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犬猫の引取り・殺処分数削減に向けた取組
県民の皆様へ
- 新たに犬や猫を飼おうと思われる方は、保健所や動物愛護センター等で行っている里親探しの取組を積極的に活用してください。
- 新たに動物を飼う前に、その動物の特性をよく理解し、終生飼養できるかどうかよく考えましょう。
- 動物を飼い始めたら、近隣に迷惑をかけないよう愛情をもって飼いましょう。また、犬は狂犬病予防法に基づく登録、注射を必ず行いましょう。
- 飼養している犬や猫の繁殖を望まない場合は、不妊・去勢措置を行いましょう。
- 望まない子犬・子猫が生まれた場合は、自力で餌を食べることができ、譲渡が可能となるまで飼い、新たな飼主を探すなど努力を行いましょう。
- 飼養中の犬や猫が飼えなくなった場合は、新たな飼主を探すなど努力を行いましょう。
- 野良犬、野良猫への『無責任』な餌やりは行わないようにしましょう。無責任な餌やりによって、周辺住民への迷惑や危害を増やすことになるだけでなく、不幸な命を増やすことにつながります。
- 動物の命も人と同じ一つの命です。動物の遺棄、虐待はやめましょう。
犬猫の譲渡
保健所での取組
- 各保健所に保護収容されている犬猫について、譲渡可能なものは、原則として、1週間保管しています。
- 保管中の犬猫の情報をウェブサイトに掲載し、里親を募集しています。
詳しくはこちらをご覧ください。(別ウィンドウ)
譲渡を希望される方へのお願い
保健所は一時収容施設であり、寄生虫の駆虫等を実施することとしておりますが、十分な医療行為等はできません。
収容後、職員により動物の健康観察等を行い、問題が確認されれば動物愛護センターに移送し、診察等を行いますが、見た目で異常等が確認されない個体については、そのままお渡しすることになります。
そのため、保健所での譲渡を希望される方には、医療行為等が行われていない動物の譲渡を受けることに御理解いただき、
譲渡を受けた後には、動物病院の受診、ワクチン接種等を必ず行っていただきますようお願いします。
一頭でも多くの犬猫の譲渡が進むよう、出来るだけ長期間収容することが望まれますが、収容動物の健康と安全を確保するため、収容期間は原則一週間としています。
これ以上の収容延長は、犬舎内の衛生確保、収容動物の適正な管理に支障をきたすおそれがあることから、譲渡を希望される方は、掲載から一週間以内に引き取りを完了していただくようお願いします。
注)保健所で譲渡先が見つからなかった犬猫は、県動物愛護センターに移送され、譲渡適性判断を行います。
動物愛護センターでの取組
正しい飼い方について、山口県内で地域のリーダーとして活躍していただく方を増やしていくために、保健所から移送された犬猫を、健康観察等の譲渡適性判断を行った後、希望される方にお譲りしています。
詳しくはこちらをご覧ください。
犬猫の引取り
市町や健康福祉センター(保健所)を窓口として飼えなくなった犬猫を引き取っていますが、犬猫の致死処分を少しでも減らすため、引取りした犬猫の譲渡を行っています。
授乳等が必要な幼齢な犬猫は、譲渡が困難なことから、自力で餌が食べられる月齢(おおよそ1か月)になるまで、持ち込まれないようお願いします。
飼えなくなった犬・猫の引取りについて(2021年11月2日更新)
犬の捕獲・抑留
健康福祉センター(保健所)では、狂犬病予防法又は県飼犬等取締条例により、住民の安全確保や狂犬病予防のため、捨て犬や放し飼いされている犬の捕獲を行っています。
県内の一部の地域では、心ない飼主が遺棄したり、遺棄された犬へのむやみな餌やりにより犬が繁殖し、増加しています。
飼主の方は以下のリンクを参考にして適正飼養に努め、飼犬・飼猫が一生を終えるまで、責任を持って飼育しましょう。また、動物をかわいそうと思う気持ちは分かりますが、むやみな餌やりが結果として不幸な命を増やし、近隣の住民に迷惑を掛けています。むやみに動物に餌をあげることはやめましょう。
ペットと快適に生活するために(2017年1月6日)
地域猫活動
地域猫活動とは、飼主のいない猫による地域内の様々なトラブルを「地域の環境問題」として捉え、地域住民が主体となって、トラブルの解消を図る取組のことです。
地域で決めたルールに基づいて、飼主のいない猫を適切に飼養管理し、繁殖制限をすることで、今いる頭数以上に数を増やさず、一代限りの生を全うさせる活動のことです。
しっちょる?やっちょる?地域猫活動(2021年11月8日更新)
犬猫の引取り等の状況
平成22年度から令和5年度までの山口県内(下関市を除く)の犬猫の引取り等の状況は以下のとおりです。
令和5年度は保健所に収容された犬猫の譲渡について、動物愛護団体等をはじめとする多くの皆様のご協力があり、犬猫の処分数は平成27年度に比べおよそ1/21に減少しました。
今後も引き続き、市町や動物愛護団体、県民の皆様と連携して、犬猫の引取り・処分数の削減に取り組んでまいります。
年度 |
捕獲数 |
引取り数 |
返還数 |
譲渡数 |
処分数 |
---|---|---|---|---|---|
平成22年度 |
1,542頭 |
301頭 |
126頭 |
99頭 |
1,618頭 |
平成23年度 |
1,412頭 |
354頭 |
131頭 |
122頭 |
1,605頭 |
平成24年度 |
1,138頭 |
274頭 |
111頭 |
128頭 |
1,173頭 |
平成25年度 |
1,128頭 |
235頭 |
101頭 |
62頭 |
1,200頭 |
平成26年度 |
1,145頭 |
144頭 |
94頭 |
145頭 |
1,050頭 |
平成27年度 |
1,163頭 |
121頭 |
79頭 |
289頭 |
916頭 |
平成28年度 |
1,359頭 |
77頭 |
77頭 |
1,165頭 |
176頭 |
平成29年度 |
1,548頭 |
63頭 |
99頭 |
1,336頭 |
158頭 |
平成30年度 |
1,450頭 |
44頭 |
77頭 |
1,294頭 |
140頭 |
令和元年度 |
1,503頭 |
40頭 |
86頭 |
1,408頭 |
62頭 |
令和2年度 |
1,350頭 |
14頭 |
75頭 |
1,232頭 |
57頭 |
令和3年度 | 1,113頭 | 27頭 | 83頭 | 1,002頭 | 46頭 |
令和4年度 | 1,070頭 | 8頭 | 72頭 | 974頭 | 35頭 |
令和5年度 | 836頭 | 20頭 | 56頭 | 773頭 | 25頭 |
※ 令和2年度の犬の引取り数には、他県から譲受けた犬を含む
年度 |
引取り数 |
返還数 |
譲渡数 |
処分数 |
---|---|---|---|---|
平成22年度 |
2,617匹 |
0匹 |
18匹 |
2,599匹 |
平成23年度 |
2,694匹 |
1匹 |
28匹 |
2,665匹 |
平成24年度 |
3,007匹 |
2匹 |
31匹 |
2,974匹 |
平成25年度 |
2,639匹 |
6匹 |
25匹 |
2,608匹 |
平成26年度 |
2,744匹 |
3匹 |
40匹 |
2,701匹 |
平成27年度 |
2,354匹 |
10匹 |
85匹 |
2,259匹 |
平成28年度 |
1,992匹 |
1匹 |
1,071匹 |
907匹 |
平成29年度 |
2,032匹 |
9匹 |
1,489匹 |
542匹 |
平成30年度 |
1,825匹 |
6匹 |
1,406匹 |
424匹 |
令和元年度 |
1,663匹 |
4匹 |
1,290匹 |
376匹 |
令和2年度 |
756匹 |
2匹 |
594匹 |
162匹 |
令和3年度 | 475匹 | 3匹 | 328匹 | 140匹 |
令和4年度 | 383匹 | 2匹 | 246匹 | 139匹 |
令和5年度 | 347匹 | 3匹 | 226匹 | 120匹 |
その他関連情報
- 山口県動物愛護管理推進計画を改定しました(2021年3月29日更新)
- 動物由来感染症(ズーノーシス)って何だろう?(2021年7月8日更新)
- 特定動物を飼養される方へ(2020年4月10日更新)
山口県警察本部 生活安全企画課提供
関連リンク
- 山口県動物愛護センター
- 動物由来感染症<外部リンク>(厚生労働省結核感染症課)
- 動物の愛護と適正な管理<外部リンク>(環境省自然環境局)