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おもしろ統計・知っちょる?統計やまぐち111「急速に広がるネット社会」
近年、インターネットは私たちの生活になくてはならない存在となっています。ネットショッピングや音楽・映像配信サービス、事業所向けのクラウドサービスなどの利用者は数多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は「経済センサス基礎調査・活動調査」および、その前身の「事業所・企業統計調査」を基に、2001年から16年までの全国と本県のインターネット付随サービス業(インターネットを通じた情報サービス関連事業)の事業所数について推移を調べてみました。
グラフを見ると、01年から09年まで、全国と本県で規模は異なるものの、事業所数がともに右肩上がりに増加しています。これは、01年以降、通信の定額常時接続が普及したことでインターネットが身近になったことが要因の一つと考えられます。
その後、リーマンショックや東日本大震災などによる景気悪化の影響から12年に一時減少しますが、この頃からスマートフォンの普及率が急激に伸び始め、全国の値は14年以降再び増加します。本県では総事業所数が減少する中で健闘を見せ、インターネット付随サービス業の事業所数はおおむね横ばいを保つ結果となっています。
01~16年の約15年間を見ると、どちらも数倍に増加しており、社会におけるネット事業拡大の一端を見ることができます。
このグラフの続きは令和3年の経済センサス活動調査で明らかになります。来年お手元に調査票が届きましたら、調査へのご回答をよろしくお願いいたします。