本文
在宅医療の推進について
在宅医療とは
在宅医療とは、かかりつけの医師や訪問看護師などの医療従事者が、通院が困難な方の自宅等へ訪問して、診療や健康状態の確認などを行うものです。必要に応じて、訪問による歯科診療(歯科医師)、薬剤管理指導(薬剤師)、リハビリテーション(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)、栄養食事指導(管理栄養士)等を受けることもできます。
山口県では、誰もが住み慣れた地域で自分らしい生活を続けることができるよう、関係機関や多職種と連携しながら、在宅医療提供体制の整備を進めています。
<在宅医療における多職種連携のイメージ>
かかりつけ医をもとう
在宅医療の多くはかかりつけ医により行われます。
かかりつけ医とは、健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医師・医療機関を紹介してくれ、身近で頼りになる医師のことです。日頃の状態をよく知っているかかりつけ医であれば、ちょっとした体調の変化にも気づきやすいため、病気の予防や早期発見、早期治療が可能になります。
みなさんも、何でも相談できるかかりつけ医をもちましょう。
◆上手な医療のかかり方(厚生労働省ホームページへリンク)
https://kakarikata.mhlw.go.jp/index.html<外部リンク>
人生会議をはじめてみよう
命の危険が迫った状態になると約70%の方が、これからの医療やケアなどについて自分で決めたり、人に伝えたりすることができなくなるといわれています。
もしものとき、自分が希望する医療やケアを受けるためには、大切にしていることや望んでいること、どこで、どのような医療・ケアを受けたいかを自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。自らの希望する医療やケアを受けられるよう、患者や家族等が、人生の最終段階においてどのような医療・ケアを望むか日頃から話し合うことを、「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」といいます。
まずは何気ない会話からでも構いません。人生会議をはじめてみましょう。
人生会議ロゴマーク
在宅医療に必要な連携を担う拠点
多職種連携の推進など地域における在宅医療の取組状況を踏まえつつ、「第8次山口県保健医療計画」において、市町及び郡市医師会等を「在宅医療に必要な連携を担う拠点」として位置付けています。
在宅医療に必要な連携を担う拠点は、医療・介護関係者への研修の実施や、地域住民への普及啓発など、地域の実情に応じて、在宅医療に関する取組を行っています。
在宅医療において積極的役割を担う医療機関
地域における連携体制の構築に資するよう、「第8次山口県保健医療計画」において、自ら24時間対応体制を行っている在宅療養支援病院、在宅療養支援診療所、在宅療養後方支援病院、訪問看護ステーションを「在宅医療において積極的役割を担う医療機関」として位置付けています。
・在宅医療において積極的役割を担う医療機関(R6.3月時点) (PDF:477KB)
在宅医療に関する情報について
○在宅医療機関の情報については、こちらをご覧ください。
◆医療情報ネット(厚生労働省)
https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/znk-web/juminkanja/S2300/initialize<外部リンク>
※このほか、在宅医療を実施している医療機関の情報については、お住まいの市町や医師会のHPをご覧ください。
○介護施設の情報については、こちらをご覧ください。
◆かいごへるぷやまぐち(山口県長寿社会課)
https://www.kaigo.pref.yamaguchi.lg.jp/<外部リンク>