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おいでませ知事室 ~新しい時代の新たな県づくりに向けて~
皆さんこんにちは。村岡嗣政です。
今年度は、天皇陛下が今月30日に御退位され、翌5月1日には皇太子殿下が御即位されます。
今月1日には、多くの皆さんが注目する中、「平成」に代わる新たな元号「令和」が発表されました。今、山口県庁近くの一の坂川や香山公園などでも桜が満開になり、新たな元号の発表を祝っているようです。
この「令和」という元号は、今回、初めて日本の最古の歌集である「万葉集」の、花の歌の文言から引用されています。
初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭蕉珮後之香
【現代語訳】
初春のめでたい月に、天気も良く風は和らぎ、
梅はおしろいのように白い花を開き、蘭は香のように薫っている。
【英語での表現】
Beautiful Harmony (美しい調和)
そして、この「令和」には、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められ、また、その言葉の響きもとても美しく、素晴らしいと感じており、これから迎える新しい時代が、平和で穏やかに、皆さんが夢や希望をもって暮らせる、そうした時代になってほしいと心から願っています。
そして、「令和」という新しい時代の山口県を、安心と希望に満ちあふれたものに必ず創り上げていく、そうした強い決意をもって、新たな県づくりを、しっかりと進めていきたいと考えています。
人口減少をはじめ本県を取り巻く環境は厳しさを増し、IoT、AI等による第4次産業革命など、大きな変化の流れの中に、私たちは今います。
こうした目まぐるしい変化にもしっかりと目を見開いて、困難な課題に真正面から向き合い、新しい時代の新たな県づくりに挑戦していくことで、様々な可能性が開かれ、大きな困難を乗り越えていく、そうした道も切り拓かれていくと考えています。
今年度は、新たな総合計画である「やまぐち維新プラン」に掲げる取組を本格化していく重要な年です。本県には、優れた産業の集積や、素晴らしい観光資源など様々な魅力、他県に負けない「強み」と「潜在力」があり、これを活かして、確かな成果を上げていくための施策を積極的に展開し、「産業維新」「大交流維新」「生活維新」の「3つの維新」を力強く推進していきます。
新しい時代を迎える中、私自ら先頭に立って、「活力みなぎる山口県」の実現を目指して、積極果敢に挑戦してまいりますので、県民の皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願いします。