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おもしろ統計・155全国家計構造調査が始まります
155 全国家計構造調査が始まります(令和6年7月18日掲載)
皆さんは、お買い物の際、クレジットカードや電子マネーといった現金以外でのお支払いをされたことがありますか? スマートフォンの普及や店舗での電子決済の拡大などによって、キャッシュレスでの支払いは年々増加しています。
総務省が2019年に実施した全国家計構造調査によると、世帯の消費支出のうち「クレジットカード、掛買い、月賦、電子マネー」による支出の割合は26.5%で、前回2014年の調査から5年間で8.9ポイントも増加したそうです。
都道府県別にみると、千葉県が31.2%と最も割合が高く、以下、神奈川県、東京都と続きます。逆に、最も割合が低かったのは鹿児島県の14.9%で、全体的に九州地方で割合が低くなっているようです。
一方、山口県は23.6%(全国25位)で、全国に比べて現金による支払いの割合が多い結果となっています。
このような世帯別の購入行動や家計収支の状況などを調査するために、令和6年全国家計構造調査が今年の10月から11月までの間、全国で約9万世帯を対象に実施されます。
山口県では、全ての市と平生町の13市1町で実施され、世帯ごとの消費や所得、資産および負債の状況など家計の実態について詳しく調査が行われます。
この5年間に、ますますキャッシュレス化は進んだ実感があるので、今回の調査によって、クレジットカードや電子マネーによる支払いの割合がどれだけ増えたのか前回の結果と比較してみるのも面白そうです。
8月以降、調査員が各世帯を訪問した際には、調査にご協力をお願いいたします。