況をみると、少し早かったんじゃないかと感じることがあります。そこはいかがでしょうか。
知事
そうですね、感染がこのところ急激に、特に大都市部において増えていますので、意識を一段高く持っていかなければいけないというふうに思います。ですので、改めて今日、感染の確認をされました4連休の最初に当たって、県民の皆さまに改めて感染防止対策の意識をもって行動をとっていただきたいという、そうしたことを重ねてお願いしたいと思います。
読売新聞
事務局の方にお伺いします。45例目の方ですけれども、名古屋で会食した知人の方から「クラスターが発生している」と情報があったということなんですが、クラスターの中で会食してはいないということなんですけど、そこら辺のちょっとどういう話を知人の方から聞かれたのか、ということとですね、その知人は感染してはいないんだろうとこの資料から受け止めますけれども、会食した知人の中に感染者等はいなかったかということについての説明をお願いします。
健康増進課長
まず最初の質問ですが、クラスターについては、ニュースでもいろいろと出ております。まず、そういう一般的な話をして、名古屋ではクラスターが出ているねと、そういう話をしたということで、そこから自分が熱が出て、不安になったというふうに聞いております。またその知人の方、その何人か友人がいらっしゃるのだと思いますが、個別に会食をしていると、その知人の中からは陽性者が入っているという情報は入っておりません。
読売新聞
分かりました。
NHK
45例目の方の入院時の、直近ですね、今朝。分かれば症状を教えてください。
健康増進課長
はい。昨夜入院し、今日ご説明するに当たって、情報を再度確認をいたしました。現時点で38度4分の熱、また咳ということです。体全体として軽症ということでございました。
NHK
分かりました。基本的に44例目、45例目の方の濃厚接触者、ないしは検査の必要性がある方がいれば、本日中に検体採取して、検査をするということでしょうか。
健康増進課長
保健所の方が昨夜から情報収集、濃厚接触者等の洗い出しの作業を進めているところです。今、おっしゃられましたように、濃厚接触者と位置付ければ、検体の採取等に取りかかり、今日検査できるものは検査するという流れを考えております。
NHK
45例目の方は、21日に帰山されましたが、この日に名古屋市から山口県内に移動されているのでしょうか。
健康増進課長
はい。21日の日に移動をした。
NHK
21日のうちに名古屋を出た。
健康増進課長
そのとおりでございます。
NHK
名古屋の滞在は、16日から21日までいたということですか。
健康増進課長
そうですね。21日のごく一部といいますか、21日まで名古屋にいらっしゃいました。
NHK
その後、出社等はされているんですか?
健康増進課長
出社しているエピソードはないと聞いております。
NHK
ない。山口に帰った後は、お休みだったということですか。
健康増進課長
はい。それ以降は、体調が悪かったということもあり、また、その翌日に既に相談したという流れも含めてですが、出社とかそういうエピソードはないと今のところ聞いております。
NHK
症状が21日に出ていますけれども、これは山口に帰った後ですか。それとも移動中にもう出ていたのですか。
健康増進課長
今こちらで把握しておりますのは、帰ってからというふうに聞いております。
NHK
帰ってから症状が出たと。
健康増進課長
はい。
NHK
分かりました。特にじゃあ、自宅に戻られてからは外出等はしていないと。
健康増進課長
そのとおりでございます。全体的な行動範囲ではそう考えております。
NHK
44例目の方の7月18日の自宅とありますが、これも基本的には外出をしていないということですか。
健康増進課長
はい。そのように聞いております。
NHK
症状が出た後も外出等を控えられておられる。
健康増進課長
出勤をして、帰られて、そして熱が出たということで、それ以降については、医療機関受診など、エピソードがありますが、例えば遠出しているとか、いろいろ接点があるというようなエピソードは今のところ入っていません。
NHK
確認ですが、これは帰宅後、発熱ということでよろしかったでしょうか。仕事を終えられた後、発熱ということでよろしかったでしょうか。
健康増進課長
はい。そう聞いております。
NHK
分かりました。ありがとうございます。
中国新聞
お2人とも会社員さんということなんですけれども、会社の所在地とかは了承が取れていないんでしょうか。
健康増進課長
はい。今、本人の行動歴、濃厚接触者調査を行っているところでございます。必要に応じて、その所在地とか、お伝えする必要がある時は、エピソードとか、公表等いたしますが、現時点では、調査が進んでいる段階であり、その場所や名前については差し控えたいと考えております。
中国新聞
県内というところもですか。
健康増進課長
今のところ、差し控えさせていただきたいと思います。
中国新聞
45例目の方なんですけれども会食は複数回されているんでしょうか
健康増進課長
私ども聞いておりますのは、16日から20日の比較的長期の出張でございます。何回かそれぞれ違う組み合わせで会食があったと聞いております。
中国新聞
回数までは、正確なものは。
健康増進課長
ちょっと掌握しておりません。
中国新聞
16から20の間で複数回。
健康増進課長
はい。
中国新聞
昼とか夜とかいうのも。
健康増進課長
はい。正確にはお伝えする情報を持ち合わせておりません。
中国新聞
分かりました。ありがとうございます。
朝日新聞
石丸課長に引き続き、お伺いしたいんですが、44例の防府の方なんですけれども、県外にいらっしゃったエピソードは現時点で把握がないということで、45例の方は名古屋に出張されていろんな方々と会食をされた中で、いわゆる大都市なんかなという気がするんですが、44例の方、今のところ、分からないという感じですかね。今のところ、この辺じゃなかろうかという辺りなんですけれども。
健康増進課長
今まだ調査中というのをまず前提といたしまして、今把握している中で、ご本人が積極的に県外に出ているというエピソードはないというところです。先ほど知事からもありましたが、よくある話なのですが、濃厚接触者調査をすることによって、新たな感染エピソードが出てきたりしますので、現時点ではまだ情報の一部ということで認識していただければと思います。
朝日新聞
外出していないけれども、どこかから帰ってきた人などと接点がある可能性も、今後出てくるかもしれないという理解でよろしいでしょうか。
健康増進課長
一般的によくある、そういうことがありますので、調査というのを丁寧にしていって、新たな情報がないかというのを確認していく段階で、まだ途中というふうにご理解いただければと思います。
朝日新聞
よく分からないところを詰めているということですね。ありがとうございます。
読売新聞
44例目が受診された医療機関Aですけれども、一般の方の医療もあるような医療機関だと推察されますけれども、自治体がどちらかというのはまだ公表していただけないのでしょうか。
健康増進課長
医療機関Aについては、保健所が調査・聞き取りを進め、感染対策等がきちんとその当時もとられていると確認しております。現時点で、医療機関Aの所在地や名称をお伝えしていく必要は、公衆衛生、感染症の広がりを懸念して情報発信するという観点の必要性はないということで、現時点では所在地等は差し控えたいと思います。
読売新聞
県内かどうかも含めて差し控えますか。
健康増進課長
ちょっと差し控えたいと思います。
読売新聞
分かりました。
毎日新聞
入院先の感染症指定医療機関は県内でしょうか。
健康増進課長
44、45例目の感染症指定医療機関については県内ということでお願いします。
毎日新聞
コロナということに関連して、この4連休の大きな、プレミアムキャンペーン(「行こうよ。やまぐちプレミアムキャンペーン」)宿泊半額券を先日売り出して、とても短時間で売り切れたということなのですが、報道によりますと、チケットはネット上でオークションにかけられているという報道がありました。この現状と対処状況、今後またどうされるのかをお伺いできますか。
観光政策課長
数件ほどオークションに出ていることは確認しています。こちらとしては、法律での対応ができませんので、注意喚起をまたやっていきたいと、注意喚起をしていきたいと考えております。
毎日新聞
違法性っていうのはないのでしょうか。オークションにかけていることに関して。
観光政策課長
残念ながら違法性はないということです。売られた方も一概にいろいろとご事情があるでしょうが、営利を目的とした転売については避けていただきたいと、注意喚起をしたい、引き続き行っていきたいと思っています。
読売新聞
準備不足で記憶が定かでないのですけど、山口県内の緊急事態宣言発令中の感染者数と、大筋で相次いでいますが、緊急事態宣言解除後の、今日の2例も含めての、感染者数を数字の話ですけど教えてください。
健康増進課長
今持ち合わせておりませんので、また。
朝日新聞
毎日新聞さんの質問に関連して、知事にお伺いしたいのですが、プレミアム券の転売やオークションの話、知事はどのように受け止められていますか。
知事
そうですね、県民の皆さま、周辺の方も含め、山口県の観光、優れた魅力がありますので、ぜひ楽しんでいただきたい。そしてまた、観光需要を喚起して、観光の回復にぜひ早急につなげていきたいという思いでやっておりますので、チケットを販売する際に、転売を防ぐ仕組みについてどういったことができるのか考えたのですけれども、なかなか仕組み上、これは踏み込むことは難しいというのが結論です。ただ、われわれの趣旨はそういったことでありますので、ぜひ、営利を目的とした転売というのはやめていただきたいと思います。そのお願いはきちんと周知をしていきたいと思います。
朝日新聞
県民の皆さんの税金をご原資にした事業である、観光業界の苦しいところを支えていく事業である、そういうさまざまな方の善意によって成り立っている事業である。だからこそという思いが強いと。
知事
そうですね。このチケットも大変人気があって、多くの方が大変苦労して買えたり買えなかったりする方もいらっしゃる中で、転売をして営利を得るということは、われわれとしてはそうした行為はやめていただきたい、そのように思います。もちろん、ご本人の事情があって、行く予定が行けなくなったということもあるのかもしれませんので、それ自体が全て悪いのかどうかというところは断言できない面はありますけれども、営利を目的とするものであれば、これはぜひやめていただきたい、そのように思います。
朝日新聞
関連してなんですけれども、「Go To キャンペーン」ですね、いよいよ4連休で本格的に始まる、今のところ東京だけは除外されているわけですけれども、そこは両立してと繰り返し知事がお話されているわけですけれども、改めてですけれども、大都市で、大阪なども含めて、過去最高と昨日も出ていますけれども、その中で、「Go To キャンペーン」をやっていくことを、知事会でご発言になっていますが、状況をみながら柔軟にやってくれと、その辺りを教えてください。
知事
われわれも、プレミアムキャンペーンもそうですが、まず県内、近隣県、そうした所からスタートしていきましょうということを考えておりますし、多くの県も、そういう発言がありましたが、近い所からやっていくということから広げていくということをわれわれとしてはとっていきたいと思って取り組みを進めております。
国の制度設計としては全国一律というところでスタートとしましたので、そこからどういったところを除いていくかというふうな見直しの仕方になってくるんだろうと思います。今、東京だけが外されていますけれども、この間の知事会議でも申し上げましたが、感染状況をみながら機動的に対象範囲とか、期間とかそうしたことは見直しは今後も行っていくということは柔軟にやっていく必要があると思います。
朝日新聞
当面は、東京以外にも大阪、福岡、名古屋など、これまでの1日に確認数が最高という状況が、若い世代の方々が増えていると思いますが、東京だけでいいのかなというところ、その辺りはいかがですか。
知事
ここは政府の方でのお考えだと思いますので、感染拡大を防ぐという観点で今の判断をされているんだろうと思います。政府の方でもまた感染状況を見ながら、今後も柔軟に検討していただきたいと思います。
NHK
石丸課長にお伺いしたいのですが、44例目、45例目の方のPCR検査の陽性確定はいつ頃だったか、昨日の、時間をお伺いします。
健康増進課長
昨日の夕方、18時頃です。
NHK
お二方ともですか。
健康増進課長
はい。
TYS(テレビ山口)
45例目の方の2人の同乗された方は同僚ではないんですか。調査中ということですか。
健康増進課長
はい、2人の属性については調査中です。
読売新聞
44例目、45例目はそれぞれPCR検査の見込み数はどれくらい現在把握できているのでしょうか。
健康増進課長
現在進行中ですので、詳細数は申し上げることはできませんが、一般論として家族、知人のかたまり、職場のかたまり、プライベートであったりの動きということで3分野でやります。先ほど家族のことも申しましたが、職場、会社員ということなり、その接点を勘案しながら保健所が濃厚接触者に位置付けるのが何人になるか、ちょっと今の段階ではどのくらいになるかというのは申し上げられません。
読売新聞
全くやらないこということにはならなくて、やることは決定しているという理解でいいんですよね。
健康増進課長
はい。本県の方針として濃厚接触者には必ずPCR検査するというのは以前からやっております。濃厚接触者と位置付ければ速やかに検査の方につなげていくという姿勢で臨んでおります。
読売新聞
少なくとも1人はそれぞれ、濃厚接触者が存在しているんでしょうか。
健康増進課長
確認はしておりませんが、少なくとも1人以上はいると思っております。
読売新聞
分かりました。
NHK
知事にお伺いしたいんですが、以前、国の基準で確か私の記憶では、1週間に山口県の人口でいくと4人以上感染者が出た場合に、さまざまな自粛要請等を検討し始める目安としてお話されたと思うんですけれども、今回は1週間で8人というお話がありましたけれども、徐々に全国的にも増えて、山口でもさらに増える可能性がある中で、そういった自粛要請について今後検討等はいかがでしょうか。
知事
目安を設け、それは常に数字との比較をしながら考えていかなければいけないとは思いますが、その際にも申し上げたんですけど、われわれの場合は件数が少ない、こうした特に地方においては、一件一件の中身が大事だと思います。
今回44例目についてはまだ調査中ですので、これからどういった形で感染に至ったのかは確認する必要がありますが、他のケースは、基本的にはすべて県外でエピソードがあり、とりわけ大都市部、大阪や、今日のように愛知、また昨日の福岡、そうした形で感染を受けるというところがあります。それを食い止めるにはまず、特に感染が多い地域への移動について、まず慎重に考えてもらった上で、行かれる際にも、それぞれの皆さまの、先ほどから何回も言っていますけど、まず訪問についてしっかりと慎重に検討された上で、自身の感染リスクを避ける、感染リスクの高い場所へ行くこと、あるいはそうしたことにつながる行動、これはぜひ避けていただきたいと思います。
これをしっかりと行うことによって、県外から県内にウイルスが入ってくるという部分は、かなりお一人お一人がしっかりと意識して、リスクの高い場所を避ける行動をとっていただければかなりの部分を抑えれるところはあると思いますので、このお願いをまずはしたいと思います。
NHK
現段階では、慎重に判断していただきたいという旨のお願いで、その次がおそらく移動自粛の要請とかの段階にあるのかなと、現段階ではそれを要請する段階とは捉えていないと。
知事
そうですね。現時点では常に状況に応じて必要な対策はしていかなければならないと思っていますが、現段階で考えているわけではない。
読売新聞
知事にお伺いします。先ほど、県民の県外移動については慎重にというお話がありましたけれども、各種観光キャンペーンが始まっており、感染が拡大しているような地域も含めて、県外から県内に移動されて来る方も現実見受けられると思いますが、県外者の県内移動については、どのような考えをお持ちなんでしょうか。
知事
そうですね、この4連休もありますし、「Go To キャンペーン」もございますが、ぜひ、移動そのもののリスクによって感染が広がるリスクというよりも、行った先で自身が感染する、あるいは広げる、そうした行動をですね、一つ一つ避けていく、これが必要だと思っています。
ですので、先ほどもちょっと触れましたが、国の方でも出している新しい旅のエチケットでご自身の健康管理だったり、マスク、あるいはおしゃべり、車内のおしゃべりを控えめにするとかですね、これは白黒であれですが、示しているものがありますので、こうしたことをきちんと守ることによって、かなり自身の感染リスクを抑えられるだろうと思います。ぜひ来られる方も、あるいは山口県から行く場合も、この一つ一つの行動を守っていただいてですね、感染を受けない、拡大させない、そうした行動をとってもらう、このことを改めて意識を高く持っていていただきたいと思います。
毎日新聞
あの、先ほどお話の中で出てきた、感染の広がっている地域への移動は、できるだけ避けていただきたいっていうこと。
知事
避けるということじゃない。慎重に。行く予定にしていても、いったんは慎重に考えてですね。検討いただきたい。行かれる場合には、リスクの高い場所とか行動は避けていただきたいと思います。
毎日新聞
その感染が広がっている地域っていうのはどこ。
知事
特に大都市部ですね。もちろん全国も各地方も、山口県も感染者が出ている状況ですけれども、各地方に広がっていますが、その多くは大都市部で広がっているものに起因しているんじゃないかと思います。特に大都市部、先ほど言いました東京、それから大阪、名古屋、愛知、福岡ですね。過去最高の感染者も出ております。そうしたところでは、特に意識を高くもって、感染のリスクを避ける行動をとっていただきたいと思います。
毎日新聞
45例目の方の、車での移動に関しまして、16日に車で山口から名古屋へ移動したということですね。16日に山口県の方から名古屋市に車で移動したと。2人を同乗させて。
健康増進課長
そのとおりでございます。
毎日新聞
帰りが21日ですから、21日に名古屋から山口へ、その車でまた帰ってこられたと。
健康増進課長
はい。そのとおりでございます。
毎日新聞
その時も、この同じ2人が乗っているんですかね。帰り。
健康増進課主査
行きはお2人で行かれましたが、帰りは1人で帰って来られました。
毎日新聞
45例目の方1人で。
健康増進課主査
はい。お1人です。
読売新聞
ちょっとその経緯、よく分からなかったんですけど、本人も含めて結局何人。何人で行って、何人で帰ってきたのか。
健康増進課主査
行きなんですが、行きは3人で行かれました。本人含めて3人です。で、帰りはお1人で帰って来られました。
毎日新聞
これは自家用車で行ったんでしたっけ。社用車。
健康増進課主査
はい。お車でというふうにお聞きしております。
毎日新聞
車で。
読売新聞
じゃあ、帰りはご本人、患者45例目お1人でずっと運転して帰ってこられたと。
健康増進課主査
はい、そうです。
NHK
追加で確認なんですけども、同乗の方というのは、新幹線等で帰られているんですか。
健康増進課主査
その辺については、お答えをしてよいか、確認をとっておりませんので、すみません。控えさせていただきます。
読売新聞
そもそも同乗の2人っていう方って県内の人なんですかね。行きのとき同乗していた。県外者じゃないんですかね。
健康増進課主査
県外の人も、山口県の方もいらっしゃる※というふうに聞いております。
※その後の調査でいずれも県外の方ということが判明したため、会見当日19時からの記者レクにおいて訂正しました。
読売新聞
県内1人、県外1人。
健康増進課主査
はい。
読売新聞
分かりました。
健康増進課長
先ほどの人数について、これまでの数を整理してお伝えするということで、データを持ち合わせておりませんでしたが、今から説明いたします。
緊急事態宣言、山口県4月16日から5月14日までとしたときに9件、3月3日の初発から4月15日まで28件、そして5月15日以降は8件ということになります。
読売新聞
すいません。再発者の方っていうのはどこに入っているんですかね。1人いらっしゃったと思うんですけど。
健康増進課長
今、確認いたしました。5月1日に再発ということであります。つまり、最初に述べました緊急事態宣言中の4月16日から5月14日の中の9件。9件。実人数でいったら8人ということになります。
読売新聞
ありがとうございます。
作成:山口県総合企画部広報広聴課