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おいでませ知事室 県民の皆様へ(平成22年 (2010年) 1月 1日)
明けましておめでとうございます。
「おいでませ!山口国体」、「おいでませ!山口大会」を1年後に控え、今年は両大会の成功に向けて万全の準備を進め、気運をさらに大きく盛り上げ、山口県の将来の発展につながるような明るい年にしていきたいと考えています。
さて、今もなお厳しい経済・雇用情勢が続き、国政では、民主党を中心とする新政権の誕生により、国の政策のあり方等に大きな変化が生じています。新政権が打ち出している「地域主権国家」の確立に向け、地方は今、その自立的な発展に向けた大きな転換期にさしかかっています。
こうした中、山口県が将来にわたって確かな存在感を発揮し続けるためには、地方分権時代を生き抜くしっかりとした基盤づくりを進めていく必要がありますことから、現在、県政運営の指針である「住み良さ日本一元気県づくり加速化プラン」に基づく取組を着実に進めています。
中でも、私は、県民の皆様の安心・安全を守ることが何よりも重要と考え、「ドクターヘリの導入」や「学校等の耐震化の推進」など、安心・安全基盤の強化に向けた取組を加速化しています。さらに、昨年の「7月21日豪雨災害」を通じて得た教訓から、今後の防災対策を一層強化していくための新たな対策も近くとりまとめることとしています。皆様も、常日頃から対応や準備をしっかりと行っていただきますようお願い申し上げます。
また、将来にわたって山口県を元気にしていくためには、県民の皆様の知恵と力を結集した「県民力」と、地域の存在感を発揮する「地域力」を高めていくことが重要です。「山口きらら博」「国民文化祭やまぐち」の成功で「ホップ・ステップ」と高まってきた「県民力」「地域力」ですが、今まさに「山口国体・山口大会」に向けて「ジャンプ」する時を迎えています。
今年は、競技ごとのリハーサル大会が県内各地で実施され、国体県民運動として、花いっぱい運動やボランティアによる心のこもったおもてなしの取組等を進めてまいります。また、山口国体での総合優勝を目指し、私も競技力向上対策本部長として、やればできるという精神で頑張りますので、皆様の一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
厳しい状況が続き、一方で変革への期待感もある新たな年の始まりです。今年は寅年ですので、私も虎のような速さ、力強さ、行動力で、この1年間、自ら先頭に立ち、「住み良さ日本一の元気県」の実現に全力で取り組んでまいりますので、皆様の一層のご理解とご協力をお願いします。