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養ほう農家の皆さんへ(ツキノワグマによる被害防止対策について)

ページ番号:0020700 更新日:2023年4月14日更新

 ツキノワグマはハチミツが大好物であり、みつばちの巣箱に一度とりつくと繰り返し出没する傾向にあります。集落周辺に巣箱を置かれている場合は、ツキノワグマの誘引物とならないように被害防止対策について万全を期していただきますようお願いします。

ツキノワグマ侵入防止柵の設置等

 ツキノワグマの生息地域及びその周辺部では、みつばちの巣箱の周囲に電気柵を設置するなど、被害防止対策を講じるよう努めてください。
 既に電気柵等を設置済みの場合は、再度点検を行い、特にツキノワグマが侵入した形跡がある場合は、必要な補強を行うなど、再侵入の防止に努めてください。
 ツキノワグマは木登り等が得意です。背後に急な崖等がある地形の場合、電気柵を崖等の反対側一方向のみに設置しても、崖等は容易に伝って侵入するため完全な防御は困難です。設置する電気柵は周囲を取り囲む4,000ボルト以上を維持する市販の規格を使用してください。
 クマ用の電気柵は地面から20cmの間隔で3段程度張るのが効果的です。下からもぐり込むことが多いので、一番下の線は地面から高くなりすぎないよう注意してください。また、しっかり刈り払いをすることによって漏電を防ぐことが重要です。
 ツキノワグマの捕獲許可は、被害の状況に応じた適切な被害防止対策を講じることが前提となります。巣箱が無防備で、ツキノワグマがみつばちの巣箱に容易に近づけるようでは、仮に捕獲檻を仕掛けても捕獲することは困難です。

人身被害の防止

 日没後の屋外作業はできるだけ控え、やむを得ず日没後に屋外作業をする場合は、クマよけの鈴を携行する、ラジオをならす等の対策を講じてください。

ツキノワグマ出没時の対応

 ツキノワグマ出没時等は、みつばちの巣箱を民家の近くに移動させることは絶対にしないでください。ツキノワグマを民家の近くに引きよせることとなります。
 木造の倉庫の中に移動させても、戸板や壁板を破って侵入することがありますので、住居の近くには移動させないでください。

早期の通報

 近くでツキノワグマを目撃したり、その痕跡や被害を発見した場合は、速やかに市町の農林担当課に連絡をお願いします。人身被害防止やみつばちの被害防止について、早めに対策を協議することが必要です。