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HTLV-1感染症について
HTLV-1感染症とは
HTLV-1は、Human T-cell Leukemia Virus type 1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)の略称で、主にヒトのT細胞に感染します。
このウイルスを保有している方を「HTLV-1キャリア」と呼びます。感染しても多くの人(約95%)は症状がなく、生涯発病しません。
主な疾患
HTLV-1キャリアの一部の人は、成人T細胞白血病・リンパ腫(約5%)、HTLV-1関連脊髄症やHTLV -1ぶどう膜炎/ HTLV -1関連ぶどう膜炎(約0.3%)などの病気を発症します。
感染経路
判明している感染経路は、
・母子感染(主に母乳)
・性感染(体液)
・医原性感染(輸血・臓器移植)
の3つです。国内の輸血用血液製剤は1986年に献血者の抗体スクリーニングが開始されて以降は、輸血による感染はありません。
現在の主な感染経路は、母子感染と性感染です。
最近では、若年層(16~34歳)でのHTLV-1新規感染者が増えているという報告があります。
感染予防
母子感染:母乳を介した感染が大部分で、長期にわたって母乳を与えた場合、子どもの約20%に感染すると言われています。そのため、完全の母乳を断って、人工ミルクで育てることにより、感染を97%程度防止することが可能です。
授乳方法の選択については、産婦人科でご相談ください。
性感染:一度の性交渉で感染してしまうというものではなく、パートナーであっても必ずしも感染する者ではありません。また、キスや唾液による感染はありません。
性交渉による感染予防には適切なコンドーム使用が効果的です。
普通の生活で感染することはありません
HTLV-1は、感染する力がとても弱く、ウイルスに感染した細胞が生きたまま大量に体に入ることで感染します。衣類や食器の共用や銭湯、プールなどの日常生活で感染することはないといわれています。また、くしゃみや咳などでも感染しません。授乳と性交渉(セックス)を除けば、普通の家庭生活や学校・職場等の環境で感染することはありません。
関連情報
・HTLV-1情報ポータルサイト「HoTLiVes(ほっとらいぶ)」(https://htlv1.jp/htlv1_introduction/<外部リンク>)
・国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト(https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/human-t-lymphotropic-virus-type-1-infection/index.html<外部リンク>)

