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おもしろ統計・151パン屋さん、よく利用されますか?
151 パン屋さん、よく利用されますか?(令和6年3月21日掲載)
焼きたての良い香りで、パン屋さんに引き寄せられた経験はありませんか。
パンには、「総菜パン」や「菓子パン」などのジャンルがありますが、近年はマリトッツォやフルーツサンド、高級食パンなどのパン商品が注目されました。また、カフェやイートインスペースが併設され、焼きたてのパンをその場で楽しむことができる店舗も増えている気がします。
今回は、その山口県のパン小売業の状況について、近年の推移を総務省、経済産業省の「経済センサス―活動調査(卸売業、小売業)」結果を県統計分析課が独自集計した「山口県の商業」を使って調べてみましょう。
グラフを見てみますと、事業所数は、平成24年と比べ平成28年は増えていますが、平成28年、令和3年では増えていません。
年間商品販売額については、平成23年から令和2年の10年間で約1.8倍になっており、消費者の需要が伸びていることが分かります。
これは、食生活の欧米化や、働き方の多様化などにより家族でもバラバラの時間に食事を取るようになったというようなライフスタイルの変化、新型コロナウイルス禍における巣ごもり需要の高まりなどが要因かもしれません。
「経済センサス―活動調査」は、全産業分野の経済活動を同一時点で調査しているため、全国および地域の状況を的確に把握できることから、各種行政施策の立案などにも利用されているほか、企業の経営計画の資料としても活用されています。
調査結果をホームページで公表しておりますので、ぜひご覧ください。