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おもしろ統計・163 進学!?それとも就職!?高校生の進路状況
163 進学!?それとも就職!?高校生の進路状況(令和7年3月20日掲載)
3月は卒業の季節です。
そこで今回は、2024(令和6)年度学校基本調査の結果から、昨年3月に高等学校(全日制・定時制)を卒業した生徒の進路に関するデータを読み解いてご紹介します。
昨年3月の山口県内の高等学校卒業者数は9331人です。
このうち、大学・短期大学等への進学者数は4537人で、その割合は49%(全国43位)と他の都道府県に比べて低くなっています。
本県の進学率が思いのほか低いことに驚かれる方もいらっしゃるかと思いますが、この調査では高等学校の所在地を基準に集計が行われるため、県内から県外の高校に通学されている生徒さんについては本県の進学者数に反映されていないことに注意が必要です。
一方、高等学校卒業者数に占める就職者の数は2580人で、その割合は28%と全国平均(14%)の2倍で全国1位となっています。
さらに、就職者数のうち製造業に就職した人の割合は53%と全国平均(40%)を大きく上回っており、広島県や福岡県などの近隣県と比べても突出していることが分かります。
これは、本県の産業構造の特徴である第2次産業の構成比率が高いことが産業別の就業者比率にも明確に表れたものと考えられます。
また、県内・県外別の就職者数をみると、県内に就職した人の割合は83%と全国平均(82%)とほぼ同様の状況となっています。
終わりに、今回ご紹介した高等学校卒業者の進路状況のほか、24年度学校基本調査の結果を統計分析課ホームページに掲載していますので、ぜひご覧ください。
163 進学!?それとも就職!?高校生の進路状況(令和7年3月20日掲載) (PDF:134KB)