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公安委員会の開催概要(令和6年2月14日)
審議概要
本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長及び首席監察官同席の上、下記の報告を受けた。
「2023無事故・無違反コンテスト150」の実施結果
交通部長から、「無事故・無違反コンテスト150の概要であるが、県内のドライバーを対象として、チーム単位で150日の期間中の無事故・無違反を競うもので、チーム構成は、5名、3名、2名の3コースを設定した。チームによるコンテスト形式にすることで連帯感が生まれ、より緊張感を持った運転をしてもらうことを目的とし、これを通じて安全運転の習慣付けと交通安全意識の高揚を図るものである。本コンテストは平成10年から開催しており、今年で26回目となる。
参加チームは7,106チームで、33,106人が参加した。山口県の免許保有者の約4%がコンテストに参加している。年代別参加者は25~65歳が多い。
コンテストの実施結果であるが、参加チームの89.6%が無事故・無違反を達成し、達成率は過去最高となった。過去5年における無事故・無違反達成状況の推移であるが、上昇傾向を維持している状況である。
免許保持者(1万人当たり)のうちコンテスト参加者・不参加者別で交通事故及び違反の件数を比較したところ、交通事故件数については、不参加者は10.7件、参加者は5.1件であった。また、違反件数については、不参加者は307.6件、参加者は230.5件であった。この状況を見ても、コンテストへの参加が交通事故防止、違反防止に繋がっていると感じている。
今回、高齢者の参加者を十分に確保できなかった一方で、高齢者における無事故・無違反達成率は90%を超えており、今後は高齢ドライバーの交通事故防止という観点からも、高齢者の参加勧奨を図っていく。
今後の方針であるが、本コンテストは県民の安全意識の習慣付けを図る当県独自の施策の一つであり、来年度の開催も計画している。より一層の参加勧奨を行い、県民総ぐるみの取組となるよう推進していく。」旨の説明があった。
大田委員から、「交通事故や違反の防止は運転者の意識が大切であり、このコンテストは意義深い。来年度も開催されるということで、より一層の参加勧奨をお願いする。」旨の発言があった。
今村委員から、「高齢者の参加が少なかったようだが、65歳以上の参加者は例年どのくらいなのか。」旨の発言があり、交通部長から、「概ね1%未満であり、今回は微減となった。来年度も参加勧奨を行っていく。」旨の説明があった。
弘永委員長から、「コンテストに参加することでモチベーションが上がり、無事故・無違反に繋がる。引き続き、よろしくお願いする。」旨の発言があった。
決裁・報告
課長等から下記のとおり説明を受け、決裁を行うなどした。
決裁概要
- 運転免許の行政処分
運転管理課長から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞への出席者3人からの聴取結果について報告を受けるとともに、処分理由等の説明を受けた後、審査の上で処分を決定した。欠席者12人については、運転管理課長から処分理由等の説明を受けた後、審査の上で処分を決定した。また、他2人については、再呼出しとした。 - 審査請求の受理
運転管理課長から、令和5年12月20日付けで公安委員会が行った処分について、審査請求を受理した旨の説明を受け、決裁した。 - 次回開催する意見の聴取・聴聞の主宰者指名
運転管理課長から、2月28日に開催する意見の聴取・聴聞における主宰者の指名について説明を受け、決裁した。 - 苦情の申出に対する調査結果及び回答
地域企画課長から、令和5年12月20日に受理の報告を受けた公安委員会宛ての苦情の申出について、調査結果の説明を受け、回答文を決裁した。 - 苦情の申出の受理
公安委員会会務官から、公安委員会宛てになされた苦情の申出について要旨の説明を受け、決裁した。 - 審査請求の審理
公安委員会会務官から、令和4年3月2日に受理の報告を受けた審査請求について、交通企画課長から、令和5年7月12日に受理の報告を受けた審査請求について、それぞれ審理経過の説明を受け、裁決書を決裁した。 - 審査請求に係る弁明書の作成
運転免許課次長から、1月17日に受理の報告を受けた審査請求について、弁明書を決定し、審査請求人に対する弁明書の送付及び反論書の提出要求について説明を受け、決裁した。 - 犯罪被害者等給付金の支給裁定
警察県民課長から、令和5年11月8日に報告を受けた犯罪被害者等給付金の申請について、給付金の支給を裁定し、決裁した。 - 審査請求に係る公文書の提示依頼
警察県民課長から、令和5年1月11日付けで警察本部長が行った処分に対する審査請求について、山口県情報公開・個人情報保護審査会から開示決定等に係る公文書の提示依頼があった旨の説明を受け、決裁した。 - 警察職員の派遣に係る援助要求
災害対策官から、石川県公安委員会からの令和6年能登半島地震に伴う災害警備に係る援助要求に関し、派遣期間等の説明を受け、決裁した。
報告概要
- 業務説明
本部長から、人事案件について説明を受けた。 - 交番・駐在所の再編整備状況(令和6年度)
地域企画課長から、令和6年度における交番及び駐在所の再編整備推進状況について報告を受けた。 - 被疑者取調べ監督業務の推進状況(令和5年中)
公安委員会会務官から、令和5年中の被疑者取調べ監督業務の推進状況について報告を受けた。 - 能登半島地震に伴う特別自動車警ら部隊の活動状況
自動車警ら隊長から、能登半島地震に伴う特別自動車警ら部隊の活動状況について報告を受けた。 - 山口県公安委員会事務の専決状況
交通企画課長から、1月中の交通企画課関係の山口県公安委員会事務の専決状況について、交通指導課長から、1月中の交通指導課関係の山口県公安委員会事務の専決状況について、警備課長から、1月中の警備課関係の山口県公安委員会事務の専決状況について、それぞれ報告を受けた。 - 令和6年度警察費当初予算(案)の概要
会計課長から、令和6年度警察費当初予算(案)の概要について説明を受けた。 - ストーカー規制法に基づく禁止命令等の実施状況
人身安全対策課長から、1月中のストーカー規制法に基づく禁止命令等の実施状況について報告を受けた。 - 監察関係業務報告
監察官室長から、2月県議会で報告する損害賠償事案について、監察官から、1月中の非違事案について、それぞれ報告を受けた。
協議
今後の公安委員会における運営について協議した。
(編集 総務課)