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やまぐちの豊かな流域づくり/椹野川・椹野川河口域・干潟自然再生全体構想
椹野川河口域・干潟自然再生全体構想[PDFファイル/680KB]
椹野川河口域・干潟自然再生協議会では、平成17年3月に『椹野川河口域・干潟自然再生全体構想』を策定し、地域の多様な主体の参画による合意形成と、産官学民の協働・連携による事業実施を進めています。
自然再生の基本的な考え方
全体構想では、「やまぐちの豊かな流域づくり構想(椹野川モデル)」及び「自然再生基本方針」を踏まえて、
- 椹野川河口干潟等の生物多様性の確保
- 流域の多様な主体の参画と産学官民の協働・連携
- 科学的知見に基づく順応的取組
の3つの視点を基本として、自然再生を推進しています。
自然再生の方向性
椹野川河口干潟等は、日本の重要湿地500にも選ばれ、絶滅危惧種のクロツラヘラサギやズグロカモメなどの様々な鳥類が飛来し、“生きている化石”カブトガニの産卵場・生息場でもあり、非常に貴重な地域です。しかしながら、干潟等の環境変化などにより、アサリを始め魚介類は激減し、人々との関わりが減るなどして、かつての豊かな干潟や宝の海ではなくなっていました。
こうしたことから、このの河口干潟等の望ましい将来像として、
人が適度な働きかけを継続することで、自然からのあらゆる恵みを持続的に享受できる場
『里海』の再生 を目指しています。
※里海…人が適度な働きかけを継続することで、自然からのあらゆる恵み(生態系サービス)を持続的に享受できる場
自然再生の対象区域
椹野川河口域・干潟自然再生協議会では、自然再生の対象区域を「椹野川河口域、干潟及び山口湾(椹野川河口干潟等)」としています。