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おいでませ知事室 「東日本大震災復興支援」おいでませ!山口国体・山口大会
咲き始めたあじさいの花に夏の訪れを感じる季節になり、本県を舞台に開催する「おいでませ!山口国体」、「おいでませ!山口大会」まで、いよいよ100日余りと迫ってまいりました。
このたびの東日本大震災は、東北地方を中心に、未曾有の被害をもたらし、その影響は、全国に及んでいますが、国民体育大会の歴史を紐解けば、戦後の荒廃と混乱の中で、スポーツを通じて、国民に、とりわけ青少年に、勇気と希望を与えようと、昭和21年に第1回大会が開催されたものです。私は、こうした国体の原点に立ち返り、両大会を、被災地と全国に向けて、勇気と希望、そして元気を送る大会としたいと考えています。このため、共催者である、国、日本体育協会に対し、「たちあがれ!東北 がんばろう!日本」を合言葉に、復興支援の大会として開催することを提案してきました。このたび、両大会の冠称が、「東日本大震災復興支援」に決定いたしましたが、これから、併せて、被災地選手団の参加の支援など、共催者との協議や連携を進め、全ての関係者が、知恵を出し合って、復興のエールを送る素晴らしい大会にしていきたいと思っております。
また、両大会の成功に向けては、県民総参加の大会としていくことが何よりも重要ですから、これまで、ボランティアの研修や、花いっぱい運動、クリーンアップ運動などの国体県民運動を進めてきました。これから、本番に向けての機運を高めていくため、6月26日から、「ラストスパートキャンペーン」を行い、チームやまぐちの応援や、来県者への歓迎の取組みなどを一層進めてまいります。
県民の皆様には、こうした「山口のおもてなしのこころ」を伝える取組みや、競技会場での観戦・応援などに、一人でも多くの方々に参加していただきますようよろしくお願いします。そして、選手と県民が一つになって喜びを分かち合い、県民総参加の大会として成功させていくことにより、これまで培ってきた「県民力」と「地域力」を更に高め、将来の県づくりにつなげていきたいと考えております。