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おいでませ知事室 中山間地域を元気に!
皆さん、こんにちは。村岡嗣政です。
緑が日に日に鮮やかさを増し、吹き抜ける風に初夏の匂いが感じられるさわやかな季節になりました。この時期は家にいるのがなんだかもったいなく感じられ、青空の下で子ども達と走り回りたい気分になります。
幸いなことに、私達の住む山口県は、大変豊かな自然に恵まれています。そして、その地域の中では、人々の生活に根ざした特徴ある歴史、文化が息づいています。
県では、こうした各地域の特徴を活かし、野菜の収穫や漁業などの農林漁業体験、カヌーやトレッキングなどの山・川・海での自然体験、わらじづくりやそば打ち体験など田舎ならではの体験交流プログラムといった、その地域の魅力を高め、「住む人」「訪れる人」がともに交流し、ゆっくりと楽しむ「やまぐちスロー・ツーリズム」を進めています。
県民の皆様には、行楽に絶好なこの時期、ぜひ各地にお出かけいただき、ふるさと山口の魅力を再発見していただきたいと思います。(詳しくは、ガイドブック「やまぐち田舎遊びBOOK2014」<外部リンク>やインターネット「田舎体験に行こう!やまぐちスロー・ツーリズムweb」<外部リンク>をご覧ください。)
このように多彩な魅力にあふれている本県の中山間地域ですが、一方で、過疎化、高齢化が進行し、地域によっては、集落機能の維持が難しくなるなど、大変厳しい状況にあります。
そのため、私は、互いの絆を大切にし、支えあう、「底力のある地域」を創ることを政策の柱の一つに掲げ、中山間地域の活性化を進めることとしています。その一つの取組として、このたび、中山間地域づくりに関心・意欲を持つ県職員からなる「県庁中山間応援隊」を創設することとしました。
6月からは、職員が直接現地に出向いて、地域の将来計画「夢プラン」の実現に向けた取組を中心に、地域資源の発掘・再生や特産品等の開発、都市住民との交流イベント、竹の伐採や草刈り等の里山再生活動などの取組を応援してまいります。
私も、応援隊長として、現地に赴き、直接、お手伝いをしたいと考えています。
「底力のある地域」の創造に向け、今後とも、中山間地域の活性化に全力で取り組んでまいりますので、皆様のご理解・ご協力をお願いします。