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おいでませ知事室 「感染拡大防止集中対策」にご協力を
皆さんこんにちは。山口県知事の村岡嗣政です。
山口県は、先月中旬、史上2番目の早さで梅雨入りしました。これからの季節、大雨による災害が発生しやすくなりますので、日頃からの備えを今一度ご確認ください。
さて、新型コロナウイルス感染症については、今も連日、全国で2,000人前後の感染者が発生しており、東京など10都道府県に発令中の緊急事態宣言が6月20日まで延長されるなど、極めて厳しい状況が続いています。
県内においても、4月中旬以降、感染力の非常に強い変異株が猛威を振るい、日常生活の様々な場面でクラスターが発生しています。また、中等症以上の患者が増えており、入院期間が長期化する傾向にあるなど、医療提供体制にも大きな負荷がかかっています。幸い、6月に入ってからは感染が減少傾向にありますが、まだ予断を許す状況にはありません。
このため、県では、これ以上の感染拡大を何としても食い止め、命を預かる医療提供体制を守るため、6月20日まで「新型コロナ感染拡大防止集中対策」に取り組んでいます。県民の皆様、企業の皆様には、日常生活や経済活動など様々な場面でご不便やご苦労をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
こうした中、感染症対策の切り札として期待されているワクチンの接種が本格化してまいりました。本県では、県・市町・関係機関が一丸となって、いち早く接種体制の構築に取り組んできたこともあり、高齢者へのワクチン接種率は、現在、全国でも上位に位置しています。
今後は、一般の方への接種も順次開始されます。ワクチン接種が進んでいる国では、感染者数が大幅に減少し、日常生活上の制約が緩和され始めました。本県でも、早くこうした状態にしていかなければなりません。そのため、県においても、新たに集団接種会場を県内3か所で開設し、6月下旬からの毎週土日に、接種を行うこととしました。県では、引き続き、市町や関係機関と緊密に連携しながら、接種の加速化を図ってまいります。
また、私は、先日、県議会と共に、国への要望活動を実施し、感染防止対策や落ち込んだ地域経済を引き上げる取組を強力に進めるための支援を強く要請しました。今後、対策のさらなる充実・強化を図り、県民の皆様が安心して生活できる日が一日も早く迎えられるよう、全力で取り組んでまいります。
危機的な状況の克服に向け、今が正念場となります。県民の皆様、企業の皆様には、引き続き、県の対策にご理解・ご協力を賜りますようお願いいたします。
西村康稔経済再生担当大臣へ要望