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知事記者会見録・令和2年3月5日実施分
日時 令和2年(2020年)3月5日(木曜日)
19時00分~19時34分
場所 県庁2階 記者会見室
発表項目
- 新型コロナウイルス感染について(第2例)
知事
本日、新たに2名の感染が確認されました。
昨日ですね、報告をしました1人目の男性の方の配偶者とそのお子さん1人。下関市在住の40歳代の男性1名の方につきまして、昨日報告しましたように新型コロナウイルス感染症の発生が本県で初めて確認されたわけですけれども、これを受けましてまずはご家族の感染状況を明らかにするために、家族全員に対してPCR検査(遺伝子検査)を実施をしましたところ、本日17時に、40歳代の配偶者の方と、そして小学生のお子さん1名計2名が陽性反応という結果となりましたので、このように会見を開かせて頂きました。
陽性のご家族の方は、体調の異変もなく、自宅で過ごされているという情報を下関市から得ておりますけれども、陽性反応となったことから、まず、この配偶者の方とそしてお子さんはですね、入院となります。
さらに、今後詳しい行動歴ですとか、濃厚接触者につきまして、下関市保健所による調査が進められることになります。
こういった点は、市が主導的に行うことになりますけれども、県としても、積極的に支援をしていきたいと考えております。私からは以上です。
読売新聞
お子さんと配偶者の奥さんお二人の行動として、40歳代の男性の方と接触の関係はどのような事実を今のところ把握されているでしょうか。
健康福祉部審議監
今、下関市からの情報ではございますが、2月6日以降はですね、ご自宅の方で療養と言いますか、通常の行動というよりも自宅の方で静養されているというふうな情報をいただいております。
読売新聞
2月6日。日付がちょっと。
健康福祉部審議監
すいません。失礼いたしました。2月23日です。
毎日新聞
2月23日以降、配偶者の方および子どもさんともに家の中ということですか。
健康福祉部審議監
今のところの情報では、そのように聞いております。
毎日新聞
では、それ以前はともかくとして、お子様も学校に行ってないから、それ以前に出られるのかわかりませんけど、それ以降は感染の可能性は低いとみてよろしいでしょうか。
健康福祉部審議監
市の方においてですね、今そのあたりの追跡調査をするということになっておりますので、小学生ということもありますから、その前後についても、行動履歴を確認中というところと聞いております。
NHK
2月23日以降は、子どもさんも学校を休まれていると。
健康福祉部審議監
3連休ということもあるんですが、その辺の詳細はですね、今のところ行動歴については不明でございます。
市の方もこの時間帯と同じ時間帯、もうしばらくしたら、もっと詳細を把握をして会見を行うと言われてましたので、その時点で明らかになるんじゃないかなと思います。
NHK
お2人の方以外にも何人か検査されて陰性になったと言う状況でしょうか。
健康福祉部審議監
その情報につきましてはですね、やっているかやっていないかを含めて、ご本人様の方から話したくないというふうなことを言われていますので、すいませんけどご考慮いただければと思います。
NHK
昨日の時点では症状が出ていない家族にはPCR検査をしないというふうにおっしゃっていたと思うんですけども、その後の対応の変更状況について詳しく教えていただきたいのですが。
健康福祉部審議監
そのあたりについてはですね、やっぱりご家族の方から入念的にですね、どういうふうなやり方でやるかというのは市の方と、それからご家族の方でご相談をして、PCR検査をやりたいというふうに言っておられましたので、県の方もそれを受けて検査を行ったということでございます。
今回、陽性という反応が出ましたので、これにつきましては、感染防止で点もございますので、急遽お集まりいただきまして、こういうふうな次第でございます。
朝日新聞
小学生のお子さんは男女どちらですか?
健康福祉部審議監
性別についてはですね、まだご了解が得られていませんので、ご了解ください。
たぶん、同じような会見をですね、下関市でもすぐやると思います。
読売新聞
現在、体調に異変はないということだった思うんですけど、今、入院はされるということになるということだと思うんですけど、奥さんとお子さんの入院先っていうのは県内の医療機関でよろしいでしょうか。
健康福祉部審議監
市の方で入院先については手配をするというふうに聞いております。
読売新聞
まだ今は入院していないってことですか。
健康福祉部審議監
分かったのが、先ほどの17時でしたので、入院手続きをとるということでございましたので、今、手続きを進められているんじゃないかと思います。
読売新聞
今日中にもちろん入院を開始するということですか。
健康福祉部審議監
入院手続き中ということは聞いておりますので、手続きが終われば当然入院になると思います。
読売新聞
確認ですけど、体調は普通で、体調に異常はなくて、それでも二人とも入院をしてもらうと。
健康福祉部審議監
陽性プラスが出ておりますので、そこはきちんとして管理をしていただくようになっておりますので。
共同通信
確認なんですけど、現状では無症状感染者というふうに今のところは考えているんですか。
健康増進課長
ええと、無症状病原体保有者という位置づけになると思います。
毎日新聞
すみません、あの23日から自宅で待機といいますか、自宅にいらっしゃるというふうに聞いているということでございましたけども、そこは市の保健所なりとの相談の上で、そういう対応をされてたのか、不安を感じて自主的にご家族でされていたのか、そこは聞いていらっしゃいますか。
健康福祉部審議監
私どもが聞いたのはですね、あの、お父さんがといいますか、そういう風になったので、入念的な意味で、自宅で静養をと判断されたと聞いています。
中国新聞
この家族は3人暮らしでよろしいんでしょうか。家族構成は、3人でよろしいんでしょうか。
健康福祉部審議監
それについては、ご本人の了解を得ておりませんので、すみません。
読売新聞
今回感染が確認された三人は、同居されているということで間違いないでしょうか。
健康福祉部審議監
同居でございます。
共同通信
知事にちょっとお伺いしたいんですけども、昨日会見頂いた時点から、例えば映画館に行っていたという情報ですとか、詳しい行動歴の発表があったんですけれども、もしかしたらもっと大きな動きなどあったかも知れないんですけども、これを踏まえて、今の段階でどのような対策についてお考えでしょうか。
知事
そうですね、あの、全般的に感染が広がらないようにですね、さまざまな、各それぞれの方が気を付けていただきたいというのはありますけれど、今、市の方で調査をですね、それぞれしていますので、どういう行動をされたのかとか、あるいは濃厚接触者、今回また新しく2人見つかりましたので、先ほど言いましたように、行動であったりとか濃厚接触の関係についてですね、調べることになりますので、それについては確認の上、下関市の方で必要な情報は、どんどんオープンにする、お伝えをすることになるというふうに思います。あの、そういった中で今回の2人についてはですね、症状が出ていないということでありますから、どれだけそれが感染力があるかというとですね、発症している場合と比べると随分低いだろうと一般的には言われておりますので、そういった事を踏まえて、また下関市の方でですね、みなさんへの注意喚起ですとか、そういった事は考えられると思いますけども、いずれにしても蔓延防止対策をですね意識をして、もちろん行政の方でもしっかり、皆さんにお伝えしていかなければいけませんし、各自皆様もですね、いろいろと気を付けていただくことが重要かなと思います。
毎日新聞
基本的な考え方をお尋ねしたいのですが、本来で言えばPCR検査をやる対象というのは、熱とかの症状が出ている方が対象だと思うのですが、今回はご家族の方を調べていらっしゃいますよね。で、同様に、いわゆる職場の同僚の方であるとか、そういう濃厚接触をしたと思われる方は、分かっている限りでも他に何人かはいらっしゃるんじゃないかと思うんですが、そういう方についてというのは、PCR検査というのは、具体的にお考えはあるのでしょうか。
健康福祉部審議監
この間の会見の時に、奥さんと、少なくとももう1名の同僚の方が、濃厚接触したとお話させていただきましたけども、一応、対象者の判断でもPCR検査は出来ますので、今回はその判断に従って検査をしたということです。
毎日新聞
つまり、同僚の方などの濃厚接触の方も、PCR検査したのですか。
健康福祉部審議監
実施をします。
毎日新聞
実施をする、ですね。まだしていないけども。
健康福祉部審議監
実施をします。今、家族を優先的にやりましたので、
毎日新聞
なので、次はこっちをやると。それで、今はお一人ですか。その、例の大分から同乗して帰られたという。
健康福祉部審議監
今は、そういう状況です。
読売新聞
濃厚接触者は昨日の段階では奥さんと娘ということだったんですけども、現時点で新たに分かっている人はいないということで。
健康福祉部審議監
今のところはおりません。
NHK
知事にお伺いしたいんですけど、昨日の会見でもおっしゃっていたことにまた重なるんですけど、改めて、今回また計3人に感染の方が増えたことの受け止めと、県民に対してのメッセージをいただければと。
知事
そうですね。最初に感染された方のご家族ということで、非常に近いところでですね、感染していったということだと思っておりますが、昨日も申し上げましたが、広い範囲でまん延が広がっているという状況ではありませんので、ここはぜひ、県民の皆様には、落ち着いて、冷静に受け止めていただきたいというふうに思います。また、市の方でよく調べて必要な情報は提供していくことになりますので、皆さんは、しっかりと通常の感染症対策をですね、しっかり行っていただきたいと思います。
NHK
そして、県としても感染の拡大防止に向けて、今はまだ近い範囲ですけど、今後広がっていく可能性を少しでも抑えていくために、どのように取り組まれるか。
知事
そうですね、いろんな施設でも、消毒とかそういったものを配置してもらってですね、感染が広がらないように県内全体で意識をもってやっていただいてますけれども、引き続き徹底をしていただきたいですし、また、それぞれの方が手洗いですとか、咳エチケットですとかいったところを徹底的に行っていただいたり、できるだけ人混みの多いところにはなるべく行かないとかですね、あるいは風邪等の症状があると思う方は、外出を控えてもらうとか、そうした感染が広がること、あるいは自分が受けることをできるだけ防ぐことを行っていただきたいと思いますが、いずれにしても、今、感染、まん延が広がっているということではありませんので、そこはぜひ冷静に受け止めていただいて、適切な対応をしていただきたいと思います。
NHK
個別の情報でちょっとお伺いしたいんですが、小学生のお子さんなんですけれども、年代は何歳代で。
健康福祉部審議監
すいません、それは明かしたくないということでしたので。
NHK
お子さんが通われていた学校とかにですね、実際にお父さんの感染が確認された後に行ってるかどうかっていうのはまだわからないと思いますけれども、一応その可能性がゼロではない限り、学校に対して連絡とかはされているんですか。
健康福祉部審議監
必要ならば、行うようになると思います。
NHK
これから。
健康福祉部審議監
はい。
山口新聞
昨日、本部員会議の後の知事のお話で、合同会議を下関市と開くというようなお話をされとったと思うんですけれども、実際にこれから下関市との連携というところでは、どのように県は対応していくんでしょうか。
知事
そうですね。今、うちの健康福祉部の方と下関市の方では頻繁に連絡を取り合ってやっております。うまくできるように、また職員を送ったりとか、そういったことも考えていかなければいけないと思いますけれども、今この時点では、私も市長と電話で話をしますし、事務レベルでも頻繁に連絡をとりながらですね、万全の対応をしていきたいと思っております。
山口新聞
実際に県の方が下関市に行くということは、これまで実際にあったんでしょうか。
健康福祉部審議監
今ですね、そのあたりの調整について、市の方ともやっております。こういったことの調整もありますので、そのことを踏まえて、これから具体的な調整を図ろうというふうに思います。
読売新聞
奥さんについて、お仕事をされているとかっていうことが分かっているのでしょうか。
健康福祉部審議監
職業については、言えないということで。
読売新聞
何か仕事に就かれているかどうかも含めて言えないということで。
健康福祉部審議監
そうです。
NHK
接客をする仕事かどうかっていうのは。
健康福祉部審議監
それを含めて言えないということです。
中国新聞
確認なんですけど、下関市さんの方が濃厚接触者が増えているというのをお聞きしたんですけど、そのへんは県としては確認されてはないですか。
健康福祉部審議監
濃厚接触者が増えているというのは。
中国新聞
例えば、受診された病院の職員であるとか、そういった情報っていうのは入ってないですか。
健康福祉部審議監
そういった情報は入っておりません。
読売新聞
まだ症状が出てないということなんですけど、クラスターという言葉がよく言われますが、そのへんについての認識は。
健康福祉部審議監
この例でっていうことですか。
読売新聞
はい。
健康福祉部審議監
この例の方はずっとご自宅にいらっしゃったんで、クラスターっていうことは少し考えにくい。
読売新聞
これからそういう可能性はあり得る。
健康福祉部審議監
それは当然。
毎日新聞
念のための確認ですけど、小学生のお子様は、男女というのは、分からない、言えない、どちらでしょうか。
健康福祉部審議監
それは、言えないということで。
毎日新聞
分からないではなく、言えない。
健康福祉部審議監
言えない。
防府日報
23日以降は自宅で静養されてるということでしたけれども、それ以前の、いわゆる2週間前、そこの行動については、全く現在は把握できてないということですか。
健康福祉部審議監
これから調べます。
防府日報
市外に出たかどうかということについてもまだ分からない。
健康福祉部審議監
これから調べるということです。
YAB(山口朝日放送)
今日の夕方の下関市の会見のほうで、大分から同乗していた人については、下関市としては、昨日までは濃厚接触者だったけれど、今日からは対象からは外れるという判断を下してるんですけども、県としてはまだ濃厚接触者という認識になる。
健康増進課長
頻繁にいろいろ情報のやり取りをしています。またこの会見が終わった後もですね、いろいろ濃厚接触者の情報とか、いろいろやり取りをすることがありますので、いろいろ情報が前後したり、新しく判断を変えたり、整理したりとかありますので、多少のずれがございます。今、同乗者の扱いという点では非常に大事なポイントですので、確認はしますが、今のところ、後ほどそういうふうな話が出るのかもしれない。
YAB(山口朝日放送)
ただそれは、検査は実施すると。
健康増進課長
失礼しました。濃厚接触者と判断し、かつ保健所長が発生届としてですね、きちっとこれは検査の対象者であると。
YAB(山口朝日放送)
この時点で。
健康増進課長
はい。ということで今はそのようにイメージはしておりますが、まだ正式な検査の発生届が出ているわけではない。
YAB(山口朝日放送)
じゃ、まだ実施するかどうかはまだ。
健康増進課長
はい。そのイメージではおりますが、まだ確定しているということではございません。
共同通信
一点子どもの件で確認なんですけど、23日以降静養されてたという話なんですけど、学校に行ったか、行ってないかは分かんないけど、とりあえず自宅で療養していたというのはお間違いないという。
健康福祉部審議監
連休中ではあるんですけど、それ以降はちょっと調査の状況を見てみたいと思っております。
共同通信
とりあえずは自宅にいたというのは事実として間違いないという認識、子どもは。
健康福祉部審議監
そうですね。ただちょっと分からないところがありますので、実際には聞き取りを市のほうで行うと思いますので、詳細はその結果を見てから判断したいと思っております。
NHK
つまりはじゃあそのお子さんがずっと自宅にいたかというのは現段階では分からない。
健康福祉部審議監
それは分かりません。分からないというよりも、自宅で静養していたとは聞いてるんですけども、本当に一歩も外へ出ていないのかどうなのかっていうのは市の方も最初に確認しますので、それを見てから判断するようになると考えております。
NHK
学校に行ってないのは間違いない。あくまでも聞いているというレベルでは自宅から出てないと聞いている、ただし本来はそこから確認をしたほうがいいのでしょうけど、確認まではできていない。
健康福祉部審議監
そういうことです。
中国新聞
それは先ほど知事がおっしゃった「そんなに広がっているわけではない」という発言が適当ではないような。
健康福祉部審議監
いや、そうではなくて、あくまでも最終的には確認しないといけませんが、今ある情報のもとで話を聞いておりますので、その中で市のほうとしてもそういうふうに認識をしているという話で、私のほうでも判断している。
中国新聞
学校に行っていないというふうに認識をしているという理解でよろしいでしょうか。
健康福祉部審議監
はい、そういうことです。
[※その後、登校していたことを確認]
NHK
その先月23日以降なんですけども、3人の方は基本的には自宅に皆さんいたという認識で、外から3人がいるお宅に、来客というのは入っていない。
健康福祉部審議監
そこまでは分かりません。
NHK
分かりました、ありがとうございます。
毎日新聞
今分かっている人以外にも濃厚接触者が分かった場合には、PCR検査をやるという方向でしょうか。
健康増進課長
濃厚接触者と保健所長が判断し、かつその方に症状が出た場合には、必ずPCR検査の対象となります。または、濃厚接触者と保健所長が判断し、かつ総合的な判断を医者として実施し検査が必要と思う場合には実施します。濃厚接触者については保健所長の判断によって検査を実施すると考えていただければ。
毎日新聞
症状のことなんですが、発熱した場合4日待って検査をするのですか、それとも症状が出たらすぐに検査をするのですか。
健康増進課長
相談の目安として4日間というのは重要な基準としてあるが、濃厚接触者については、保健所長の判断により検査することはありえます。
読売新聞
昨日の段階で把握しているのは奥さんと同僚の方の計2名だった今日検査されたお子さんについては濃厚接触者という認識ですか。
健康増進課長
濃厚接触者と保健所長が判断し、PCRの検査を実施したのは本日です。
読売新聞
家族から検査を受けたいという要望があっても、家族の要望では検査を受けられないということでしょうか。
健康福祉部審議監
家族から要望を受けて、保健所長がPCR検査の必要性を判断し、実施しました。
読売新聞
最終的には保健所長の判断ということですが、お子さんは今日濃厚接触者として認めたという理解でよろしいでしょうか。
健康増進課長
そのように考えていいです。無症状病原体保有者という位置づけになります。
NHK
今後の状況を踏まえて、感染が広まっていく可能性はゼロではありませんが、検査体制や感染症医療機関の体制は、県としてどのように取り組んでいかれますか。
知事
今も医師の判断によって必要と認められれば、保健所を経由してPCR検査を実施しており、必要なものはすべて実施しています。現時点で検査の余力も十分にある状態で、また予備費を活用し、検査可能数を30から60に拡充しておりますので、そういった意味でも余力が増えるため、今のところの対応としてはそれで十分と考えています。
医療機関の受け皿も今の段階では十分と聞いておりますので、そういったところがネックにならないようにしっかりと取り組んで参りたいと思います。検査体制も受け入れ体制も万全のものを整えて参りたいと思います。
読売新聞
昨日の感染者の方、40歳代の男性の今日の状況はいかがですか。
健康福祉部審議監
状況の変化はなく、安定していると聞いています。
読売新聞
今回の陽性者は子どもさんということで、学校に通っている期間もあったと思いますし、さまざまな行動なども明らかになっている。県民の方も大きく不安に思われるようなところもあると思うが、県民に対してのメッセージはあるでしょうか。また企業活動にも影響が出ている中で、企業に向けてのメッセージはありますか。
知事
山口県でも今回発生しましたし、全国でも感染が広まってきているので、皆さんも十分に注意しながら感染症の予防対策をさらに徹底していただきたい。ただし、いろいろ情報は冷静に受け止めていただきたい。
経済面でも色々な影響が出ていることは把握しているが、県としてさまざまな相談窓口は設けておりますし、資金面でもコロナ(新型コロナウイルス)に対する特化したメニューも新しく設けておりますし、何かありましたらご相談いただきたいし、われわれもお話をお聞きしながらサポートしたいと思っています。
毎日新聞
県民の方へのメッセージとして別の意味でお伺いしたいんですが、学校が休校になっているということで、子どもさんが家庭内にこもってストレスが溜まっているし、親御さんもストレスが溜まってしまいがちであるというような状況にあります。また、公立高校への入試が終わった活発な中学校3年生なども入試から解放され、外に遊びに行きたいところを、感染症予防対策のために家にこもっていないといけないというような状況下にある中で、メッセージはありますか。
知事
われわれも子どもの健康や安心・安全をしっかり守っていくことを考えて、休校措置を取っています。今の休校というのはウイルスのまん延防止のために行っているものであるので、不要不急の外出は控え、極力自宅で過ごしていただきたいと思います。
期間も長くなるので、ストレスもあるとは思いますが、各学校の方でも先生が家庭を回ったりしながらいろいろなケアをしていくことになると思います。ぜひ主旨を踏まえて、感染を広がらないような取組、まん延しないような行動をとっていただきたいと思います。
YAB(山口朝日放送)
今回の濃厚接触者は体調不良ではないということを受けて、県民の中でも体調不良でない人にも不安が広がるかもしれないということはどう受け止めていますか。
知事
症状が出ていなくても陽性ということが起こりうるし、実際に起きているということではあります。そうした中で、自分自身がどうか不安に思われるかもしれないが、熱が出たりということがありましたら、各保健所の方に相談窓口をおいておりますし、それぞれにおいて、感染症予防対策をしっかり行っていただきたいと思います。
朝日新聞
奥さんとお子さんからの申し出により、保健所長(下関市立下関保健所長)の判断でPCR検査をしたということですが、申し出があったのはいつですか。昨日の陽性反応を受けてということでしょうか。
健康増進課長
申し出がいつあったかについては不明です。ただし、ご家族からの申し出があればすべて実施というわけではなく、状況調査と家族からの意向そういったものを総合的に保健所長が判断して検査を実施します。
朝日新聞
陽性確認されたことを受けて、保健所の判断で検査を実施したという流れでよろしいでしょうか。
健康増進課長
申し出があったのはもう少し前からあったかもしれません。状況調査も含め、そういった情報を総合的に判断して、保健所長が判断したのが今日ということです。
※広報広聴課編集
[ ]の箇所は、当課で修正しています。
作成:山口県総合企画部広報広聴課