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おもしろ統計・133山口県と東京、物価は違うの?
133山口県と東京、物価は違うの?(令和4年9月15日掲載)
円安や紛争の影響もあり、食料や電気代、ガソリンなどが値上げされ、家計を直撃しています。
山口市の直近(令和4年7月)の消費者物価指数(総合)は103.0で、全国の102.3を0.7%上回っています。
消費者物価指数は同じ地域内での変化を表すもので、山口市は全国に比べ、昨今の物価の上昇率が高いと言えます。
しかし、山口県の元々の物価が高いかどうかはこれでは分かりません。総務省統計局は地域別の物価の差を明らかにするため、年に1度、消費者物価地域差指数を公表しています。
令和4年6月に公表された令和3年の山口県の指数(総合)は全国平均を100として、100.0でした。山口県の物価は全国平均とほぼ等しいのです。なお、最も高かったのは東京都、最も低かったのは宮崎県でした。
費目別に見てみますと、「食料」は東京都に比べ山口県は0.2%低い水準にとどまり、ほとんど差がありません。
「住居」は東京都が突出して高く、家賃の高さがうかがえます。山口県は全国に比べ約6%低く、中国地方では最も高くなりました。
次に「光熱・水道」は、山口県が東京都に比べ約16%高くなっています。一般的な世帯の使用量(令和4年6月、月額)において、山口市の電気代は東京都特別区部と比べ千円程度安いのですが、ガス代は3千円程度、水道代は400円程度高くなっています。
詳細は総務省統計局のホームページで公表されています。ご興味のある方はぜひご覧ください。