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特定外来生物 ツヤハダゴマダラカミキリについて

ページ番号:0226860 更新日:2023年9月11日更新

ツヤハダゴマダラカミキリについて

 ツヤハダゴマダラカミキリ(写真1)は山口県内の河川敷や公園、街路樹などで被害が確認されており、令和5年9月1日に外来生物法による「特定外来生物」に指定されました。特定外来生物は、飼育、栽培、保管、運搬、輸入、販売、放出等が原則禁止されています。

<原産地>中国、朝鮮半島
<特徴>成体の体長は約20mm-35mm
<生態>成虫は5~10月に出現し、雌は樹木にすり鉢状のかみ傷をつけながら産卵(写真2)。幼虫は樹木内部で過ごし、直径約10-15mmの脱出孔を開けて脱出(写真3)。
<被害木>県内における主な被害木はヤナギ類、アキニレ、ポプラなどですが、国内外では幅広い樹種で被害が報告されています。幼虫が樹木の内部を食べるため、被害が進行すると、被害木の枯損や折損が懸念されます。

ツヤハダゴマダラカミキリ雌(採集:川元裕氏) 産卵痕 脱出孔

​ゴマダラカミキリ(在来種)との見分け方

ツヤハダゴマダラカミキリ(特定外来生物)とゴマダラカミキリ(在来種)は似ていますが、主な見分け方は次のとおりです。​

  • ゴマダラカミキリは前胸に白紋があるが、ツヤハダゴマダラカミキリにはない
  • ゴマダラカミキリは小盾板に白色部があるが、ツヤハダゴマダラカミキリは目立たない
  • ゴマダラカミキリは上翅基部に細かい突起(顆粒状突起)があるが、ツヤハダゴマダラカミキリにはない

ツヤハダゴマダラカミキリとゴマダラカミキリの見分け方

ツヤハダゴマダラカミキリ発見した場合

ツヤハダゴマダラカミキリを発見した場合は、可能な限り捕殺にご協力をお願いします。
また、分布状況把握のため、発見場所、被害木の本数や樹種、個体数等を自然保護課まで情報提供ください。

※ツヤハダゴマダラカミキリは特定外来生物に指定されており、生きたままの個体の運搬や飼養等が原則禁止されています。