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精神保健福祉センター・知っておいていただきたいこと
自殺は追い込まれた末の死である。
多くの自殺は「自殺以外にはこの苦しみを逃れる手段がない」と追い詰められ、孤立した状態で起こっています。孤立を防ぎ、まわりの人との“絆”が保たれることが自殺防止に有効です。
自殺は、1つの原因ではなく様々な要因が複雑に関係している。
自殺にいたるプロセスには、さまざまな要因が複雑に関係しており、1つの原因だけで自殺が起こることはまれです。また、自殺の直前にはうつ病などの精神疾患にかかっていることも多く、この場合には精神疾患の治療も必要となります。
自殺を考えている人は何らかのサインを発している。
自殺に傾いている人も、「死ぬ以外に方法はない」と「でも生きたい」の間を揺れ動き、まわりの人に何らかのサインを発していることが少なくありません。その人のことを知っているまわりの人が“気づき”、身近な支援者につなぐことが大切です。