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知事記者会見録・平成28年7月15日実施分

ページ番号:0013034 更新日:2016年7月20日更新

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日時 平成28年(2016年)7月15日(金曜日)
10時00分~10時30分
場所 県庁2階 記者会見室

発表項目

知事

 皆さん、おはようございます。
 今日は、臨時の会見というふうになりましたが、お集まりいただき、ありがとうございます。
 これまで実現に向けて取り組んでまいりました山口宇部空港への国際定期便の就航がですね、本日、決定をしました。
 このことにつきまして、私の方からご説明申し上げたいと思います。
 県では、これまで定期便の実現、就航を目指しましてですね、これまで韓国との連続チャーターの運航に取り組んでまいりました。平成25年度の10往復から始まりまして、26年度には22往復、そして昨年度は46往復という形で年々運航規模を拡大してまいりましたし、その中で着実に実績を積み重ねてきたところであります。これがですね、本日の就航決定に成果として結び付いているものであります。
 お配りしてあります資料(1)をご覧いただきたいと思います。
 まずですね、就航期日は、今年、平成28年11月28日からでありまして、当面、ウインターダイヤでの期間中の運航予定というふうに聞いています。
 運航内容は、山口宇部空港と韓国・仁川(インチョン)国際空港との間で週3往復、月曜日・水曜日・土曜日、この3日間であります。週3往復であります。エアソウルによります運航でありまして、機材は195人乗りのエアバスA321というふうになっております。
 なお、エアソウルはですね、これまで、山口宇部空港と仁川国際空港との間で連続チャーター便を運航しておりました、アシアナ航空の100%出資の子会社というものであります。
 続きまして、お配りしてある資料(2)をご覧いただきたいと思います。
 山口宇部空港への就航が決まったことに伴いまして、来週の21日の木曜日にですね、県庁におきまして、エアソウルの柳光煕(リュ・グァンヒ)代表取締役社長との間で「相互交流協定書」の調印式を行う予定としております。
 かねてから申し上げておりましたけど、山口県ですね、人口減少が続いていく中で、海外との直接のルートを持っておくと、作っていくというのは大変重要であろうと思っています。増大している海外のインバウンドの需要をしっかりと山口県に呼び込んでくる、それからビジネス面、あるいは県産品の売り込みもそうですけれども、海外への展開の足掛かりをしっかりとつくっていくということがですね、山口県の将来にとって極めて重要だと思っております。
 そうした思いを持ってですね、国際定期便の実現にはですね、私自身もかなりこだわってですね、取り組みを進めてまいりましたし、また、昨年の10月にはですね、私自身もソウルに行ってアシアナ本社を訪れてですね、国際定期便の就航のですね、要請、働き掛けをしてきたところであります。そうしたことを通じましてですね、今回、山口宇部空港、先日ちょうど開港50周年の節目の記念イベントも行いましたけれども、こういう節目の年にですね、山口宇部空港に初めて国際定期便が実現をするということになったことは、大変うれしく思っているところであります。
 これが実現してからはですね、実際、その利用を促進していかなければいけませんので、海外でのプロモーションをしっかりと展開をしてですね、山口県にもっともっとお客さんに来てもらうという取り組みをしていく。それからまた、県内向けにはですね、これまでのチャーター便だと、ソウルに行っても帰ってくるだけですけれども、定期便になりますので、自由に行って、また仁川空港を通じてそこから他の地域にも行けるということになりますので、観光だけじゃなくてビジネス面での利用もですね、大変期待できるわけであります。
 ぜひですね、そういう形で有効活用ができる、その部分をですね、しっかりとPRするなどですね、インとアウト両方を通じてですね、利用の促進に努めていきたいというふうに思っております。
 こうしたことを通じましてですね、定期便が、通年で運航する、そういった形に持っていけるようにですね、しっかりと取り組んでいきたいというふうに思っています。
 私からは以上です。

中国新聞

 お世話になります。中国新聞です。今、最後の方にお話がありました通年での運航ですね。当面3月までというふうになっていますが、3月何日くらいまでかということと、通年運航に持っていく、チャーター便の運航を冬季限定でこれまでやっていたと思うんですけど、通年に持っていく上でどの辺りがですね、県として課題になる、どういった対策が必要になるとお考えでしょうか。

交通政策課主幹

 航空会社が言うところの冬ダイヤと言いますのが、3月の最後の土曜日までですから、3月25日だったかと思います。冬ダイヤですとそういう形になります。

知事

 それでですね、今あの、ずっとこれまでも冬の直近もそうですけれども、冬の期間のダイヤということでやっていまして、そこの需要は一定程度といいますか、かなりの高い率で、94%という率で利用されていますので、その分についての需要はしっかりあるということは、おそらくアシアナの方でもですね、判断をして定期便はいけるというふうに判断をしたんだと思います。それから先のことはですね、実際にはこの今回やる定期便の運航の状況を見てから、利用の状況を見てからですね、考えることになると思いますので、今回決まった11月末から3月末までの間にしっかりと利用を促進していくということが重要であろうと思います。その際にですね、当然、インバウンドもですね、これまでもチャーター便の場合もほぼすべての席、9割近くがですね、韓国からのお客さんが来るということになっておりまして、その搭乗率も95%近くになっているわけですね。
 ですから、そこは引き続きですね、しっかりとPRもしていきますし、また今年からですね、海外のプロモーターを配置し、韓国もそうですけれども、いくつかアジアの国々に担当のプロモーターを配置して、現地の目線で山口のことをPRしていく、しっかりと誘客をするという取り組みも進めておりますので、そういったものもしっかり活用して、さらなる誘客につながるように取り組む必要がありますし、あとは、こちらからのアウトバウンドといいますか、山口の方から仁川の方に行くという部分をしっかりと伸ばしていきたいというふうに思っております。これはですね、さっきも触れましたが、今までチャーター便でありますと、旅行商品として全部商品として売られているので、ソウルに2泊3日の旅とかという形で組み込まれた形でしか利用できなかったという部分があります。しかしですね、定期便になってきますと、そこは自由にですね、乗れるわけでして、個人で買って乗れるということになってくるわけであります。そうしますと、当然ソウルに行く際、韓国にいろいろ旅行に行く際、自由に自分で組み立てていけることができるようになりますし、また、ご案内のとおり仁川はアジア有数のハブ空港ですから、そこから世界各地に向けてですね、飛んでいくこともできるわけですね。ですから、山口宇部空港から仁川に行って、仁川から他の世界の各地についてですね、飛んでいけると。そういうですね、利便性としては定期便の方がぐんと、特にアウトバウンドが高まるわけでありますので、その辺りのですね、部分をしっかりとこれをですね、PRしてですね、いかに利便性が高いかということをですね、まずはわれわれがしっかりとPRするということが重要であろうと思っております。

中国新聞

 今、お話がありましたけれども、チャーター便だとですね、旅行商品の売り切りということでですね、自由に乗れるということはないんですけど、一方で旅行会社さんが売ってくれることで非常に高い搭乗率が出ていたという側面もあると思うんです。それが個人客も含めて自由に買えるということになったときに、搭乗率が今までどおり出るかどうかというのは非常に重要なポイントになると思うんですが、なかなか90%台に搭乗率というのは続けていくのは難しいような気がするんですけれども、その辺り知事のお考え等はいかがですか。

知事

 それは、たぶん韓国の側でですね、どういうふうにしてそれを埋めていくか、エアソウルの方でも考えられるというふうに思います。これまでですね、韓国の方から来るのはそういった形でですね、旅行商品が組まれた形で、それでほぼ満たされているというか、需要が満たされているということなので、それを一気にやめてしまうんじゃなくて、一定継続するということもあるんじゃないかと思います。航空会社の方も当然、どういった形で席を埋めるかということをですね、最優先に考えると思いますので、今までの乗り方をですね、一定のこの成果を得ているのであれば、それをですね、継続するということもあり得るんじゃないかと思いますけど。そこはそういったことも含めながらですね、どういった形でやるのが一番利用が進むかというのは航空会社なり旅行会社の方も、韓国の方でも一生懸命考えると思いますので、そこをそんなに急にそれが減るということはあんまり心配しなくていいのかなとは思います。

中国新聞

 あともう一点、今年の3月でしたっけ、海外展開方針をまとめられて、韓国、国際定期便の誘致、それから連続チャーターの誘致という項目が入っていたと思いますが、国際定期便に関しては、今回の韓国で一つの節目を迎えたと思いますが、先日、台湾にも訪問されて、台湾との連続チャーター便の運航についても働き掛けたと思いますが、その辺り詰めて、韓国の次のステップに山口宇部空港の国際線の就航についてどういうふうに取り組まれるのかということと、まあ、念頭にはないと思いますが、念のため、岩国錦帯橋空港の方で、こちらの方で国際便、定期便や連続チャーター便があり得るのか、ということを教えてください。

知事

 まずは、山口宇部空港をですね、今回、国際線が初めてできたということであります。これに併せましてですね、今も待合室も拡張しておりますしね、入国の手続き等もですね、カウンターを増やしたりとかですね、してますし、また今、ボーディングブリッジは2本ですけれども、3本目、国際線の方にボーディングブリッジを造ってですね、利便性を高めることをやっております。そういった形でですね、国際空港、海外の路線が来れるような環境というのをこのたび整備をしますので、それをですね、またうまくPRしてですね、さらなるそのチャーター便なりですね、誘致につなげていきたいというふうに思っております。そういう中でですね、今、ご質問のあったように台湾の方にですね、今年の4月に訪問しまして、航空会社の方も回ってですね、チャーター便の充実についての要請をしております。そことですね、具体的に事務的な話をですね、重ねて協議を重ねておるところでありまして、これもぜひいい形に持っていきたいなというふうに思っております。台湾もですね、非常に日本への観光が多くてですね、だいたい2,300万人ぐらいいる人口の1割ぐらいは毎年日本に来ているということであります。昨日、ちょうど福岡の、福岡空港とチャイナエアライン、台湾のですね、チャイナエアラインの就航が40周年だったんです。それに併せてパーティーがあったんです。私もそこに招かれていって、会長さんともお話をしてきました。われわれとしては、非常に台湾との間のですね、チャーター便の充実ということを強く思いとして持っているので、ぜひ、その実現に向けてですね、話をさせてほしいという話をさせてもらったところであります。またその関係はしっかりと協議をこれからも重ねてですね、少しでも多くのですね、チャーター便の便数が増えるように努力していきたいと思いますし、そういった形で仁川だけでなく、複数のですね、海外とのそのルートができるということも、これもまた山口県のこれからの活性化にとって大変重要なことだと思っておりますので、そういった部分もですね、さらに実績として積み重ねていけるように努力をしていきたいと思います。それから、岩国の方ですね、岩国の方は、今、米軍基地との共用ということでありますので、われわれが自由に誘致できる、そういったものでありません。ただ、今ですね、東京便も増えまして、沖縄便もできたということでありまして、できるだけ、利便性が高いようにですね、充実が図れればという思いは持っておりますので、この辺はまた地元の方ともですね、岩国市等ともしっかり話をしながら、今後空港がどういった形で利用が進むように取り組んでいくかということをですね、しっかりと話をしていきたいなと思います。

中国新聞

 海外もですか。

知事

 海外については、まだ具体的な話をしているものはありません。

NHK

 すみません。山口宇部空港の国際定期便なんですけれども、運賃のおよその目安というのは今設定はないんでしょうか。

知事

 いや、それは今特にないですね。これからの話になってくると思います。ただ、まあ、今まではチャーター便だったのでですね、その航空運賃とは切り離してないもんですから、何と比較するかというのは難しい部分が出てまいりますけれども、ちなみにアシアナ航空のチャーター便というのは171人乗りだったんですけれども、エアソウルは195人乗りということでありまして、座席は増えるということなので、割安になることは考えられるかとは思いますけれども、ただ、そこはちょっとこれから具体的な話になってくると思います。

共同通信

 定期便になるということで、国際線のビルの、まあ、ターミナルの整備とか予算措置みたいなものは今後していくんでしょうか。

知事

 空港のビル自体は山口宇部空港ビルという会社があるので、そこの中の内部の留保資金がありましてですね、それをもって、その中で回すということでやっておりますので、県としては特段、予算措置というのはないです。
 あとは先日、宇部ロータリークラブが60周年の記念のですね、あそこの国際ターミナルの前にですね、バラの花をたくさん植えてもらって、そういった意味でも、地元もですね、おもてなしといますか、お迎えを、おもてなしができるような形でですね、取り組みをしてもらっているので、大変心強いと思っています。

毎日新聞

 すみません。先ほど、海外プロモーションとかをしていて、山口に来てもらうとか、そういう取り組みを考えられてると。これまでもチャーター便に関してですけれども、旅行会社との交渉とかあると思うんですけれども、具体的に、今、念頭に置かれている、例えば、何かこういう取り組みをしていくっていうのがあれば、教えていただけますでしょうか。

知事

 具体的にですね、特段のものということは考えておりませんけれども、今年の予算の中でもですね、国際定期便の開設支援事業ということで、航空会社が実施します初期投資等への支援というのはですね、想定をして計上しておりますので、そういった部分をどういうふうに執行していくかっていうのは、また話をしながらやっていきたいというふうに思っております。
 例えば、いろんなPRの経費だったりとかですね、カウンターとかを空港に置く場合にその部分を何か支援するとかですね、そういったことは考えられるかと思いますけれども、そういった部分はよくこれから話をしていきたいなと思います。

朝日新聞

 当面、ウインターダイヤなんですけれども、ウインターダイヤであるという、その理由とですね、今後、夏とか、全てのシーズンを通してやっていくとかっていう、その辺りの、目指していくっていうものがありましたら。

知事

 はい、ウインターダイヤっていうのはですね、これまでもアシアナ航空で行ってきた連続チャーターが冬時期を中心にやっているということの実績の積み重ね、その延長にあるという、エアソウルというかアシアナ側の判断だというふうに思います。
 冬の方がですね、韓国、非常に寒いですから、まあ山口はですね、韓国に比べると暖かくて、温泉もあって、あと非常にですね、例えば、ゴルフとかもですね、するのに韓国は非常に値段が高いということも聞きますし、冬場はなかなかできないっていうふうにも聞きますので、それからするとですね、山口に来て、例えば、宇部カントリーとかですね、あるわけですけれども、そういうその冬場の需要っていうのがですね、一定あるっていう部分が、これまでの2、3年の間のですね、チャーター便の実績の積み重ねの中で見えてきてるということでですね、今回、定期便になったというふうな判断ではないかというふうに推察をいたします。
 ただですね、それ以外にも実際に、山口でもいろいろとこう歴史なり、文化なりですね、温泉とかですね、いろいろと韓国の方、楽しんでおられるわけでありまして、その時期以外にもですね、当然需要もあろうというふうに思います。
 ですから、われわれ、その部分をしっかりと韓国の側にもPRですね、しっかりとして、冬場だけじゃないですよ、夏場とかでもですね、非常に山口は楽しめるところだっていう部分をしっかりと向こうで宣伝、PRをしなきゃいけないと思います。
 そのために当然、航空会社や旅行会社の方ともですね、いろんな働き掛けもしていきたいと思いますし、また、これ先ほど触れましたけれども、今年から置いているですね、海外のプロモーターを通じて、現地の目線で、山口の魅力をしっかりとPRしてもらうと、そういった部分をですね、積み重ねていくことによってですね、さらにその時季以外にもですね、需要っていうのを掘り起こしていく必要があると思いますし、また、あとはこちら側からですね、利用しなければ、アウトバウンドといいますかですね、山口の側から仁川の方に行くという需要をしっかりとつくっていかなければいけないと思っておりますので、その辺り、先ほど言いましたように、チャーター便にはない定期便のメリットですね、自由に組み立てられると、仁川から他の世界各地に飛んで行けるという部分を含めて、ビジネス利用ですとか、観光にとどまらないビジネス利用の需要の拡大、その辺もですね、しっかりと促されるようにですね、うまくPRをしていく必要があるかなと思っています。

防府日報

 先日商工会議所の人がですね、福岡辺りに来る韓国の人はですね、下関まで来るけど、なかなかこちらの県央部とか県東部までは来ないというような話をされていたんですけども、今回ソウル便が就航することでですね、そういった人たちを呼び込める一つのチャンスになると思うんですけれども、例えば、福岡であるとか、このままいくと来年、広島もエアソウルが就航しますけれども、その辺とこう、広域的に連携してですね、福岡に入って、例えば、山口から帰ってもらうとか、そういったような呼び掛けをしていくっていうようなお考えっていうのはいかがですか。

知事

 そうですね。おっしゃるとおり、今までチャーター便だとそれはできないけれども、定期便であればですね、入る所、出る所変えられるわけですので、おっしゃるとおり福岡から入って山口から出るとかですね、山口から入って広島から出るとかですね、そういったことができるわけですね。それで、だいたい、観光を見ていると、県内だけで回るってパターンもありますけれども、他県にも行ってですね、少しこう広域的に動きながらですね、回られるっていうパターンも非常に多くありますので、そういう意味ではですね、山口から出て、必ず山口から帰るっていうことじゃなくて、いろんなバリエーションっていうのは、おっしゃるとおりあろうと思います。ですから、そういった部分もですね、うまく観光の、誘導する意味でもですね、こういうルートがありますよとか、できますよっていうことをですね、しっかりと示していくっていうことは重要かなと思っておりますので、そういうアプローチもこれからはできるようになるっていうことでですね、ぜひそういったことも頭に置いてですね、取り組みをしていきたいなと思います。

NHK

 すみません。通年での運航を目指されたいということなんですけれども、それに求められている搭乗率の目標とかあるんでしょうか。

知事

 いや、今、具体的にそういった話はないですね。ですから、これはおそらく就航してからの話になってこようかと思います。
 今、直ちにそこをですね、相手方と協議しているということはありません。

NHK

 現時点で、冬季ダイヤ間での就航目標、搭乗率目標とかは特にございますか。設定されていますか。

知事

 まあ、今日決まったばっかりなのでですね、その辺は、またこれからということになってくると思いますけれども。
 当然、これまでチャーター便の実績を重ねてきておりますのでですね、まあ、この実績っていうのが一つの目安に当然なるだろうと思いますので、その辺をいかに増やしていけるかっていうことをですね、努力をしていくということが、これから求められるのかなっていうふうに思います。

NHK

 LCCの場合だと、まあ、格安になるとどうしてもその、高い利用率っていうのが求められてくるかと思われるんです、採算的にはですね。その辺っていうのは課題とかですね、結構これまで以上のPRが必要じゃないかなと。

知事

 そうですね。今言ったようにちょっと席が若干増えるということでありますので、その分また逆に言うと、その容量というか来れる人は増えてくるのですね、そこはチャンスとみて、しっかりそこ増やしていく必要があると思います。
 値段的には、今ちょっとLCCと言われたんですが、エアソウルはですね、アシアナ航空はLCCという言い方はしてないようです。なのでちょっとそこはよく確認をされたらいいと思うんですが、少なくともアシアナ航空からはLCCじゃないというようなことを聞いているということでありますが、ただ、いずれにしても座席の数は同じ機体で増えるので、割安になるということは考えられるというふうに思っておりますので、まあ、その辺ですね、やはり短いフライトですから、座席が少々増えてもですね、そんなに利便性というか不便はないんじゃないのかなと。長いフライトだとやっぱりこの、狭いとそこはストレスがあると思いますけれど、まあ、1時間半くらいの短いフライトなので、あまりその席数が増えた分で、なにか急に快適性が大幅に損なわれることはあまりないのかなと期待しておりますけども。まあ、そういう意味でですね、増えた分ですね、多くの方が利用できるし、単価も相対的には下がるのかなと思いますので、その辺をこううまくPRをするってことが重要なのかなと思います。

NHK

 東京オリンピックもですね、迫ってきて、まあ、これからますます海外から来る人についての期待値高まると思うんですけど、改めて初めての国際定期便の就航に対してなんですけど、期待っていうのはどのような感じでしょう。

知事

 そうですね。冒頭もちょっと申し上げましたけれども、山口県もどんどん、こう人口が減っているわけですね。私は、ですから、その中でこの山口県の中だけでいろいろ考えるんじゃなくて、県外の展開とか、もっと言うと海外の展開をですね、しっかりと進めていく必要があろうと思います。まあ、そういったところに活路を見出すことがですね、重要な視点だと思って取り組んでおります。そういう中で環境的にもですね、今、非常に日本にもインバウンドっていうのは、増えているわけですね。また、この東京オリンピック・パラリンピックに向けても、さらにこれを増やしていこうということを全体にですね、そういった方向で向かっている。その中でですね、チャンスをしっかり山口に呼び込んでいかなくてはいけないというふうに思います。また、あの韓国以外、アジア全体ですね、非常にまあ、これから成長しているわけですね。そういった所に山口県のいろんな素晴らしさ、県産品であったり、あるいはビジネスでもそうですけれど、もっともっと展開をしていってですね。その成長するパワーっていうのをしっかり山口に呼び込でくるといいますか、それをうまく、こう使っていくってことが重要だと思います。そういう意味でですね、海外との直接のこの航空便、ルートをしっかりと直接、山口県として持っておくということは大変重要なことであろうと思っております。まあ、そういったことでですね、国際定期便をぜひ実現したいということですね、特に、これは力を入れて取り組んできたわけです。まあ、この3年間の間にですね、チャーター便の実績を積み重ねて、われわれも利用促進の努力もしてですね、これが、定期便の実現ということに、今回至ったということで、大変うれしく思っております。
 まあ、ぜひですね、ちょうどこの山口宇部空港開港50周年というこの節目でですね、できた、初のですね、国際定期便。これをしっかりとですね、伸ばしていかなければいけないというふうに思っております。そのためにですね、さらなるその利用の促進、インバウンドの需要のですね、喚起、また海外でのプロモートのですね、展開、そしてまた県内からも多くの方に利用してもらうような働き掛けですね、PR、まあ、その辺をうまくこれからやっていきたいというふうに思っています。

時事通信

 時事通信です。水を差すようで申し訳ないんですが、世界的な経済ですね、景気が後退局面に入ったっていう話もありまして、需要がですね、どこらまで見込めるかっていうのがちょっと僕、これだけじゃまだ分からないんですが、県はそこまで考えた上でやっぱり申請されたんでしょうか。
 まあ、急にこの1年で景気が悪くなりそうな傾向がみられてまして、最悪リーマンショック並みなんて言われますので、そうなると確実にインバウンドに影響があるんじゃないかと、アウトバウンドの方もですね。そういうのを見越した上での、交渉だったというふうに考えてよろしいんでしょうか。

知事

 まあ、いずれにしてもこういったルートをつくっていくっていうことが、私、大変重要だと思っております。
 まあ、またそのさらにその利用をですね、しっかり促していかなければいけないということとですね、これをいかに維持するかということをですね、これから力を入れていかなければいけないと思っておりますけれども。
 まあ、当然国際情勢が変わってくればですね、いろんな外的な環境っていうのは変わってくるというふうに思います。
 そういう中でですね、いろいろと、これから先々についてのですね、見通しっていうのをよく見ながらやっていかなければならない部分は当然あるとは思いますけれども、ただ、いずれにしてもですね、全くルートがない部分をですね、しっかりと、まず一つ、こう、つくっていくというのは、いずれにしても重要だと思います。いかに世界経済の情勢が悪くてもですね、そことのルートをですね、全く今持ってない状態、直接は持ってない状態なわけですね。そこは一つ、一本つくるということはですね、いずれにしてもこの山口の今いろいろと人口減少等の厳しい環境の中でですね、それは必ずプラスに働くというふうに思っておりますので、まあ、そこをですね、いかにうまく、こう、伸ばしていくかということをですね、これから力を入れてやっていく必要があるかなと思います。

中国新聞

 すみません。細かいところを3点ほど。
 一つ、あの延長、ウィンターの次のサマーダイヤを含めてですね、その定期便化のさらなるその期間の延長というか、継続について、先方の方から何か県の方に条件であるとか、意向であるとか、続けたいという意向であるとか伝えられてるものっていうのはあるんですか。

知事

 いや、今それは特にないですね。特段その先の話っていうのは、今、具体的には、していない状態でありますけれども、当然その利用の状況をみてですね、経営する側としては、判断をすると思いますので、まあ、そこがポイントになってくるのは間違いないのかなと思います。

中国新聞

 それと、さっき質問のところであったと思うんですけど、まあ、今回の定期便化になると、まあ、山口宇部空港でインアウトで、他空港のインアウトと組み合わせて、日本をちょっと、こう、横断なり縦断するような形でのそのツアー商品っていうのも、向こうも当然企画することも考えられるでしょうし、そういうことを考えていくと、その他県との広域連携というところが、非常に大事になってくるのかと思うんですけど、まあ、これエアソウルさんの計画でみても、広島、米子、長崎、高松、近隣県ありますけども、この辺りと連携は、どういうふうにするとか、というのはあるんでしょうか。

知事

 まあ、当然その観光の関係の連携っていうのは、例えば、知事会議とかでも個別にですね、知事と話をして、昨日、小川知事とも会って、話をしましたし、また、湯崎知事の方ともですね、話もしておりますが、例えば、中国地方で言いますと、瀬戸内観光推進機構もできましたしですね、中国地域全体でのその観光の振興というのも、また別途、取り組みをしていこうということになってます。まあ、そういう中で、やはりインバウンドっていうのはですね、一つの県だけで全部完結させるってことはなかなか難しいし、相手方の需要にも合っていないだろうと。まあ、そういう意味で、例えば、今、話があったように山口に入って広島から出ていくといった形ですね、そういった感じで回していくという点でもってですね、うまくPRするということは重要じゃないかと。まあ、その辺の認識はみんな一致をしているところでありますので、まあ、その辺はですね、よく広島だけじゃない他のまた地域も含めてですね、より広い範囲で回ることも当然できると思いますので、その辺よく、関係の県ですね、あるいは民間の方ともですね、連携してしっかりやっていく必要があるというふうに思いますし、まあ、そういった部分をですね、意識してつくっていくこともいるのかなと思います。

中国新聞

 まあ、今話があった瀬戸内なら瀬戸内というテーマで振ったり、維新150年、あるいは世界遺産でということで連携したりしていくこともあるし、という理解でよろしいでしょうか。

知事

 そうですね。

中国新聞

 分かりました。あともう1点、今年も出してたと思うんですけど、政府要望の方でCIQでしたっけ。いろんな税関とかの民間の手続きとか。そちらのほうに関しては、国際定期便が決まったということで、国の方に正式にその常駐、職員を常駐させてもらうような働き掛け、手続きが改めていると思うんですけど、そちらの進捗や今後の見通しについてというか。

知事

 まあ、これまで要望を重ねておりますしですね、状況については国交省に話もしておりますので、これは問題なくですね、そういった形が取れると思います。当然その、エアソウルも今回就航決定する際にはですね、国の方にもその辺の話をしながらですね、発表しておりますので、そこは、円滑にいくんじゃないかと思っていますけども。

観光スポーツ文化部長

 CIQにつきましては、まあ、当然事務的な方で調整しておりますので、定期便に対するCIQの体制は、各機関が整えてくれることになっています。ただ、常駐するかどうかという点については、それは各機関の判断になりますので、適切な体制で対応してくれるというふうに考えています。

中国新聞

 規模、規模観というか、何人くらいの人が山口宇部空港のその業務のために。

知事

 それは、分かりますか。

観光スポーツ文化部長

 そこまでまだ詳細には聞いていないです。

中国新聞

 ありがとうございました。

作成:山口県総合企画部広報広聴課

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