本文
精神保健福祉センター・大切なひとを自死でなくされたあなたへ
大切なひとを自死で亡くされた後には、からだとこころにいろいろな変化があらわれます。
からだの変化
- 眠れない
- 疲れやすい
- 食欲がない
- 体がだるい
- 息苦しい
- 頭痛や肩こりがひどい
こころの変化
- 涙がとまらない
- 自分を責め続けてしまう
- 亡くなったひとを責めてしまう
- 怒りの気持ちがおさまらない
- 考えがまとまらない
- 気分が落ち込み何もする気になれない
- 何かやり始めても集中できない
- ひとに会うのがこわい
- 人目をさけてしまう
不眠が3日以上続く、体重が減る、
なにも手につかない、などの場合は、
早めに医師の診察を受けましょう。
ご遺族の身近におられる方へ
遺族が話されているときは、安易に励ましたり、助言をするのではなく、しっかりお話しを聴くことが大切です。
遺族のどう声をかけてよいか、わからないときは、以下を参考にしてください。
望ましい言葉かけ(例)
「お手伝いできることがあれば、遠慮なく言ってください。」
「お役に立てないかもしれないけど、お話しを聞くことはできます。」
「困ったときは、いつでも声をかけてくださいね。」
望ましくない言葉かけ(例)
「(自殺を)どうして止められなかったの?」
「いつまでも悲しんでは、亡くなった人は喜ばないよ。」
「世の中にはあなたよりもっと苦しい人がいるのですよ。」
こうした言葉かけは、遺族の気持ちをさらに傷つけてしまう恐れがあります。
山口自死遺族の集いクローバー「わかちあいの会」のご案内
大切な方を自死で失うことはとてもつらいことです。
つらい気持ちを誰にも話せなかったり、大切な思い出を誰ともわかちあえなかったり、
自分自身を責め続けたりしていないでしょうか。
あなたは1人ではありません。
あなたの話を聴いて悲しみをわかちあい支えてくれる人がいます。
「山口自死遺族の集いクローバー」は
自死遺族の方が、自分の体験や想いを安心して語り合う場です。
大切な方を自死で失ったという共通の体験を持つ方が安心して自分の体験を語り、
他の方の話を聴くことを通じてお互いを支え合うことを目指しています。