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新型コロナウイルス感染症関連情報・県民の皆様・企業の皆様へのお願い(令和2年10月7日)

ページ番号:0011495 更新日:2020年10月7日更新

 県民の皆様・企業の皆様には、新型コロナウイルス感染症の拡大を予防する「新しい生活様式」の実践に日々ご努力いただき、心から感謝を申し上げます。

 県内の感染者数は、9月末に200人を超えましたが、最近では、断続的に新規感染者が数件発生しているものの、感染状況は比較的落ち着いてきています。

 しかし、これからの時期は、季節性インフルエンザの流行期です。インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は、症状での判別が難しく、両方を疑って検査や治療を行う必要があることから、今後、発熱を訴える方が急増した場合には、医療機関の負担が大幅に増加し、医療サービスの提供に支障を来すことも懸念されます。

 このため、県では、医療・検査体制の充実に向けて、市町や郡市医師会等の協力のもと、県民の皆様がかかりつけ医など身近な医療機関で相談や検査、診療を受けられる体制を、10月中を目途に整備し、8圏域ごとに1カ所以上の設置を目指していた「地域外来・検査センター」も、設置箇所を14市町14カ所にまで増やす予定です。

 また、インフルエンザ流行期に想定される1日最大約4,000人の発熱患者に対応できるよう、保健所への自動遺伝子検査装置の導入や民間検査機関との連携等により、PCR等検査体制を拡充するとともに、抗原検査の積極的な活用を図っていくこととしています。

 さらに、インフルエンザの流行を抑え、新型コロナウイルスとの同時流行を防止するため、インフルエンザにかかりやすい生後6カ月から小学生以下の子どもが無料で予防接種を受けられるよう、必要な経費を県が全額負担し、流行の中心となる子どもたちの感染予防にしっかりと取り組んでまいります。

 県民の皆様には、今後も「新しい生活様式」の実践を継続し、密閉・密集・密接のいわゆる「3密」となる場所を避け、「人と人との距離の確保」「マスクの着用」「手洗いの励行」をはじめとした基本的な感染対策の徹底をお願いします。外食の際には、県が実施している「新型コロナウイルス対策取組宣言飲食店応援制度」を参考にされ、感染防止対策に取り組み、安心のできる県内の飲食店をご利用ください。

 また、県をまたぐ移動については、本県からの情報はもとより、移動先の自治体が提供している情報等を確認し、感染リスクが高い施設や感染拡大予防ガイドライン等に基づく感染防止対策が徹底されていない施設の利用は控えるなど、慎重に行動してください。旅行でのお出かけは、「新しい旅のエチケット」を心掛け、是非県内を優先していただければと思います。

 企業・事業者の皆様におかれても、引き続き、業種ごとに策定された感染拡大予防ガイドライン等に則して、在宅勤務(テレワーク)やテレビ会議の活用、透明間仕切り等の設置、混雑時の入店制限など、感染拡大防止のための適切な対策を徹底されるようお願いします。

 そして、すべての皆様にお願いです。新型コロナウイルスに感染された方やそのご家族、医療関係者などへの誹謗中傷は、絶対に行わないでください。新型コロナウイルス感染症は、誰もが感染する可能性のある病気です。みんなで力を合わせ、この感染症の危機を乗り越えていきましょう。

 今後は、こうした感染拡大防止と同時に、県内における社会経済活動の一日も早い回復を図っていかなければなりません。県としては、その両立に全力を挙げて取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力を引き続きよろしくお願いします。

 令和2年10月7日

山口県知事 村岡 嗣政