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世界文化遺産推進室・「明治日本の産業遺産革命 九州・山口と関連地域」に係るイコモスによる評価結果及び勧告について
本県萩市5つの構成資産を含む「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」に係るユネスコ世界遺産委員会の諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)による評価結果及び勧告について、下記のとおり内閣官房 産業遺産の世界遺産登録推進室から連絡がありましたのでお知らせします。
記
1 イコモスの評価結果及び勧告の内容(具体的な勧告内容は整理中)
推薦案件の名称を「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」と変更した上で、「記載」勧告がなされた。(23の構成資産全てが本件遺産の構成要素として認められた。)
(参考1)本県の構成資産
萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡、萩城下町、松下村塾
(参考2)評価結果の区分
- 記載:世界遺産一覧表に記載するもの。
- 情報照会:追加情報の提出を求めた上で次回以降に再審議するもの。
- 記載延期:より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの。推薦書を再提出した後、約1年半をかけて再度諮問機関の審査を受ける必要がある。
- 不記載:記載にふさわしくないもの。(世界遺産委員会で不記載決議となった場合、例外的な場合を除き再推薦は不可。)
(参考3)
International Council on Monuments and Sites(イコモス):国際記念物遺跡会議
文化財の保存、修復、再生などを行う国際非政府間組織(NGO)。本拠地はパリ。1964年設立。
2 「明治日本の産業革命遺産」のこれまでの経緯
平成21年1月 ユネスコの世界遺産暫定一覧表に記載
平成26年1月 ユネスコへ推薦書を提出
平成26年9月~10月 イコモスの専門家による現地調査
3 今後の予定
第39回世界遺産委員会(平成27年6月28日~7月8日、於:ドイツ・ボン)において、イコモスの本勧告を踏まえ、世界遺産一覧表への記載の可否が決定される。
なお、世界遺産委員会による決議は、諮問機関の勧告と同じ「記載」、「情報照会」、「記載延期」、「不記載」の4区分によって行われる。