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公安委員会の開催概要(令和4年3月9日)

ページ番号:0152057 更新日:2022年4月25日更新

審議概要

 警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長及び首席監察官同席の上、下記の報告を受けた。

オンライン優良運転者講習モデル事業の実施状況(2月中)

 交通部長から、「県民の利便性の向上を図るとともに、新型コロナウイルス感染症対策等の一環として、山口県では、オンラインによる優良運転者講習のモデル事業を実施している。
 モデル事業の実施期間は、令和4年2月1日(火)から同年3月31日(木)までの間であるが、令和4年度及び令和5年度も継続して実施する予定である。
 山口県以外にも、北海道、京都府及び千葉県でモデル事業を実施しており、2月中の受講率は、各県とも概ね20~25パーセントとなっている。
 山口県での実施状況を分析すると、運転免許証の即日交付を行っている施設(岩国警察署、下関警察署及び総合交通センター)においては、オンライン受講者の割合が低い状況にある。オンライン受講者数を年代別に見ると、50代が最多で、オンライン対象者に占める受講者の割合が高いのは30代となっている。時間帯別の受講状況としては、平日、休日を問わず、10時から12時の時間帯が多くなっており、このうち平日では12時と20時、休日では11時と15時が多い状況が見られる。
 総合交通センターにおいてオンライン受講者に対してアンケート調査を実施したところ、『次回もオンラインで講習を受講したい。』という回答が多く見られるなど、総じて好評であったが、『動画視聴中に顔画像を撮影するのに手間取った。』といった意見もあった。
 今後の対策として
  〇 令和6年度末の全国展開を見据えた課題・問題点の抽出
  〇 警察部内職員への積極的な活用の推奨
  〇 各種広報媒体を活用したモデル事業の周知
に取り組むこととしている。」旨の報告があった。
 弘永委員から、「山口県がモデル県となり、全国に先駆けてオンライン優良運転者講習に取り組んでいることを誇りに思う。ほとんどの利用者が『次回もオンラインで講習を受講したい』と思われたのは良いことであり、今後マイナンバーが普及すると、オンライン講習の需要が高まるものと思われる。この事業が、県民の利便性に資するよう、山口県の取組状況はもちろんのこと、モデル事業を実施している他県の取組状況についてもしっかり把握し、検証していただきたい。」旨の発言があった。
 今村委員から、「オンライン優良運転者講習モデル事業の実施状況を検証する中で、時間帯別の受講状況に関する報告があったが、この分析結果は、どの時間帯に情報発信すれば県民の方に関心を持っていただけるかという観点からも活用することができるものと考えられ、県警察が様々な情報発信を行っていくうえで参考になるものと思われる。また、マイナンバーや顔写真等プライバシーに関する抵抗感に対して配慮がなされ、改善されてくれば、利用率が向上するものと思われる。」旨の発言があった。

令和3年度中国四国管区広域緊急援助隊合同訓練の実施

 警備部長から、「令和4年2月28日、愛媛県東温市重信川河川敷において、中国四国管区内の広域緊急援助隊(山口、鳥取、島根、徳島及び愛媛の各県警察が参加)による合同訓練を実施した。今回の訓練は、南海トラフ地震の発生により愛媛県内で震度7の強い揺れが発生し、多数の建物等の損壊、車両多重事故、土砂崩落及び河川氾濫による浸水被害により多数の死者、安否不明者が出たという想定であったが、このうち、山口県部隊は島根県部隊と合同で、河川氾濫により土砂で埋没した家屋からの被災者を救出救助する訓練を実施した。」旨の報告があった。
 弘永委員から、「訓練への参加、ご苦労であった。県警察のこうした取組が県民の安心につながると思われるので、引き続きよろしくお願いする。災害が発生した場合、警察以外にも消防、自衛隊等も活動することとなると思うが、こうした他機関との連携は如何に図っているのか。」旨の発言があり、警備部長から、「災害現場等で様々な機関が活動するケースがあるが、通常、関係機関がお互いの近くに現地本部を設置して、情報を共有しながら、連携を図り対応している。」旨の説明があった。
 今村委員から、「今回の合同訓練に参加して、成果やメリットを如何に考えているのか。」旨の発言があり、警備部長から、「他県のノウハウを直接見ることができ、また、訓練を視察する警察庁技能指導官から講評や指導を受けられるとともに、より実戦に近い形で訓練ができる点でメリットが大きいものと考えている。訓練を通じて、教訓やノウハウを積み重ねていきたい。」旨の説明があった。今村委員から、「今回の訓練のように、実際に県外に行くプロセスを体験して実感することは、映像等の視覚のみによる教養訓練よりも、いざというときに活かせるものと考えるので、今後も継続して訓練に精励していただきたい。」旨の発言があった。

その他の決裁・報告

 課長等から下記のとおり説明を受け、決裁を行うなどした。

決裁概要

  1. 審査請求の審理
    交通企画課長から、令和3年8月4日に受理の報告を受けた審査請求について、審理経過の説明を受け、裁決書を決定した
  2. ​駐在所の統廃合等に伴う公安委員会告示の改正
    企画室長から、駐在所の統廃合等を内容とする公安委員会告示の一部改正について説明を受け、決裁した。
  3. 委託業務に係る入札参加資格の審査結果
    交通企画課長から、交通企画課関係の委託業務について、交通規制課長から、交通規制課関係の委託業務について、運転免許課長から、運転免許課関係の委託業務について、講習指導官から、運転管理課関係の委託業務について、それぞれ入札参加資格の審査結果について説明を受け、認定した。
  4. 臨時適性検査における専門医の指定
    講習指導官から、臨時適性検査における専門医の指定について説明を受け、決裁した。

報告概要

  1. 山口県公安委員会事務の専決状況
    公安委員会会務官から、2月中の交通指導課関係及び警備課関係の山口県公安委員会事務の専決状況について、交通企画課長から、2月中の交通企画課関係の山口県公安委員会事務の専決状況について報告を受けた。
  2. 公安委員会宛て文書への対応状況
    公安委員会会務官から、公安委員会宛てに文書でなされた申出について、要旨及び対応状況の説明を受けた。
  3. 令和4年度山口被害者支援センター事業計画書及び収支予算書の報告
    警察県民課長から、令和4年度山口被害者支援センター事業計画書及び収支予算書について報告を受けた。
  4. メンタルヘルス不調による長期休務者の状況
    厚生課長から、メンタルヘルス不調による長期休務者の状況について報告を受けた。
  5. 監察関係業務報告
    監察官から、2月中の非違事案について報告を受けた。

協議

  1. 今後の公安委員会における運営について協議した。
  2. 弘田委員長は、2月県議会定例会に出席したため、不在時に進められた議題等については、公安委員会会務官等から別途説明を受けた。

 

(編集 総務課)