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食の安心・安全メール・第260号

ページ番号:0259253 更新日:2024年6月10日更新

 

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やまぐち食の安心・安全メール第260号

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二酸化チタンについて

  • 二酸化チタンはチタンの酸化物で、食品に白色を付ける着色料として、世界中で使われています

EUでは

  • 2021年、欧州食品安全機関(EFSA)がその安全性について再検討した結果、「遺伝毒性の懸念を排除できない」と評価されました
  • その結果、2022年に EUで食品添加物としての使用が禁止されました

EU以外の国では

  • EFSAの公表を受けて、イギリスやカナダ、オーストラリアなどでも二酸化チタンの安全性について議論されていますが、いずれの国も、EFSAとは異なる結論となり、現在でも食品添加物としての使用が認められています
  • 日本でも厚生労働省の薬事・食品衛生審議会による検討が行われましたが、動物試験の結果や収集された情報等をもとに行われた審議の結果、「二酸化チタンに関する現行のリスク管理を変更する根拠はない」と判断されています
  • 食品安全委員会の専門調査会で行われた議論においても、EFSAの見解を支持する専門家はいませんでした
  • 食品安全委員会によると、ポイントは「EFSAが評価に用いた遺伝毒性試験の質」と「食品添加物として使用された二酸化チタンがヒトの体内でナノ粒子として存在するのか」の2点とされています
  • まず、試験で使用された二酸化チタンのサイズ等がさまざまで、食品添加物としては使用されない形状の二酸化チタンが使用されている試験も多く、結果の解釈が困難だったこと
  • また、二酸化チタンは、たんぱく質やその他の食品成分に結合して毒性が低減される可能性があると考えられ、試験と同じことが体内で起こるかは不明であり、食品添加物として使用された場合、体内への吸収量はごくわずかで、多くは排泄されることがわかっていること
  • これらのことから、調査会では、「現在の知見からヒトの健康に安全上の懸念を示唆する根拠はなく、食品添加物として使用する程度の量であれば、特に問題ない」とされたと考えられています

 

詳しくはこちら

着色料として用いられる食品添加物、二酸化チタンを解説します 〜川西徹委員インタビュー〜(食品安全委員会)​<外部リンク>

 


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