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離島・柱島

ページ番号:0014123 更新日:2021年11月1日更新

多島海に浮かぶ緑の島-柱島群島 - 岩国市

柱島(はしらじま)

柱島

1 プロフィール

  • 面積 3.13平方キロメートル
  • 人口 108人
  • 世帯数 82世帯
  • 本土からの距離 26.0キロメートル
  • 学校 柱島小学校(休校中)、柱島中学校(休校中)
  • 病院・診療所 柱島診療所

 ※人口、世帯数は令和6年4月1日現在住民基本台帳による。

 問い合わせ先 岩国市地域づくり推進課中山間地域振興室 0827-29-5015

 岩国港の南東約26キロメートルの海上に位置し、多島海の美しい景観の中に浮かぶ島で、一帯は瀬戸内海国立公園の区域に指定されています。
 島内には、多くの神社(柱)が祭られており、これが柱島の名の由来となったといわれています。
 太平洋戦争中は、周辺は連合艦隊の泊地とされていました。このため、戦争末期に、島は米軍による空襲を受けるとともに、多くの機雷も投下されました。
 また、島の南側海域で戦艦陸奥(むつ)が原因不明の爆発を起こし、多くの犠牲者を出すなど、太平洋戦争に関するエピソードの多い島でもあります。
 新鮮な魚や野菜の出荷が行われています。
 島の南端と北端には白砂の浜が広がり、夏季には多くの海水浴客を集めています。

柱島の伝承

赤祢武人生誕の地

高杉晋作らとともに奇兵隊を結成し、一時総督となったことで知られる赤祢武人は、柱島の生まれです。後に高杉晋作らと対立し、処刑されますが、遺骨は島内に持ち帰られました。
島内西栄寺には、今もその墓が残されています。

陸奥爆沈

吉村昭氏の著作で、そのタイトルどおり戦艦陸奥の爆沈について書かれた記録文学です。
島の人々、軍関係者などの証言や当時の記録を基に、事件当時の柱島周辺の状況を克明に描きつつ、原因不明とされる陸奥爆沈の謎に迫っています。

2 柱島に行く

 本土との間には、高速の定期船が運航されています。

本土側定期船乗り場 岩国新港桟橋(JR岩国駅からは、いわくにバスで)

船

 定期船「すいせい」

  • トン数:19トン
  • 旅客定員:70人

 問合せ先 岩国柱島海運株式会社<外部リンク> (0827-22-8786)

3 柱島を見る

戦艦陸奥英霊之墓

戦艦陸奥英霊之墓の画像

 戦艦「陸奥」は、長門型二番艦として建造され、「大和」、「武蔵」が建造されるまでは世界最強の戦艦の一つに数えられていましたが、柱島沖で原因不明の爆発を起こし、沈没しました。
 沈没後に多くの遺体が流れ着いたといわれる「浦庄の浜」には、その遺骨を納めた墓が設けられています。
 毎年6月8日には、この墓前で、遺族等が集まり慰霊祭が催されています。

金蔵山

金蔵山の画像

 柱島最高峰の金蔵山(きんぞうざん)。中世において惣那(くつな)七島を拠点に瀬戸内海で勢力を誇った惣那水軍の城や太平洋戦争時の海軍の見張所が置かれた場所でもあります。
 港のある麓から40分程度で山頂に行くことができ、標高約280メートル付近の展望台からは瀬戸の多島美が望め、空気の澄んだ日は、四国まで見ることができます。

賀茂神社

賀茂神社の画像

 神武東征にゆかりのある神社と伝えられ、神武天皇、五十鈴姫命を祭神とし、他に金毘羅宮、出雲大神など88柱の神々が祭られています。

赤祢武人の墓

赤祢武人の墓の画像

 赤祢武人(あかねたけと)は、柱島の医師の子として生まれました。
 幼い頃から文武に秀でており、僧月性や吉田松陰に学び、高杉晋作とともに奇兵隊創設に尽力し、後に奇兵隊第3代総督を務めます。
 しかし、当時藩政を主導していた俗論派(保守派)と正義派(改革派)諸隊の調停を図ったことで、二重スパイとして疑われることになります。
 さらに、藩論を武力によって統一した高杉晋作と対立し、主戦論からの転換を図った赤祢武人は、裏切者として捕えられ、山口の出合河原にて処刑されました。
 柱島港から少し坂道を登ったところにある西栄寺には、赤祢武人の墓があります。

山口県離島の旅

4 柱島を体験する

浦庄の浜

浦庄の浜の画像

 島の南西部の約1キロメートルにわたる美しい白砂の浜で、海水浴やキャンプに最適です。また、島の南端から続島に向かって延びる州鼻は、風向きによって洲の形や向きが大きく変化します。

島尻の浜

 島の北部の約1キロメートルにわたる美しい白砂の浜で、海水浴やキャンプに最適です。

5 柱島で買う、食べる

郷土料理

 さつまみそ・・・焼魚の白身と味噌をすりつぶして作ります。
 ふわ汁・・・臼などでひいた大豆を布で漉し、その汁を煮立たせ、味噌を加えて作ります。

特産品

 ひじきわかめの乾物
 (問い合わせ先)岩国市漁業協同組合柱島支店 電話:0827-48-2002

6 柱島に住む

 岩国市のUJIターン支援のページ<外部リンク>