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知事会・日本創生のための将来世代応援知事同盟緊急共同メッセージ
今、世界では、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、多くの人々の健康と生命が脅かされています。感染の拡大を抑え込むためには、人の移動を最小限にとどめ、人と人との接触を抑えることが必要であり、これから本格化するゴールデンウィークが、まさにその正念場となります。
このことを踏まえ、私たち「日本創生のための将来世代応援知事同盟」は、我が国の将来を担う大切な子どもたちや若者たちが、現在の危機を乗り越え、未来に明るい希望を持てるよう、国民の皆様に対し、ここに共同してメッセージを送ります。
~緊急共同メッセージ~
<すべての国民の皆様へ>
子どもたちを守るためにも、特に、ゴールデンウィーク期間中、帰省や旅行などでの都道府県境を越えた移動は、絶対にやめてください。
オンライン帰省を活用し、大切な家族・親戚・友人に会いましょう。
あなたの故郷がなくなることは決してありません。今は閑散としている観光地にも、必ず賑わいを取り戻します。
新型コロナウイルスの感染が終息した後、皆様のご来訪を心からお待ちしています。
<未来を創る子どもたちへ>
学校が休みで、友だちと会えず、さみしい思いをしている児童生徒のみなさん、みなさんのまわりの大人たちも、今、一生けんめいに手ごわいコロナウイルスとたたかっています。必ず以前と同じように、楽しく勉強や友達と遊べる毎日が戻ってきます。
今はつらくても、できるだけ家の外に出ないようにして、人に会うことをさけてください。コロナウイルスに感染しないよう、健康に気をつけながら、家庭での学習にはげんでください。
<明日を担う若者たちへ>
学業やアルバイトが思うようにできず、故郷へ帰省することもできず、苦しい状況にある若者の皆さん。大変な状況が続いていますが、あなたは決して一人ではありません。あなたの家族や仲間も同じようにこの困難と闘っています。今は人との接触を避け、あなたの健康と命を守ってください。
そして準備していてください。現在の危機を克服し、あなたの夢や志を実現するその日のために、今は静かに力を蓄えていてください。
<今を支える大人の方々へ>
家族が新型コロナウイルスに感染したことや、医療従事者であることなどを理由に、いわれのない差別を受けている子どもたちがいます。保護者の感染によって、生活の不安にさらされている子どもたちがいます。
感染者はもとより、医療機関や感染施設の従事者、そしてその方々のご家族を誹謗・中傷・差別することは、絶対にやめてください。厳しい状況の中だからこそ、皆が心を一つにし、一丸となって困難に立ち向かっていきましょう。
私たち知事同盟は、次のような取組を進め、子どもたちの生活の安心・安全を守るために全力を尽くすことを宣言します。
- 現在の環境下においても、可能な限り学びを継続させるため、遠隔教育を積極的に推進するとともに、子どもたちの学習機会を確保するため、9月入学制の導入を含め抜本的な対策の検討を政府に要請します。
- 家族の感染や生活困窮など困難を抱える子どもたちのため、相談・支援体制を充実します。
- これから生まれてくる子どもたちのために、妊婦の皆さんに対して、新型コロナウイルスへの不安を解消しながら安心して出産していただく環境を整えます。
令和2年(2020年)4月28日
日本創生のための将来世代応援知事同盟
子どもたちと未来を新型コロナウイルスから守ろう!日本創生のための将来世代応援知事同盟 緊急共同メッセージ[PDFファイル/283KB]