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公安委員会の開催概要(令和6年3月6日)
審議概要
警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長及び首席監察官同席の上、下記の報告を受けた。
街頭活動時におけるサングラス着用
警務部長から、「紫外線による目の健康被害軽減及び直射日光や太陽光の乱反射等による事故防止のため、街頭活動を行う全ての警察職員を対象にサングラスの着用ができるようにする。現在、白バイ隊員が防塵用として着用できるという規定はあるが、その他の職員については規定がないため明文化するものである。
対象となる業務は、日中かつ効果的な活用が認められる街頭活動時で、具体的には、『警察用車両の運転』『警察用船舶の運航』『警察用航空機の運航』『警察用ドローンの操縦』『交通取締りの現認や事故等の現場における交通整理』等を行う場合とするが、県民等と対話する場合はサングラスを外すこととしている。
サングラスの仕様であるが、警察職員としての品位を保つ上で、華美又は奇抜な形状や色調でないものとしている。
サングラス着用の留意事項として、『サングラスの仕様について、事前に上司の承認を得る』『サングラスの着用により、相手に威圧感や不信感を与えるなど、礼を失することのないよう十分に配意する』などを通達等で定め、適正なサングラスの着用を図ることとしている。
今後の対応であるが、通達等を発出したのち、3月下旬に事前広報を実施し、4月1日からの運用開始を予定している。」旨の説明があった。
今村委員から、「目を被ばくすることは、目の疾患のリスクが高く、特に警察は屋外で活動することが多い職種なので、サングラスの着用は大変有効と感じる。私物のサングラスを着用するようだが、将来的に、仕事道具の一つとして支給されることが大事だと思う。」旨の発言があった。
大田委員から、「是非、公費によるサングラスの支給を検討していただきたい。支給品であれば、仕様をチェックする必要もない。何種類かの選択肢があれば、より良いのではないか。県民にサングラス着用の目的を理解してもらえるよう、周知徹底をお願いする。」旨の発言があった。
警察官による立寄り警戒時等における飲食物等の購入
警務部長から、「警察官がコンビニエンスストア等に対する立寄り警戒等を実施し、店舗内外における犯罪抑止対策を図るとともに、立寄り警戒等に付随する行為として、必要最小限度の飲食物等の購入を認めるものである。
対象となる職員は、制服その他警察官と認識できる服装で勤務する警察官で、対象となる店舗は、コンビニエンスストア、スーパーマーケット及びドラッグストアとしている。また、購入可能商品は、勤務日に必要な飲食物及び勤務日に応急で必要となる衛生用品としている。
本制度は、立寄り警戒等に付随した飲食物等の購入という趣旨から、留意事項として『立寄り警戒等の趣旨を必要に応じて説明し、理解を得た上で購入する』『犯罪抑止対策に効果的な時間帯に立寄り警戒等を実施する』『特定の店舗に偏って立寄ることがないよう、幅広く立ち寄る』などを示した資料の発出により職員に周知する。
今後の対応であるが、通達等の発出及び警察署による管内店舗への協力依頼・広報を3月中旬から実施するとともに、報道発表を3月下旬に行い、4月1日からの運用開始を予定している。」旨の説明があった。
今村委員から、「制服警察官がコンビニ等に立寄ることによる犯罪抑止効果は高いので、非常に良いことだと思う。」旨の発言があった。
大田委員から、「県民の受入れ状況をみながら、購入条件の緩和等について検討してみるのも良いと思う。」旨の発言があった。
決裁・報告
課長等から下記のとおり説明を受け、決裁を行うなどした。
決裁概要
- 苦情の申出の受理
公安委員会会務官から、公安委員会宛てになされた苦情の申出について要旨の説明を受け、決裁した。 - 委託業務に係る入札参加資格の審査結果
運転免許課長から、運転免許課関係の委託業務について、交通企画課長から、交通企画課関係の委託業務について、交通規制課長から、交通規制課関係の委託業務について、それぞれ入札参加資格の審査結果に係る説明を受け、決裁した。 - 個人情報保護条例に基づく部分開示決定に対する審査請求に係る答申の受理
警察県民課長から、令和4年9月13日付けで警察本部長が行った処分2件に対する審査請求について、山口県情報公開・個人情報保護審査会から答申を受理した旨の説明を受け、決裁した。 - 個人情報保護条例に基づく却下決定に対する審査請求に係る答申の受理
警察県民課長から、令和4年10月25日付けで警察本部長が行った処分2件に対する審査請求について、山口県情報公開・個人情報保護審査会から答申を受理した旨の説明を受け、決裁した。 - 公文書開示請求の受理及び決定方針
公安委員会会務官から、山口県情報公開条例に基づく公文書開示請求を受理した旨の説明を受け、了諾するとともに、対応方針の説明を受け、処分を決裁した。
報告概要
- 第3期「山口県まち・ひと・しごと創生総合戦略」(最終案)の概要
企画室長から、第3期「山口県まち・ひと・しごと創生総合戦略」(最終案)の概要について報告を受けた。
協議
今後の公安委員会における運営について協議した。
その他
弘永委員長は、2月県議会定例会出席のため、第1の審議、第2の1の⑴~⑷及び2の決裁・報告を欠席した。
第2の1の⑸は、弘永委員長及び大田委員により決裁した。
(編集 総務課)