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LEARN in やまぐち「初めてのアルバイト体験」を開催しました。
山口県と東京大学先端科学技術研究センターとが連携した新たな時代の人づくり
LEARN in やまぐち『初めてのアルバイト体験 ~働いて買い物ミッションに挑戦してみよう!~』を開催しました。
働くってなんだろう?
どれくらい大変なんだろう? 面白いのかな?
家から出るのが不安な君も、学校に行っている君も、
いつもの世界から飛び出して、アルバイト体験をしてみないか?
そして、働いた後は買い物ミッションに挑戦してみよう。
初めてのアルバイト体験で、新しい世界に踏み出そう。
1 プログラムの概要
1 日時
令和6年11月27日(水曜日)10時~15時
2 活動場所
ニトリ防府店 ほか
3 講師
中邑 賢龍(なかむら けんりゅう)氏
(東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー/山口県新たな時代の人づくりアドバイザー)
2 参加者
小学1年生~中学3年生 15名 とその保護者
3 プログラムの様子
オリエンテーション。仕事の仕方や注意点を確認します。 |
店長さんに売り場を一通り案内してもらいます。 |
エプロンをしっかり着けて、身だしなみとともに気持ちも整えます。 |
陳列場所を確認後、周囲に気を配りながら商品を運びます。 |
高い場所へは、協力して商品を並べます。
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商品の入っていた段ボールを片付けるのも大事な仕事です。 |
最後に、自発的にバックヤードの掃除を始める子どもたち。 |
店長さんから、一人ひとりに労いの言葉をいただきました。 |
買い物ミッションで、家族へのお土産を選びます。 |
4 参加者の声(プログラム後の感想より抜粋)
<子どもより>
・商品の場所が分からなかった時があって難しかったけれど、グループ(のメンバー)と一緒に協力しながら頑張ることができました。
・最初は少し心配していたけれど、グループのみんなと協力してスムーズに作業ができて、あっという間に作業が終わりました。仲良く、楽しく作業ができて、最初にあった不安が一気に吹き飛びました。
・商品を運び終わった後、バックヤードの床に散らばった細かいゴミが気になって、自分からホウキで掃きました。その様子をニトリの方が見て「今日のMVP」と言ってくれて、すごくうれしかったです。
・買い物の時に、お父さんとお母さんの好きなものを想像して買うことができました。少し疲れたけれど、にっこり笑顔で終わることができました。
・買い物では消費税を考えていなかったので、(予算を)超えてしまわないかと心配でした。スーパーでこんなに買ったことがないから、何を買ってよいか迷ったけれど選ぶのが楽しかったです。
<保護者より>
・家族でやま学の日を初めて申請しました。我が子は不登校でもないので応募を迷いましたが、実際は、座学ではなく実体験を通して学ぶ、いろんな形の学び方がある、というプログラムで、期待した以上のものでした。お店の役に立てた、できた、仕事を任された、親のいないところで頑張った、認められたなど、成功体験が自己肯定感アップにつながりました。
・学校生活では、人と何かを一緒にするということが得意ではないのですが、初対面の仲間と言葉を交わしながら力を合わせて課題に取り組む姿が見られたり、学校では掃除の参加自体を嫌がる子が、床掃除を自発的に始めたという事実に、環境が違えばこうも変わるのかと驚きました。
・(子どもは)やはりコミュニケーションが苦手なんだろうなと思いました。一緒に回ってくださった班長さん(学生スタッフ)が気にしてくださっていたことにも感謝しています。そういう優しさも(子どもは)感じていると思うので、参加して良かったです。
・普段、スーパーでの支払いは私がしていましたので、消費税まで考えて買うなどがまだ身についていないことにハッとしました。支払うことや、商品を選択することをさせないとと反省しました。
・いつも私が先回りしてしまうので、そのことが子どもから経験することを奪ってしまっていると思いました。今日の体験を通じて、これからの子どもとの関わり方を考える良いきっかけになりました。
・帰りの車内で「お仕事して、買い物もできてすごいね!」と声を掛けたら、「全然すごくない。毎日やっているお母さんのほうがすごいから」と言ってくれました。その言葉を聞いて成長を感じました。
・一緒に参加された保護者の方とお話する機会にも恵まれ、子育てのアドバイスやいろいろな情報を教えてくださり、私も大変励まされました。親子共、大変お世話になり、たくさんの学びがありました。
5 その他
○LEARNinやまぐち「初めてのアルバイト体験」チラシ (PDF:861KB)
○過去の山口県での開催内容はこちら
・令和4年度のプログラム<外部リンク>
・令和5年度のプログラム「朝まで昆虫観察」<外部リンク>
○東京大学先端科学技術研究センターについてはこちら<外部リンク>