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公安委員会の開催概要(令和4年8月24日)

ページ番号:0181426 更新日:2022年11月3日更新

​審議概要

 本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長及び首席監察官同席の上、下記の報告を受けた。

犯罪捜査支援室の活動状況(1~6月)

​   刑事部長から、「犯罪捜査支援室は、県警察全体の捜査支援活動を行っている。業務内容としては、情報分析、カメラ映像の解析、ドローンによる現場捜査・行方不明者の捜索、捜査を支援するためのプログラムの開発などである。上半期は、部門間の枠を超えた事件・事故に対応し、被疑者の割り出し等に一定の成果を上げることができた。次に、この期間の教養・訓練の実施状況であるが、警察署に対する巡回指導、招致研修、刑事部門以外の専科における教養のほか、ドローン操縦者育成訓練や警備部門・情報通信部門と連携した事態対処訓練を実施した。今後、捜査支援分析機能の更なる強化として、現場捜査支援体制を確立し、捜査のスピード化・効率化等を踏まえたシステム・資機材の拡充に努めていくこととしている。また、DX等時代の変化に対応した捜査官の育成や近未来を見据えた支援プログラム・情報分析技術の研究・開発にも力を注いでいく。」旨の説明があった。
   今村委員から、「犯罪捜査支援室の仕事は、DX時代に対応していかなくてはならず、ストレスを感じやすい領域ではないか。メンタルヘルスにも配意してもらいたい。それから、防犯カメラの設置箇所や画像データの抜き取り要領などについては、よく整理しておく必要があると思う。また、捜査に協力する民間に負担がかからないよう配意することも大切だと思う。こうした問題は、警察全体で共有できるものは共有し、業務を効率化して、暑い中懸命に取り組んでいる警察官の負担の軽減につなげてもらいたい。」旨の発言があり、刑事部長から、「今村委員から指摘を受けた点は、今後、現場の声を聞きながら、対応できるところは適切に対処していきたい。」旨の説明があった。
   弘田委員長から、「犯罪捜査支援室の業務は捜査の基本であり、一般化して全捜査員に習熟してもらいたい。」旨の発言があり、刑事部長から、「一部の警察署には、犯罪捜査支援に特化した捜査員を配置し、捜査支援はもとより、署員に対する指導教養によって一般化に努めている面はあるが、犯罪捜査支援室の業務はさらに高度化していく方針であり、全捜査員に習熟させることは難しい。」旨の説明があった。
   本部長から、「委員長のおっしゃるとおり、犯罪捜査支援室の業務には、捜査員として最低限知っておくべきことがあって、それは、今村委員からご指摘のあった防犯カメラ映像の効率的な回収の仕方などだと思うので、そうした点は現場の捜査員に徹底していきたい。他方、犯罪捜査支援室には、より高度なものを突き詰めていくというヘッドクオーター的な役割が求められており、現場の捜査員と犯罪捜査支援室がうまく連動していくようになれば一番良いように考えている。また、犯罪捜査支援室は、刑事部だけのものではなく、生活安全部、交通部など、捜査全般に活用していく位置づけのものであり、より高みを目指していくものとして、今後、体制も強化しつつ、全体にフィードバックしていくこととしたい。」旨の説明があった。​​

自転車総合対策の推進~自転車安全アドバイザーの委嘱~

   交通部長から、「8月4日、自転車の安全利用促進に向けた諸対策を効果的に推進するため、うべ交通まちづくり市民会議会長の村上ひとみ先生を自転車安全アドバイザーに委嘱した。同日には、第2回自転車等総合対策検討会議を開催し、村上先生にはアドバイザーとして出席していただき、『宇部市内の学校と連携した自転車ワークショップ』と題して講話をいただいた。今回の検討会議を踏まえ、今後、各警察署においても自転車指導啓発重点路線における少年セーフティリーダーズを中心とした自転車ワークショップの開催等、各種対策を実施していくこととしている。また、本年中に第3回検討会議を開催し、実施結果等を検討していくこととしている。本年1月には、宇部市内において高齢女性が乗車する自転車が交差点を直進中、左折する大型トラックに巻き込まれて亡くなられた事故が発生している。交通部門としては、このような事故を抑止するために自転車の安全利用促進に向けた諸対策を効果的に推進し、良好な自転車交通秩序の実現に取り組んでいくこととしている。」旨の説明があった。
   今村委員から、「自転車の安全利用促進のキーポイントは、中高生だと思う。中高生自らが安全な自転車利用を自覚して運動が進んでいけば、各種対策は広がりを見せていくのではないか。先般、『横断歩道ハンドサイン運動』の報告を受けた時に、長野県の横断歩道一時停止率が全国トップという話があったが、きっと長野県は、子供の頃から横断歩道で手を上げれば車が止まってくれるということを実感できる県なんだろうと思う。大人になった時、ちゃんと止まるんだという良い循環が起きており、これは一つの文化だと思う。当県も、ちょうど良い機会なので、中高生に良い文化を推していけば、良い効果が生まれると思う。」旨の発言があり、本部長から、「村上先生には熱心に取り組んでいただいている。警察とは違う別の立場からご意見をいただき、それを安全利用促進に反映させる大変良い機会だと思っている。」旨の説明があった。​​

決裁・報告

 課長等から下記のとおり説明を受け、決裁を行うなどした。

決裁概要

  1. 運転免許の行政処分
    運転管理課長から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞への出席者2人からの聴取結果について報告を受けるとともに、処分理由等の説明を受けた後、審査の上で処分を決定した。欠席者15人のうち11人については、運転管理課長から処分理由等の説明を受けた後、審査の上で処分を決定し、4人については、再呼出しとした。また、処分が保留となっていた令和4年7月27日の出席者1人について、処分理由等の説明を受けた後、審査の上で処分を決定した。
  2. 意見の聴取・聴聞の主宰者指名
    運転管理課長から、9月7日に開催する意見の聴取・聴聞における主宰者の指名について説明を受け、決裁した。
  3. 個人情報開示請求に対する決定方針
    公安委員会会務官から、8月10日の公安委員会で受理の報告を受けた個人情報開示請求について対応方針の説明を受け、処分を決定した。
  4. 審査請求に係る弁明書の作成
    運転免許課長から、6月22日に受理の報告を受けた審査請求について、処分理由の説明を受け、弁明書を決定した。
  5. 審査請求の受理
    運転免許課長から、7月5日付けで公安委員会が行った処分について審査請求を受理した旨の説明を受け、了諾した。

報告概要

  1. ​業務報告
    本部長から、令和4年度上半期の業績結果について報告を受けた。
  2. 山口県公安委員会事務の専決状況
    運転管理課長から、7月中の運転管理課関係の山口県公安委員会事務の専決状況について、運転免許課長から、7月中の運転免許課関係の山口県公安委員会事務の専決状況について、生活安全企画課長から、7月中の生活安全企画課関係の山口県公安委員会事務の専決状況について、交通規制課長から、7月中の交通規制課関係の山口県公安委員会事務の専決状況について、それぞれ報告を受けた。
  3. 山口県殉職警察職員慰霊祭の開催
    企画室長から、10月12日に殉職警察職員慰霊祭を執行予定である旨の報告を受けた。
  4. 産業医に係る予算要求状況
    厚生課長から、産業医に係る予算要求状況について報告を受けた。
  5. 警察本部衛生委員会の開催
    厚生課長から、8月30日に警察本部衛生委員会を開催予定である旨の報告を受けた。
  6. 大規模警備実施に伴う警備対策室の設置
    警備課長から、9月1日に警備対策室を設置する旨の報告を受けた。
  7. 監察関係業務報告
    監察官から、損害賠償請求控訴事件について報告を受けた。

協議

​ 今後の公安委員会における運営について協議した。

その他

 弘永委員は、欠席したため、不在時に進められた議題等については、公安委員会会務官から別途説明を受けた。

(編集 総務課)