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知事発言集・平成30年公務始め式・知事訓示

ページ番号:0011299 更新日:2018年1月4日更新

 皆さん、明けましておめでとうございます。年末年始、それぞれ英気を養われたことと思います。

 今年、平成30年は、明治改元から150年という節目の年を迎えます。
 今、山口県をはじめ、日本の地方は、人口減少、そして少子高齢化、これに伴います様々な課題、困難に直面しています。また、先行きも大変不透明な国際情勢、そうした状況にもあります。
 150年前、我が国は、欧米列強が迫って来る大きな危機を、国として迎える中で、国の形を変えて、そしてわずか50年余りという大変短い期間で近代化を成し遂げました。その原動力となったのは、先人たちの高い「志」と「行動力」です。
 150年後の今、我々は、形は違えど、大変な困難に直面しています。
 しかし、「明治維新胎動の地」であるこの山口県であればこそ、高い「志」、そして「行動力」で、是非ともこの困難を突破していきましょう。
 私は、新たな維新をこの山口県から起こし、直面している多くの困難を突破して行くために、「産業維新」「大交流維新」「生活維新」の「3つの維新」に挑戦していきたいと考えています。
 どうか皆さんにも、活力ある県づくりに向けて、大いに力を発揮していただきたいと思います。

 こうしたことを念頭に、私から4点お願いしたいと思います。

 まず、今年、維新150年の中核イベントとして実施する「山口ゆめ花博」についてです。
 これは、明治150年プロジェクトのまさに中核イベントであり、本県の新たな150年に向けたスタートイベントとなります。
 9月14日の開催まで253日となりました。開催に向けてしっかりと準備を進め、これまでにない感動と驚きを発見できるイベントとして、県内外から多くの方にご来場いただいて、全国に向けて山口県の新たな魅力と活力を発信していきたいと思います。
 この「山口ゆめ花博」を必ず成功させ、それにより明治150年から始まる山口県の新たな150年のスタートを切り、未来に向けた「県づくり」「人づくり」に取り組んでいきたいと思います。
 職員の皆様には、「山口ゆめ花博」の開催意義を十分に理解して、その上で、このゆめ花博の成功に向けて、庁内に設置している推進本部の各部会において、開催準備に遺漏のないよう、しっかりと取り組んでいただきますようお願いします。

 次に、チャレンジプランの取組強化についてです。
 皆さんにもたいへんご努力をいただき、チャレンジプランの123に及ぶ指標も8割以上が達成見込みとなりました。そうした中で、目に見える成果も現れつつあります。
 プランの残り期間はあと3か月になりました。目標達成が可能なものについては、これを必ず達成できるように取り組んでいただき、そこに至っていないものは、可能な限り目標に近づけるよう、改めて取組の強化をしていただきたいと思います。
 また、目標の達成とともに、取組を進める中で現状や課題について分析し、課題解決のための効果的な手法についてしっかりと検討を行うなど、現在やっている取組、これをさらに今後の取組、また「県づくり」にしっかりとつなげていくことができるように、意識を持って是非取り組んでいただきたいと思います。

 次に、3点目、行財政構造改革の推進についてです。
 昨年4月から、「行財政改革統括本部」を中心に、あらゆる事業の徹底した見直しなど、全庁を挙げて行財政構造改革に取り組んでいるところです。
 この改革を実現するためには、来年度予算編成を通じ、取組を確実に具体化し、実行に移していかなければなりません。
 今年は、この改革の実現に向けた、大変重要な年になります。山口県の将来を支える、揺るぎない行財政基盤を築き上げるため、職員一人ひとりが、この改革を必ず成し遂げる、そうした気概を持って、行財政構造改革に積極果敢に取り組んでいただくようお願いします。

 最後に、危機管理についてです。
 昨年は、本県では幸いにも大きな災害は無かったわけですが、北朝鮮による弾道ミサイルの発射など、これまでにない危機管理が求められる、そうした時代になったと思っています。
 県民の安心・安全の確保は、県政を進めていく上で、基本の部分です。皆さんには、どのような事態にも迅速に、そして的確に対応できるように、常日頃から、情報の的確な収集・管理、また色々なシミュレーションもしながら、危機管理に徹底して取り組んでいただくようお願いします。

 最後に、職員の皆さんには、「活力みなぎる山口県」の実現に向けて、それぞれの仕事で、是非創意と工夫を重ねて、積極的にチャレンジをして、様々なことに果敢に挑戦していただきたいと思います。そのことを重ねてお願いしまして、私の年頭の訓示といたします。
 今年も頑張っていきましょう。