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知事記者会見録・平成27年7月14日実施分
日時 平成27年(2015年)7月14日(火曜日)
11時00分~11時40分
場所 県庁2階 記者会見室
発表項目
- 「第23回世界スカウトジャンボリー」の開催について
- -配付資料(1)(Word:7.1MB)
- -配付資料(2)
- 「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録について
- 「やまぐちUJIターンパスポート」について
- 「水素ステーション開所式」と「燃料電池自動車出発式」の合同開催について
知事
皆さん、おはようございます。
私からは、4点ご報告させていただきます。
まず、「第23回世界スカウトジャンボリー」の開催についてです。
いよいよ、14日後の7月28日から8月8日まで、12日間の日程で、山口市阿知須きらら浜を主会場に、「第23回世界スカウトジャンボリー」が開催されます。
この大会は、4年に1度開催されるスカウト最大の祭典でありまして、約150の国と地域から約3万4千人のスカウトの皆さんが集まります。
お手元に大会主要行事等の概要をお配りしておりますけれども、皇太子殿下のご臨席を賜ります8月2日のアリーナショーをはじめ、7月29日の開会式、8月7日の閉会式において、全てのスカウトがアリーナに集い、盛大なセレモニーが繰り広げられます他、国際色も豊かで大規模なキャンプ生活を送りながら、さまざまなプログラムが展開されます。
とりわけ、8月2日を除く7月31日から8月6日までの6日間は、スカウトの皆さんが県内の市町を訪問し、地域の方々や子どもたちと交流する「地域プログラム」も実施されます。
この「地域プログラム」は、ジャンボリー史上初の取り組みでありまして、地域住民や学校、企業等が一体となって、地域を挙げた歓迎はもとより、県内全ての小学校・中学校・高等学校・特別支援学校への訪問や史跡・工場等の見学、地域ならではの伝統芸能の披露など多彩な交流活動を展開することとしておりまして、日本の「和」の文化や、本県の「おもてなしの心」を国内外の青少年に伝える貴重な機会となります。
また、山口きらら博記念公園を会場に、8月2日を除く7月30日から8月6日までの7日間、県民とスカウトとの国際交流の場や、産業・観光・文化など本県の多彩な魅力を発信する場となる「やまぐちジャンボリーフェスタ」を開催し、国や県によるパビリオンの出展、ステージショー、ワールドフード販売、パレードなど、盛りだくさんの内容を提供することとしています。
なお、8月6日のフィナーレのイベントでは、私も参加して、田川ヒロアキさんとギターセッションをすることとなっています。大会主要行事等の具体的な内容については、後ほど、開催支援室から説明させていただきます。
私は、県民の力を結集し、おもてなしの心でスカウトの皆さんをお迎えし、参加者にとっても、私たちにとっても心に残る素晴らしい大会となるように全力で取り組み、その成果を今後の県勢振興につなげていきたいと思いますので、多くの県民の皆さまの積極的なご参加、ご協力をお願いいたします。
次に、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録についてです。
去る7月5日、ドイツのボンで開催されていましたユネスコ世界遺産委員会におきまして、本県萩市の5資産を含む23の資産で構成される「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録が決定されました。
これまで長きにわたり資産を大切に保存、継承してこられた関係者の皆さまや登録に向けてご尽力いただいた方々、そして応援いただいた多くの皆さまに心から感謝申し上げます。
今回の登録により、我が国の産業近代化の礎を築いた先人たちの偉業が、未来に伝えていくべき人類共通の遺産として評価され、その中でも本県の5つの資産は「明治日本の急速な産業の近代化」という道のりの始まりを示すものでありまして、大変誇らしく思っています。
今後は、世界の宝となったこれらの資産を、国や萩市等と連携して次の世代に確実に継承するとともに、国内外に広く伝え、国際的な観光資源として、県外や外国からの観光客の誘致に生かすなど、本県の観光力強化にもつなげていきたいと考えています。
なお、今回の登録を記念して、萩市民館において今週土曜日の7月18日に、シンポジウムを萩市と共催で開催することとしておりますので、ぜひ、多くの県民の皆さまにご来場いただきたいと思います。
3点目は、「やまぐちUJIターンパスポート」についてです。
地方創生を進めて、人口の減少に歯止めをかけていくためには、本県への移住・定住を促進し、新たな人の流れをつくり出していくことが重要であります。そういった中で、今年度、新たに「やまぐち暮らし東京支援センター」を開設するなど、移住希望者に対する働きかけの強化やきめ細かな支援の充実に取り組んでいるところであります。
このたびスタートする「やまぐちUJIターンパスポート」制度ですけれども、その取り組みの一つとして、幅広い企業等の協力の下、移住に伴う経済的負担への支援などを行うものでありまして、パスポートをお持ちの方は、移住前の下見等での宿泊やレンタカー料金の割引ですとか、移住時の引越費用の割引、さらには、移住後における金融機関の低金利での融資や自動車の購入時のオプションサービスなどを受けることができることになっています。
こうした企業と連携した取り組みは、全国では高知県、香川県に次いで3番目になりますけれども、協賛企業等の数は全国で最も多くなっております。また、カーディーラーとの連携については、全国初の取り組みとなっております。
このほかにも、パスポートの所有者には、UJIターンのイベントですとか支援等に関する最新情報をいち早くお知らせをすることにしています。
パスポートの申請受付は、東京・大阪・山口の「やまぐち暮らし支援センター」と県の政策企画課で、今月21日から開始します。
地方への移住を希望されている方にぜひ山口県を選んでいただけるように、今後とも、市町や企業等と連携を図りながら、移住・定住対策の一層の充実に努めていきたいと考えています。
4点目は、「水素ステーション開所式」と「燃料電池自動車出発式」の合同開催についてです。
県では、全国トップクラスの大量かつ高純度の水素を生成するという本県の強みを生かして、「水素先進県」の実現を目指していくために、「水素利活用による産業振興と地域づくり」の取り組みを進めているところであります。
この取り組みの大きな柱の一つであります、水素ステーションの整備につきましては、昨年4月、周南市への誘致が決定をしまして、建設工事が進められてきたところでありますけれども、いよいよ、8月4日に、設置・運営事業者である岩谷産業株式会社によりまして、開所式が開催される運びとなりました。
時間は、午後1時から、場所は、水素ステーション設置場所であります周南市鼓海の地方卸売市場内で開催される予定であります。
今回の「水素ステーション」は、中国・四国地方で初となるステーションであるとともに、来年度に市販が予定されている燃料電池フォークリフトへの充填にも対応した、全国初のステーションになります。
また、本年度、県の公用車として燃料電池自動車「ミライ」を導入することにしておりますけれども、このたびの水素ステーションの開所式に併せて納車を受けまして、同じく公用車に導入する周南市との共催で、「燃料電池自動車出発式」を「水素ステーション開所式」と合同で、8月4日に開催したいと考えています。
県としては、この開所式と出発式を契機としまして、地域における水素需要の創出と水素の利活用の拡大、水素ステーションを核としたまちづくりモデルの全県展開など、「水素先進県」の実現に向けた取り組みを加速化してまいりたいと考えています。
なお、開所式及び出発式の詳細につきましては、後日、改めて、担当課より発表をさせていただきます。
私からは以上です。
中国新聞
ジャンボリーフェスタのところで、知事がステージに立たれるという発表があったと思うんですけど、ギターはどの手の種類のギターを弾かれて、衣装はどんな衣装で。
知事
それはこれから。種類と衣装はこれから。
中国新聞
アコースティックなのか、エレキなのか。
知事
それは、エレキ。田川さんと同じものになりますけれども。アンプを通して。
中国新聞
知事がエレキギターを弾かれていたのは、高校時代。
知事
実際バンドとかを組んでいたのは高校時代ですね。大学の時は、自分が好きで弾いていましたけど、それ以降ほとんど弾いていないので。今、一生懸命練習しています。
中国新聞
いつぐらいから。
知事
練習は夜やっています。
中国新聞
時期として、いつ頃から。
知事
いつ始めたか。いつごろですかね。本格的に始めたのは最近ですね。
中国新聞
最近というのは今月入ったくらい。
知事
今月、そうですね。今月入ったぐらいからちょっと、いよいよやらなきゃなと思っていますけど。
中国新聞
演奏されるのは、山口民謡「男なら」の一曲ということになるんでしょうか。
知事
そうですね。その予定です。
中国新聞
お二人で演奏されて、歌は。
知事
歌は入ってないです。田川さんが作ったのがあるんですね。「男なら」のよさこい総踊りの曲として作ったのがあって、それは曲だけなんですよね。で、ギター弾いて、みんなが踊るという。それを二人で。歌は無いと。歌いません。
中国新聞
演奏のみで。
知事
演奏のみで。はい。
中国新聞
田川さんは、僕の記憶が確かですと県のふるさと大使になっておられましたね。
知事
そうです。
中国新聞
ふるさと大使の方と実際に舞台で演奏されるにあたって、今の抱負というか、気持ちというか、どんなふうな、当日に向けての意気込みとかは。
知事
そうですね。私も久しぶりなので、よく練習しないといけないと思って、今一生懸命やっているんですけれども、田川さんから去年ふるさと大使としてですね、県庁に来ていただいてですね、その際に田川さんも私が昔ギターを弾いていたのを知っていてですね、そういう話で盛り上がったことがあるんですけど。田川さんからは機会があればセッションしましょうとその時にいただいてですね、今回ジャンボリーフェスタに田川さんに出ていただくことになりまして、改めて田川さんから一緒にやりませんかという話でですね、まあ、しばらく弾いていないし、どうかなと思ったんですけど、しかし、この大きな県のイベントでですね、みんな盛り上げるために田川さんと一緒にできたら、なおいいかなと思いましてですね、それを受けることにしてですね、練習しています。最後のジャンボリーフェスタでですね、多くのスカウトの皆さん、県民の皆さんに来ていただいて、一番最後のイベントということになりますので、そういう意味で県民の皆さんに、あるいはスカウトの皆さんに喜んでもらえるようにですね、しっかりと盛り上げたいと思っておりますので、そういう意味でよく準備をしてですね、本番に臨みたいなと思います。
中国新聞
細かいことの確認ですけれども、高校の時はバンド活動を、クラブではなくて。
知事
クラブ。器楽部っていうのがあって、そこに入っていました。
中国新聞
器楽部、器の器楽。
知事
器の楽器の楽。いろんなバンドがそこで、学校の中の器楽部室、練習する所があって、そこで活動していました。
中国新聞
その時の担当楽器は。
知事
ギター。
中国新聞
エレキ。
知事
そうです。
中国新聞
大学の時は、どんなことをされていたのでしょう。
知事
大学の時は、バンドじゃなくて、自分の家に置いていたギターで好きに弾いていただけですから、何か外にでてやるとかそれはしていません。
中国新聞
社会人になられてからは。
知事
社会人になってからはやってないです。
中国新聞
じゃあ、本当に大学の時から。
知事
20年ぶりぐらいじゃないですか。意外にやってみると割と早く戻ってきた感じはしますけど、ただまだ、やっぱりブランクはあるので練習したいと思います。
中国新聞
ちなみに楽器を新たに新調されるわけではなくて。
知事
今借りています、人から。
中国新聞
本番に向けては。
知事
そのままやるつもりですけど。
中国新聞
知人から借りたもので。
知事
そうですね。
中国新聞
あと、繰り返しになりますが、衣装とか髪型とか。
知事
衣装、髪型はこれから考えます。何かご意向、ご意見があれば、またお寄せいただければ。
中国新聞
楽しみにしている人もいるんじゃないかと思いますけれども。
知事
その後、閉会のイベントとかも一緒になってやるので、あまり奇抜なものはしないと思いますけど。
中国新聞
わかりました。ありがとうございます。
読売新聞
読売新聞ですが、ジャンボリーの関係で、開幕まであと2週間ということでですね、改めてなんですけど、ジャンボリーについての県政の位置付けとですね、その県政において知事として期待するような効果というか、そのあたりを改めて教えていただいてよろしいでしょうか。
知事
そうですね、これはスカウトの皆さん、県民の皆さんにとってですね、大変大きなイベントだと思っています。山口県としてですね、こうした3万4千人ぐらいになりそうですけれども、そういったスカウトの人たち、150を超える国と地域から集まる、こういったイベントは山口県は初めてのことでありますから、山口県をですね、世界に魅力をアピールする絶好の機会だと思っています。そういう中で、ジャンボリーフェスタも開催をして、さまざまな山口県の魅力をですね、伝えるパビリオンだったり、ステージショーだったりですね、展示とかさまざまなものをそこで展開をしますので、それとともにまた県民の皆さまのボランティアもいろいろご協力をいただいております。先日も、清掃活動もちょっと雨が降っている中でですね、多くの方に集まっていただいて、とにかくスカウトの皆さんに気持ち良く快適に過ごしていただこうということで、そういうおもてなしの心をですね、しっかりと伝えたいということもあります。ですから、山口県の素晴らしさだったり、県民のおもてなしの気持ちをですね、しっかりとスカウトの皆さんに伝えていって、山口県は本当にいい所だったなと思ってもらえるようにしたいと思います。
これだけ多くの方、多くの国からですね、国と地域から来られますので、ここで山口県の魅力をしっかりとアピールすることがまた今後にもつながってくると思います。山口県の評価を高めることにもつながっていきますし、山口のファンが増えることにつながってくると思いますので、それをしっかりとわれわれが発信していかないといけない、おもてなしも十分にですね、今高校生なんかも語学ボランティアとかを一生懸命やってくれてますけど、そこをやっていかないといけないと思っております。そして、また特に地域の方もですね、ボランティアもそうですけれども、先ほどちょっと言いました地域プログラム等を通じてもですね、それぞれの地域で工夫を凝らして地域の魅力を伝えてもらったり、いろんな交流をするということをやってもらってますので、またそれぞれの地域にとってもですね、そういった国際交流だったり、魅力を発信するという大きな機会でありますから、地域の中でもそういった発信力をしっかりと身に着けてですね、魅力をアピールするということですばらしい機会だと思います。
これを通じてですね、また県民の皆さんも国際理解ですとか、国際交流を経て、いろんな山口県のよさを自ら知ることになるだろうし、その魅力を発信するだったり、おもてなしをするだったりということがまた大きな経験につながってくると思っておりますので、スカウトの皆さん、そして県民の皆さんにとってもですね、これが今後にしっかりと生きるような形でですね、成功させていきたいなというふうに思っています。
読売新聞
今のお言葉の中で、やっぱり魅力をアピールするとか、おもてなしの心、そのあたりっていうのはステージでギターを演奏するということにつながっているのですか。
知事
そうですね、そういう気持ちでやろうと思います。
読売新聞
確認なんですけれど、知事がステージで演奏するっていうのは、知事に就任してからは初めてですか。
知事
それは、初めてですね。
読売新聞
関連でですね、もう一つなんですけれども、今回世界からですね、150の国、地域から3万4千人ということで、大勢の方が国外からも来られて、今回式典の中では皇室の方もご列席いただくということで、今度はセキュリティの面、そのあたりっていうのは非常に懸念されるところだと思います。県警をはじめ、いろいろ取り組みはあると思うんですが、何か取り組みだとか、知事の方からこのあたり何か呼びかけというのは。
知事
これは、スカウトの実施の体制は県庁の中で全庁挙げて作っていますし、その警備とかの面では主体的にはもちろん警察の方でやることになってまいりますけれども、われわれの方は、例えば病気が起こった時の対応ですとか、医療機関との連携ですとか、そういった関係の部分とかですね、さまざま大会が円滑に進むようにするために、各部署がそれぞれ担当を決めてですね、取り組むことにしておりますので、これは山口県もいろいろなイベントをこれまでも重ねてきてますから、だいぶそのノウハウは蓄積されている面があると思っておりますけれども、いずれにしてもこのような国際イベントとしてこういう大きな大会というのは全く初めてのことでありますからですね、そういった点でですね、特に、今まで以上の対応をしていかなければいけない部分もあると思いますけれども、いずれにしてもこれはしっかりとそれぞれ役割分担をしてですね、組織的にですね、対応をしていきますので、とにかく円滑に進むようにですね、あと今月末からでありますけれども、しっかりと気を引き締めて細心の注意をしてですね、やっていかなければいけないと思います。
NHK
関連で、あのこういった国際大会は初めてなんですけれども、今の準備状況は順調にいっているのかどうかをお伺いしたいのと大会を成功に導くために何がポイントになって、知事ご自身は今のお気持ちとして自信があるのかどうかをお伺いしたいです。
知事
そうですね。だいぶ近づいてきましたので、さまざまのプログラムの詳細とかですね。それぞれのプログラムなり日程に応じて、どういった人がどう動いていくのかということをですね、詳細な詰めをされています。私もあの随時報告を受けてですね、やっておりますけれども、順調に今のところ進んでいるんじゃないかというふうに思っております。これがですね、大きなトラブルなくですね進むということが大事でありますから、なお念を入れてやっていかなければいけないと思いますんで、そこは特に私も注意をして全庁的にですね指示をしていきたいというふうに思います。
成功に向けて何が重要かということでありますけれども、やっぱりスカウトの活動そのものはですね、われわれがやるというよりは連盟の方で行われますので、そちらの対応をしっかりとやっていただくということなんだろうと思いますけれども、われわれとしては、その開催地としてですね、ジャンボリーフェスタを開催をしてですね、そこでさまざまな交流だったりですね、魅力の発信ということをしっかりやっていくということは重要だと思っています。これにも多くのですね、県内のいろいろな団体とか企業ですとか参加をいただいております。それぞれの方が大変大きなチャンスだと思ってですね、しっかりと自分達の活動をPRするとかですね、そういったことをやろうとされておられますし、ボランティアも非常に多くの参加をいただいてですね、やってますので、そういったものがしっかりと伝わるようにですね、大会を成功させていかなければいけないと思っています。また、あと地域プログラムの方は、これはまあ、これまでのジャンボリーで初めてとなりますので、すべての市や町でですね、行われることであります。これはわれわれが個別にどうこうというよりは、各市や町の方が主体的にですね、やっておりますけれども、そういう中でも、その当然地域の方々や小学校、中学校、高等学校ですね、特別支援学校、みんな関わってやっていきますので、そういう中ですね、できるだけその深い親密な交流がですね、できるような形でですね、授業が進んでいくといいなというふうに思っております。
中国新聞
さっきの演奏の件でもうちょっといいですか。ステージで演奏するのは結局いつ以来になるのですか。人前で。
知事
演奏するのはいつ以来か。
中国新聞
はい。
知事
高校3年生以来ですね。多分。高校3年生の6月以来じゃないですか。
中国新聞
6月、文化祭ですか。
知事
文化祭、その時だと思います。違う違う、大学に入る直前に1回やったから、平成4年の3月ぐらいですね。
中国新聞
それは、何の会。
知事
それは市内で開かれた何かバンドの大会ですね、コンテストみたいな。
中国新聞
宇部市内の。
知事
そうそう。そうですね。全国の大会の中の宇部での地区予選、地区大会みたいなものですね。
中国新聞
あともう1点、練習時間って、練習しているとおっしゃったのですが、1日たとえば幅で何時間から何時間くらい練習されているんですか。公務で忙しいと思うのですが。
知事
時間ですか。夜ですね。
中国新聞
あの、幅として。時間の幅として。
知事
日によって違うけど、まあ10時とか。
中国新聞
何分から何時間ぐらいとか。
知事
ああ、1時間ぐらいかな。あんまりそれ以上弾くと指が痛くなるので。
中国新聞
わかりました。ありがとうございます。
毎日新聞
昨日、沖縄県議会で、全然話が今度は違いますけれども、昨日、沖縄県議会でですね、土砂搬入規制の条例が議決されましたけれども、普天間の移設見通しについてはまた、ちょっと困難になってきたと思うのですが、空母艦載機の受け入れの条件としてですね普天間の移設の見通しを挙げてらっしゃいましたが、この条例の可決についてはどうお考えになりますか。
知事
条例、これは沖縄県の方でですね、議会の提案で議決されたと聞いています。ただ、詳細なその運用とかですね、いうのはこれからだということでありますので、そこはどうなるのかということはですね、これから決まっていくんだろうというふうに思いますけれども、いずれにしてもこれは政府の方がですね、事業を進める上で新しい沖縄県でのルールがどういうふうに適用されるのかということが、そういった条例がどう適用されるのかということだと思いますので、まあ少し状況についてはよく注視をしたいというふうに思っています。
毎日新聞
沖縄に基地を作らせないという意志の表れだと受け取れるのですが、そういうふうにはお考えにはなられないんでしょうか。
知事
いろんな議論、いろんな思いで作られているんだと思います。趣旨はその沖縄の自然を守るということなんだろうというふうに思いますけれども。そこは、いずれにしてもルールができてですね、これから詳細が詰まっていく話だと思いますので、その運用をどうされるのかということをですね、注視をしていきたいなと思います。
毎日新聞
従来から沖縄のですね、埋め立て承認について、沖縄県が設置した第三者委員会の議論を見ていきたいというお話しをされていたと思うんですけれども、手続き的に法的な問題がどうやらありそうという結論が出てですね、埋め立て承認の撤回ということも視野に入ってると思うのですが、知事として、村岡知事として第三者委員会の結論が出た時点で空母艦載機についての判断をされるんでしょうか。
知事
そのことでもって直ちにということは考えてないですけれども。今、第三者委員会で検討されているのは承知をしていますし、近いうち出るというような報道があるんですかね、というふうに承知をしていますけれども、それを受けて沖縄県がどうするのかというのがまずあるでしょうし、その沖縄県が対応したことに対し、国がどうするかというのもあるでしょうから、そういったことを全体的によく注視をしていきたいなと思います。
毎日新聞
沖縄県知事の判断があった場合は、そこでまた受け入れについて判断していくということでよろしいでしょうか。
知事
まあ、ですから沖縄県がどういうふうに対応して、それをまた国の方がどう受け止めてどう対処するかということだと思いますので、事業を進めているのは国ですからね、国の方がどういうふうにそれを進めるのかという、まあ沖縄県といろんな話も今、よく官房長官と知事の間でもされ始めていますけれども、沖縄県がどういうふうな考え方でどう対応して、それを受けて国の方でどう対処するのかということがですね、全体としては普天間の基地がどう動いていくのかということにつながってくると思いますので、そういった状況を全体的に見ていきたいと思います。
毎日新聞
まあちょっと毎回同じような質問をしますけれども、空母艦載機の移駐が2017年に迫ってきていているんですけれども、知事としてどこのタイミングで判断したい、そういうお考えはないんですか。
知事
今の時点でどこのタイミングでということはないですね。ただ、われわれとしては、普天間基地の移設の見通しが立たないうちにですね、空母艦載機の移駐のみを切り離して進めることは認められないというのが基本スタンスでありますから、それは変えるつもりはないわけですね。それをまあ今この沖縄の状況が、沖縄県の思いだったり、国の方でもですね、考えがそれぞれあって動いていると思いますけれども、その状況をよく見極めながらですね考えていくということでありまして、いつの時点でどうということは現時点で考えているわけではありません。
中国新聞
たびたびすみません、僕もちょっと話が変わるんですが、この間の県議会の中で、いわゆる主権者教育の問題を巡って柳井高校の授業に対して自民党の県議の方からもいろんな質問があり、教育長から答弁があって、それに対していろんな学者さんといいますか専門家の方から意見が出ていると思いますけれども、今回の問題で一つ話題になっているのが、教育長の答弁の中で、配慮に欠けたとかですね、こういう発言に対して、なかなか現場を守る姿勢が感じられないであるとか現場を委縮させるんじゃないかという指摘が出ています。これについて知事としてはどういうふうにお考えですか。
知事
いろいろと議論もありましたし、教育長も答弁をされたのも承知をしておりますが、私としては主権者教育ですね、特に投票年齢が今回引き下げられて、高校生もですね、しっかりと主権者教育をしなきゃいけないということであると思っております。そういう中でですね、教育委員会の方で、今回の柳井高校のことを受けてですね、特に指針を作るということを考えておられるわけですけれども、その中で政治的中立性の確保ですとか授業の進め方とか適切な資料の取り扱い、あるいは校内での指導方針の確立、そういったことなどにつきましてですね、指針を示すということであると思います。いずれにしても重要なテーマでありますけれども、配慮もいろんなことにしなければいけないテーマだと思いますから、中立性の確保とか資料の扱いとかいうことは県教委の方で一定の考え方を示すということは当然有りうることだと思っておりますから、それをこれからしっかりと検討しながらですね、示していくということでありますので、ぜひそういったことで取り組んでいただきたいというふうに思います。
中国新聞
改正地方教育行政法の施行で今年の四月から教育長が知事の任命の下になされるようになったということで、監督権者として一連の今回の教育長の答弁にですね、問題があったかなかったかについてはどういうふうにお考えでしょうか。
知事
個別の教育の仕方の内容についてですね、新しい任命の環境はできたとしてもですね、教育の独立性とか中立性とかそういった部分というのは変わらないわけでありますから、私の方で言える部分というのは当然限られてくると思いますけれども、今教育委員会の方で取り組まれようとしている指針、その問題意識自体はですね、当然、主権者教育を進めていく上で必要なことだろうと思いますから、そういった今の教育委員会の考え方、教育長の言われたような指針を作っていくということはですね、しっかりとやっていただきたいということです。
中国新聞
配慮に欠けていたであるとか、指導が不十分であったという趣旨の教育長の答弁についてはいかがでしょうか。
知事
いろんな課題があったということだろうというふうに思いますので、それを受けて今回指針を作るとなったんだというふうに思いますから、とにかく最初の段階、今回始まったばっかりということでありますから、いろいろな試行錯誤は必要だと思いますし、やっぱり実際進めていく上で課題があればですね、それについて県教委としては一定のガイドラインといいますか、意図を示すということも必要だというふうに思いますので、そういう中で今回の経験を踏まえてですね、指針を作っていくような必要性を認識されたということなんだと思いますから、それはそういったことで進めることに問題ないといいますか、そうしてほしいなというふうに思います。
中国新聞
ごめんなさい、ちょっと繰り返しになるんですけど、そういう意味ではその、配慮に欠けていた、指導が不十分であったという答弁そのものについて何か問題視される、あるいはそれでよかったというかですね、そういう答弁が適切だった、そういう是非については、問われたらどういうお答えになりますか。
知事
ですから指針を作るということですね、中立性の確保だったり適切な資料の扱いとかですね、そういったところについてやっぱりガイドライン的なものはあるべきだろうということは、私もそういうふうに理解をしていますので、そういった考え方に至るまでにですね、実際に柳井高校で今起こっていることについての課題認識について言われたんだと思いますから、それもそういった受け止めをされているんだろうということは私も理解をしていますので、その受け止めなり、今後の進め方についてですね、特段何か異論があるとかいうことではありません。
中国新聞
あと現場が委縮するのではないかという複数のですね、教育関係の、大学の先生なんかの指摘がありますけど、指針ができることで現場でより積極的に取り上げられるというのが県教委さんのスタンスだと思います。それについては知事ご自身はどういうふうに考えられますか。
知事
そこはですね当然、それぞれの教育の先生方の指導の仕方とか、もちろんそれは尊重されるべき部分があると思いますけれども、一定のルールといいますかですね、やっぱり中立性が損なわれてはいけないとかですね、資料の扱いというのはやっぱり偏っちゃいけないとかですね、そういったものというのはあるんだろうと思います。だから、共通のガイドラインとしてですね、作る部分というのはどうしても必要になってくると思いますけれども、他方でそれぞれの教育現場の事細かいところまでですね、言うのがいいかどうかというものもあると思います。それはそのバランスだと思いますので、今回いろんなご指摘があったことを踏まえて教育委員会の方でですね、考えられると思いますので、さまざまな意見を踏まえてですね、適切な指針を作ってほしいなと思います。
中国新聞
今回の一連の柳井高校の授業について、知事ご自身がどこまでご説明を受けておられるかはあると思うんけども、授業の進め方等について知事ご自身は何かお考えとしてはお話しできる部分というのはありますか。
知事
私自身は主権者教育そのものはですね、これは公職選挙法も変わりましたのでですね、しっかりとやっていかなければいけないと思いますから、そういう中でですね、いろいろと工夫をしながら授業をしなけれないけないんだろうと思います。今回の柳井高校の取り組みについて、例えば資料の扱いが偏っていたですとか、そういったことは確かに留意しなければいけない箇所だと思います。どういった資料を扱うのか。中立性とかですね、そういったことの観点、あるいはさまざまな幅広い資料からですね、自分の考えをまとめていくということは必要だと思いますので、どこまでが適切なのかという、意見も全部というのはなかなか集めるのは大変なわけでありますから、程度の問題はあると思いますけれども、そういった論点はしかしあると思いますので、そういったところを十分に考えていくという機会ではあったのかなと思いますから、そういう中でですね、いろいろ難しい問題もあると思うんですけれども、適切な指針をですね、作るということをしっかりとやることが必要なのかなというふうには認識をしました。
中国新聞
すみません、重ね重ね、柳井高校の授業に対して問題があったかどうかについては、さっきの教育の独立性というところを踏まえて、知事としては触れられない部分なのか、それとも問題があったとお考えなのか、問題はなかったとお考えなのかといったところはいかがですか。
知事
授業の内容そのものについては詳細を承知しているわけではありませんから、コメントをすることはどうかなと思います。教育の個別の現場での授業の仕方についてですね、私の立場で言うことは適当じゃないと思いますので、それについては控えたいと思いますけれども、ただ個別に良い悪いということじゃなくてですね、大きなガイドラインといいますか、主権者教育というのは大きくやる必要があって、しかも扱いがなかなか難しい、よく慎重を期することが必要なテーマであろうと思いますから、そこはですね、その授業を進めていく上で、しっかりとした議論、検討を重ねてですね、中立性なり資料の扱いだったり、そういったことに十分な検討を重ねてですね、指針を作るということは重要だということなんだろうなということは今回の件を通じて私も理解をしました。
中国新聞
ごめんなさい、あともう一点だけ、今回自民党会派としての自民党会が県議会の一般質問なり委員会という場所で、個別の授業を取り上げること自体に対してですね、政治的な介入ではないかという指摘をされる方もいらっしゃいました。この件についてはどういうふうにお考えでしょうか。
知事
ここも程度の問題というのはあるというふうに思います。教育そのものについては議会で議論していいわけでありますから、そういう中でですね、それぞれの見方で違う面はあると思いますけれども、いずれにしても主権者教育ということ自体はですね、どういうふうに進めるのかということは、当然、議論としてあっていいことだというふうに思いますし、議会としての考え方、それぞれの議員さんの考え方を言うことはですね、あっていいのかなと思いますけれども、ただそれを受け止めてですね、教育委員会の方でここはしっかりと、制度の中で認められている独立性なり、中立性をしっかり保ちながらですね、運営をしていくということが重要なのかなと思います。
時事通信
話変わって、前回の会見でも話出たんですけれども、日本版CCRCに関する政府の要望で、お伺いしたくてですね。
知事
はい。
時事通信
住所地特例についてなんですけれども、知事としては、介護が必要な状態になる前の元気な高齢者が移住する際にも、住所地特例というのを認めるべきだという理解でよろしいんですか。
知事
元気な人が来た場合ということですか。どの程度元気かということにもよると思います。そこは詳細を詰めているわけではありませんけれども、要するに介護の状態になってから来るんだったら、これはもともと住所地特例が認められているわけですね。だからそこは問題がなくて、まだそこまでいってない、これから介護を受けるかもしれないというところがあるから、そこを心配しているわけでありますので、どの程度かというのは現時点で具体的に詰めているわけではありませんけれども、問題意識としてですね、高齢者の移住となってくると、おのずと介護とかそういった費用がいずれ出てくるということは、これは誰が考えても分かるわけでありますし、そこが受け入れる側とすればですね、一番大きな懸念材料の一つとなっていることも間違いないというふうに思いますので、そこの解消をしてもらうということが、これを円滑に動かしていくといいますか、CCRCをですね具体的な取り組みを成功に結び付けていくためには重要だと思っております。そういう観点から要望しているものでありまして、そこまで具体的にまだ検討しているわけではないです。
時事通信
全国的に見ると、都道府県を越えて、東京の杉並区と静岡県と南伊豆町、その自治体が連携して高齢者の大規模な移住を進めているという計画があるみたいなんですけれども、山口県はこういったことで広域的な連携みたいなものを今計画しているとか検討していることはあるんでしょうか。
知事
それは介護状態になったときに受け入れるということの連携ですよね。それは個別の市町の中でそういう計画があるかもしれません。私がちょっと承知をしておりませんけれども、CCRC自体は介護になってからの話ではなくて、その前段階の話だと思います。できるだけ健康な状態、そして高齢者にもっと活躍してもらうということでですね、そういう趣旨で進めているものだと思いますので、それ自体はですね、大変いいことだというふうに思いますし、個別の市や町の中でですね、具体的な取り組みを進めていこうというところがあればその後押しもしたいというふうに思っておりますけれども、ただその上でですね、やっぱり懸念材料というのは制度上しっかりと手当をされることが必要かなと思いますので、今言った住所地特例の話とかですね、そういったことを並行して求めながらですね、市や町の方の意向をしっかりと踏まえてですね、県としてはやりたいところがあればしっかりと後押しをしていきたいなというふうに思っているところです。
作成:山口県総合企画部広報広聴課