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山口県港湾施設長寿命化計画・第1回改訂版
概要
海上物流の根幹をなす港湾施設の多くは、高度経済成長期及びその後の10年間で集中的に整備がなされており、その大半が整備後50年を経過しようとしています。これまでの施設整備の考え方は、主に新規施設整備に重点が置かれ、既存の施設については不具合が生じてから改修を行う「事後保全型」の維持管理が主流となっていましたが、今後、港湾施設の老朽化が進行した場合、従来の「事後保全型」の維持管理による修繕・更新のままでは大規模な修繕や施設の更新が一時期に集中することになり、限られた予算の中で港湾施設を適切に維持管理していくことが困難となる恐れがあります。
このため、これまでの「事後保全型」の維持管理から、施設を定期的に点検し、劣化・損傷が著しいものとなる前に、適切な補修を実施することで施設を延命化する「予防保全型」の維持管理への転換が求められています。
これらの背景から、山口県では、施設利用者が安心・安全に港湾施設を利用できるように、港湾施設の機能を保持し、維持管理・更新等に係る費用の縮減、平準化を図った上で、港湾施設を適切に管理していくことを目的として「山口県港湾施設長寿命化計画(平成28年3月版)」を策定しています。
この度、山口県港湾施設長寿命化計画の改訂(第1回)を行いましたので、お知らせします。