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LEARN in やまぐち「北のりんごと南のりんご」プログラムを開催しました。
山口県と東京大学先端科学技術研究センターとが連携した新たな時代の人づくり
LEARN in やまぐち 『北のりんごと南のりんごプログラム』を開催しました。
今回の主役は「りんご」。りんごの生産地は日本の北の方のイメージがあるけれど、実は山口県でもりんごが作られていることを知っていたかい?
北のりんごだけじゃなくて、南のりんごもあるんだ。
70年前にりんご栽培を始めた山口市阿東徳佐には、その当時の「ふじ」の木がある。
「ふじ」が生まれたところは青森県藤崎町。山口県から1000km以上離れた藤崎町の「りんご」はどんな味や香りがするのだろうか?食感はどうだろうか?それとも徳佐の「りんご」と同じなのだろうか?
それを確かめるためには藤崎町の新鮮な「りんご」を入手しなければならない。そのために、どうしたらいいか考えてみた。
山口県のりんご農園で働いて、自分で稼いだ「りんご」を青森県の子どもに送ろう。
そして、徳佐の「りんご」と交換してもらい、色や形、甘さ、歯応え、栽培の仕方がどう違うのかを調べてみよう。
土地や水や太陽の力は、青森県と山口県の「りんご」に違いをもたらすのだろうか。
りんご農園で働いて、稼いだ「りんご」で、教科書を離れた学びの楽しさに気づいてみよう!
1 プログラムの概要
(1)日時
令和5年10月21日(土曜日)10時~16時頃
(2)実施場所
山口市阿東徳佐 徳佐りんご園、山口市阿東地域交流センター
(3)内容
りんご農園でのアルバイト体験
・徳佐りんご園でアルバイト体験
・稼いだ「りんご」の食べ比べ
・青森県のプログラム参加者とのオンライン交流
(4)講師
・中邑 賢龍(なかむら けんりゅう)氏(東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー/山口県新たな時代の人づくりアドバイザー)
2 参加者
県内の小学5年生~中学3年生 8名
3 プログラムの様子
りんご農園でのアルバイト体験といった、教科書から離れた体験を通じて、労働の楽しさや厳しさ、コミュニケーション能力の育成、主体的な学びや好奇心・探究心の向上を図りました。
4 参加者の声(プログラム後の感想より抜粋)
・りんごを採る時に上に向けて採るということが心に残りました。忙しかったけど楽しかったです。
・シート固定では杭を打ったので疲れたけど、その後に食べるお弁当が最高でした。
・葉摘みでは、どの葉によってりんごが邪魔されているのか考えるのが難しかったけど、慣れてきたら早くこなすことができたので良かった。
・りんご農園があることは知っていたけど、実際に農園で仕事のお手伝いをさせてもらって、りんごを育てるのは大変なことだけど、りんごが日に当たるように葉摘みをしていることや、地面にシルバーシートを敷くことで下からも日が当たってりんごが赤く色づくことなどとても勉強になった。おいしいりんごを食べることができるのは、りんご農園の皆さんの苦労のおかげだと感謝したい。
・りんごの木の世話をしないといけないのでゲームなんか比じゃない労力と時間がかかるので農家さんは本当にすごいと思った。
・りんごの食べ比べては、青森県の参加者がしたことも分かって良かった。りんごの(食べ比べ)チャートは迷うことなく貼れた。
・青森県のりんご農園はすごいと思った。前回のプログラムで仲良くなった人と会えて嬉しかった。
・普段は体を動かすことがあまり得意ではないですが、りんご農園で働いた事ですごく疲れたと言っていましたが、とても充実感に溢れた 顔をしていました。実体験を通じて、物事の理解がとても深まったのではないでしょうか。(保護者)
・初めて会う人達と同じ時間を過ごす経験も子どもにとって、とても良い社会経験になったと思います。(保護者)
その他
・「LEARN in やまぐち」(北のりんごと南のりんごプログラム)チラシ (PDF:373KB)
・過去の山口県での開催内容はこちら
・令和4年度のプログラム<外部リンク>、令和5年度のプログラム「朝まで昆虫観察」<外部リンク>
・東京大学先端科学技術研究センター 個別最適な学び寄付研究部門 LEARNについてはこちら<外部リンク>