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公安委員会の開催概要(令和5年8月9日)

ページ番号:0235515 更新日:2023年11月30日更新

審議概要​

 本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長及び首席監察官同席の上、下記の報告を受けた。

​​令和5年上半期における警察犬の運用状況

 刑事部長から、「警察犬の体制は、警察本部鑑識課が保有する直轄警察犬と一般の方が保有する嘱託警察犬である。
 直轄警察犬は3頭おり、そのうち2頭は『地域捜索犬』で、災害等による行方不明者の捜索等が主な役割である。また、他の1頭は主に『足跡追及』を行い、逃走した犯人の臭いを嗅いで犯人や遺留品を発見する活動に従事している。
 次に、嘱託警察犬は31頭おり、指導手は14人である。指導手経験が最も長い方は49年、最高齢は71歳である。
 警察犬の種類であるが、直轄警察犬は3頭ともシェパード、嘱託警察犬はシェパード、ラブラドールレトリバーのほか柴犬やプードル等がいる。
 上半期における警察犬の運用状況であるが、出動総数は46件、そのうち直轄警察犬は22件、嘱託警察犬は24件であり、約3割が深夜の出動となっている。
 6月には嘱託警察犬技能審査を行い、足跡追及と臭気選別の能力を審査した。
 また、県総合防災訓練に参加し、地域捜索訓練の一環として埋没家屋での救出訓練を行った。
 効果的な事例として、「未成年の行方不明者の早期発見、所在不明の高齢者の発見など成果を挙げている。」旨の説明があった。
 弘永委員から、「人間の不得手をカバーする警察犬は、警察職員の一員とも言える。嘱託警察犬の31頭という数は、安定した数なのか。」旨の発言があり、刑事部長から、「全体数は安定した数と言えるが、犬の所在地が地域によって差があり、犬の確保、人材の確保が今後の課題である。」旨の説明があった。
 大田委員から、「以前、直轄警察犬の視察をしたが、日々の犬の健康管理は大変だと感じた。人と犬の信頼関係も一朝一夕にできるものではない。費用対効果の話は必ず出てくるだろうが、警察犬でなければできないことがある旨をしっかりアピールしていただきたい。」旨の発言があった。
 今村委員長から、「直轄警察犬3頭は国費か、県費か。また、保有頭数の制限はあるのか。」旨の発言があり、刑事部長から、「直轄警察犬は国費で、保有頭数は県警察の規模により概ね決まっている。」旨の発言があった。

決裁・報告

 課長等から下記のとおり説明を受け、決裁を行うなどした。

​​決裁概要

  1. 運転免許の行政処分
    運転管理課長から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞への出席者5人からの聴取結果について報告を受けるとともに、処分理由等の説明を受けた後、審査の上で処分を決定した。欠席者6人については、運転管理課長から処分理由等の説明を受けた後、審査の上で処分を決定した。また、他1人については、再呼出しとした。
  2. 審査請求の受理
    運転管理課長から、7月26日付けで公安委員会が行った処分について、運転免許課長から、6月16日付けで公安委員会が行った処分について、それぞれ審査請求を受理した旨の説明を受け、決裁した。
  3. 次回開催する意見の聴取・聴聞の主宰者指名
    運転管理課長から、8月23日に開催する意見の聴取・聴聞における主宰者の指名について説明を受け、決裁した。
  4. 業務報告
    本部長から、人事関係業務に関する報告を受け、決裁した。
  5. 警察署協議会会長会議の開催
    公安委員会会務官から、警察署協議会会長会議の開催計画について説明を受け、決裁した。
  6. 苦情の申出の受理(3件)
    公安委員会会務官から、公安委員会宛てになされた苦情の申出3件について要旨の説明を受け、決裁した。
  7. 公文書開示請求の受理及び決定方針
    公安委員会会務官から、8月7日付けで公安委員会宛てになされた開示請求について受理の報告を受け、決定方針について決裁した。
  8. 審査請求に係る弁明書の作成
    運転免許課長から、7月12日に受理の報告を受けた審査請求について、弁明書を決定し、審査請求人に対する弁明書の送付及び反論書の提出要求について説明を受け、決裁した。
  9. 審査請求の審理
    地域企画課長及び交通指導課長から、令和3年3月10日に受理の報告を受けた審査請求について、交通企画課長から、令和4年12月7日に受理の報告を受けた審査請求について、それぞれ審理経過の説明を受け、裁決書を決裁した。
  10. 審査請求に係る公文書の提示依頼(2件)
    警察県民課長から、令和4年9月13日付けで警察本部長が行った処分2件に対する審査請求について、山口県情報公開・個人情報保護審査会から開示決定等に係る公文書の提示依頼があった旨の説明を受け、決裁した。

報告概要

  1. 山口県公安委員会事務の専決状況
    組織犯罪対策課長から、4~6月における組織犯罪対策課関係の山口県公安委員会事務の専決状況について、交通指導課長から、7月中の交通指導課関係の山口県公安委員会事務の専決状況について、警備課長から、7月中の警備課関係の山口県公安委員会事務の専決状況について、それぞれ報告を受けた。
  2. 猟銃所持許可の取消し
    生活安全企画課長から、猟銃所持者に係る所持許可の取消しについて、今後の方針の説明を受けた。
  3. ストーカー規制法に基づく禁止命令等の実施状況
    人身安全対策課長から、7月中のストーカー規制法に基づく禁止命令等の実施状況について報告を受けた。
  4. 監察関係業務報告
    監察官から、7月中の非違事案について報告を受けた。

協議

 今後の公安委員会における運営について協議した。

 

(編集 総務課)