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やまぐちの野鳥・9宇部市小野湖

ページ番号:0101718 更新日:2022年1月4日更新

※本ページの情報は、平成16年のものであり、現況とは異なる可能性もあります。あらかじめご了承ください。

9.宇部市小野湖―オシドリの群れる湖―

鳥相(オシドリ)・季節(冬)・宇部市小野

概要

 小野湖は宇部市の北部に位置し、宇部市を貫いて流れる厚東川を堰止めて造られた細長いダム湖である。周囲に急峻な山はなく茶畑が広がっており、水辺にはシイやカシなどの照葉樹林が繁る。宇部・小野田の水瓶として利水、治水の役割をしているため、水位は安定していない。漕艇の練習場になっており、最近ブームのバス釣りなども盛んに行われているが、1千羽以上のオシドリが観察される日本有数の渡来地であるため、オシドリの飛来中は上流域にボートを入れることを自粛するなどの保護策がとられている。

探鳥

 小野湖上流の下小野橋から渡瀬橋までの湖水面が観察に適している。水辺のシイやカシのドングリはオシドリの格好のえさとなっている。冬、オシドリの他に絶滅危惧2類のトモエガモが多く、マガモ、カルガモ、コガモなどの数種類のカモが観察できる。またカワセミやヤマセミ、カイツブリ、ミサゴなども見られる。探鳥コースとして、西岸を歩けば道ばたや林緑でホオジロ、アオジ、クロジ、ミヤマホオジロ、シロハラ、ツグミ、アオバト、ベニマシコなどが観察できる。カモの観察は水位によって観察場所が変わるので注意する必要があり、また光線の関係で午後の方がよい。

宇部市小野湖の画像
​宇部市小野湖

探鳥コース、ポイント
探鳥コース、・ポイント

冬季に観察できる種

 カイツブリ・カワウ・ゴイサギ・ダイサギ・アオサギ・オシドリ・マガモ・カルガモ・コガモ・オナガガモ・ホシハジロ・ミサゴ・トビ・ハヤブサ・イカルチドリ・キジバト・アオバト・カワセミ・アオゲラ・コゲラ・キセキレイ・ハクセキレイ・セグロセキレイ・ヒヨドリ・モズ・ルリビタキ・ジョウビタキ・シロハラ・ツグミ・ウグイス・エナガ・ヤマガラ・シジュウカラ・メジロ・ホオジロ・カシラダカ・ミヤマホオジロ・アオジ・クロジ・カワラヒワ・ベニマシコ・イカル・スズミ・カケス・ハシボソガラス・ハシブトガラス