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令和6年度「明日にきらめけ!維新アカデミー事業」第4回を開催しました
県内の専門的分野で活躍している憧れの大人との協働的な学びにより、ふるさと山口への誇りと愛着を高めるとともに、子どもたちの目指す目標に向けて志を高め、「自らのキャリアを構築する力」を育成する令和6年度「明日にきらめけ!維新アカデミー事業」小・中学生のためのキャリア講話・ワークショップ第4回を開催しました。
1 プログラムの概要(職業:山口大学教授)
(1)日時
令和6年11月16日(土曜日)13時30分~16時
(2)活動場所
山口県セミナーパーク
(3)内容
・職業:山口大学教授、山口大学研究推進機構 応用衛星リモートセンシング研究センター長
・ 講師:長井 正彦(ながい まさひこ)氏 (山口大学教授)
・ 講話テーマ:夢見る世界を創造する宇宙利用のこれから
・ WSテーマ:宇宙を利用した新しいサービスを考えてみよう
2 参加者
小学4年生~小学6年生 15名
3 プログラムの様子
(1)講話
【テーマ】夢見る世界を創造する宇宙利用のこれから
講師から、東京大学で博士号を取得後、JAXA(宇宙研究開発機構)での研究員等を歴任し、現在は山口大学教授として地方の大学から世界と戦える最先端の研究を行ってきたキャリアについて、お話をいただきました。
また、山口大学応用衛星リモートセンシングセンターでの研究活動では、JAXAをはじめとした国内外の宇宙機関等と連携した衛星データの解析や活用を行っていることや、これらの活動費は税金から拠出されているので、国民に有益な情報(デ ータ活用によって得られたもの⇒例:天気予報、防災情報等々)を還元しなくてはいけないというお話もされ、仕事に対する使命感の理解や子どもたちがキャリアを考えるきっかけづくりとなりました。
(2)ワークショップ
【テーマ】宇宙を利用した新しいサービスを考えてみよう
グループごとにアイスブレイクで緊張をほぐした後、衛星から撮影された地上の動画を観察し、その気づきを付箋紙に書き出しリストアップしていく活動を行いました。講師からは「他人の意見を否定しない」、「なるべくたくさんアイデアを出す」という注意点が与えられた結果、多いグループでは60以上、少ないグループでも20以上のアイデアが生まれました。その後、グループ内の上級生がリードしながら似ている気づきをまとめてグループ化し、その中から1つを選び、顧客価値連鎖分析として「誰」と「誰が」、「どんな価値」をやり取りしているかに注目した分析を行いました。最後に選んだ1つのアイデアについて分析結果とともに発表を行いました。
4 参加者の声(プログラム後の感想より抜粋)
・今日は「人工衛星」の事や宇宙のことを教えてくださり本当にありがとうございました。とてもおもしろかったです。難しいこともありましたが、たくさん学べてうれしかったです。
・はじめは宇宙のことしかやらないと思っていたけど、それをつなげて社会に役立つ物を考えるのがすごいと思いました。
・人工衛星をみてとてもいろいろな発見や疑問がありました。
・ふせんでいろいろみつけたことを書いて貼ったり、最後の発表などが楽しかったです。
・わたしは宇宙とかのことをぜんぜん知らなかったけど、みんなと考えるとできました。