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おもしろ統計・161 統計から見た山口県のスポーツ
161 統計から見た山口県のスポーツ(令和7年2月20日掲載)
寒い冬の季節は運動不足になりやすいと言われていますが、皆さんは普段、どのようなスポーツをされていますか。
今回は2021年に実施された「社会生活基本調査」から、山口県民のスポーツ活動について、10歳以上の人口に占める過去1年間に該当する種類の活動を行った人の割合(行動者率)を比較して本県の傾向を見てみましょう。
山口県民のスポーツの行動者率は63.2%で全国平均の66.5%を下回っており、順位でいうと27位と平均的に運動をしている様子です。
内訳を比較すると「つり」が11.2%で全国4位となっており、さすが「三方を海に開かれた県」といったところです。なお、1位は広島県、2位は愛媛県ですので、瀬戸内海に面した県は「つり」が人気なのかもしれません。
また山口県で一番行動者率の高い「ウォーキング・軽い体操」は、41.2%で、全国22位と平均的です。1位は東京都、2位は神奈川県、3位は千葉県ですので、大都市圏の住民は通勤以外にも「歩く習慣」がある方が多いのですね。
全国平均との差が顕著なスポーツとしては、サイクリングが行動者率5.7%で全国34位、水泳が行動者率3.6%で全国44位などが挙げられ、これらのスポーツは山口県ではあまり盛んではない様子です。
社会生活基本調査は5年ごとに行われており、私たちの1日の生活時間の配分と1年間の自由時間における主な生活行動について調査しています。スポーツの他にも、趣味や娯楽、ボランティア活動など、いろいろな行動別のデータを見ることができますので、ご興味のある方は県統計分析課や総務省のホームページから、ぜひご覧ください。
162 統計から見た山口県のスポーツ(令和7年2月20日掲載) (PDF:320KB)