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おもしろ統計・147ウェイト…何が思い浮かびますか
147 ウェイト…何が思い浮かびますか (令和5年11月16日掲載)
「ウェイト」というと、ウエイトリフティングや体重などが思い浮かぶ方が多いと思いますが、鉱工業指数でも「ウェイト」が使われます。
山口県鉱工業指数は、県内で生産される主な鉱工業製品の生産・出荷(約220品目)・在庫(約160品目)の数量を毎月調査し、それらを21業種に分類して集計した指数や、全品目を集計した指数などを公表しています。「指数」とは、基準年の平均の生産量等を100として当月の生産量等を比率で表したものです。
ここに示した図は、山口県鉱工業指数のうち生産指数の全体とピックアップした3業種のグラフを示しています。
化学工業の月々の上下変動と全体の変動はよく似た動きをしていますが、業務用機械工業は今年に入って上昇基調にあり、全体の動きは異なっています。ここで「ウェイト」が関わってきます。
鉱工業指数で用いられるウェイトとは基準年における鉱工業全体に占める品目ごと・業種ごとの構成比です。品目の指数から業種ごとの指数、全体の指数を計算するときには、ウェイトを考慮して加重平均で算出します。
本県では、化学工業が全体の約35%、輸送機械工業が約25%と大きなウェイトを占めており、これらの業種の変動は全体の指数に大きな影響を及ぼします。一方、業務用機械工業のウェイトは約1%と小さいことから、全体への影響は目立ちませんが、ウェイトに応じて反映されています。
山口県鉱工業指数をホームページで公表しております、どうぞご覧ください。
147 ウェイト…何が思い浮かびますか (令和5年11月16日掲載) (PDF:445KB)